きび砂糖が好きです

お菓子作りをする上で、私が大好きな食材があります。それは、きび砂糖です。

さて先日、お世話になっている「すたーとあっぷきっちん」木村さまの投稿を拝見していると「誰に向けて、どの場で、何を書くか。」という内容のお話がありました。その中で、「当たり前のこだわりをていねいに相手に伝えましょう」とあり、そのために「どうしてこうしてるんだっけ?と自分に問いかけてみるのです」というひとつのツールを示してくださっていました。(すたーとあっぷきっちんさんのHP   https://startup-kitchen.com)

私の当たり前のこだわり「きび砂糖」について考えてみます。
砂糖には、黒糖、きび砂糖、三温糖、てんさい糖、上白糖、グラニュー糖、和三盆など、本当にさまざまあります。お菓子作りには一般的に上白糖やグラニュー糖が使われるのではないでしょうか。それは甘みを付けるだけでなく、これらの砂糖の性質が、お菓子によって風味や焼き色をつける上でとてもよい働きをするからだと思います。でも、私はきび砂糖が好き。考えてみました、きび砂糖が好きなわけ。

・上白糖より甘さがやさしいと感じる。これは、精製された上白糖に比べて精製途中のものを煮詰めて作られたきび砂糖には、原料のさとうきびの風味が効いているからです。
・きび砂糖は、上白糖に比べてミネラル分が多いです。健康的なイメージ。でも、てんさい糖にはオリゴ糖が含まれているため、健康的に考えるとてんさい糖でもよいのでは、と思うのですが、なぜか私はてんさい糖は紅茶などにそっと使いたいのです。
・では三温糖はどうなの、と思うのですが、お菓子作りをするときに、しっとり感のある三温糖より、サラサラっと計量できるきび砂糖の方が、なぜかテンション上がるのです。そしてなんというか、きび砂糖の甘味というか味が好き。もはや好みの世界。

うーん、どれも決め手に欠ける気がします。では、角度を変えて、私のお菓子作りに対する当たり前の思いを、自分に問いかけてみたいと思います。

お菓子を作るとき、私は食べた人から「おいしい」と言ってもらえることが、超幸せと思って作ります。食べてくださるひとが、ほんの一瞬、「おいしい」というほんわかした幸せを感じる、そのお手伝いができたらいいな。

でも、おいしさって本当のところ、ひとそれぞれ。私がおいしいと思うものを、みなさんがおいしいと言ってくださるかというと、決してそんなことははありません。ちょっと残念な気持ちになりますが、それでいいのです。
「おいしい」は、その人の育ってきた中で食べた味や、楽しい思い出とそっと対になっていたりします。そのおいしさに勝るものはありません。
みなさまにもこころあたり、ありませんか?

そうそう、私がきび砂糖が好きなわけ、もうひとつ思い当ります。
砂糖の原料になる「さとうきび」の茎を、かじったことありませんか。筋がすごくて、本当に歯がしがしがするのです。とっても甘くみずみずしくて、でも甘いだけではなくちゃんと味がするのです。
私は子どものころに食べて、その甘味に感動し、筋のすごさにびっくりした思い出があります。

そうか、これが私のきび砂糖好きにつながっているのかも!
きび砂糖好きは、思いがけないところにつながっていました。
もしかしたら私のお菓子作りは、「私の好き」が集まったものかもしれませんね。

これからも、大好きなお菓子作りを続けていきたいと、改めて思いました。
そこには、まだまだたくさんある私の大好きなものが、ちらちらと織り込まれていることと思います。いつか、みなさまにお届けできるととても幸せです。

最後に、この文を書くきっかけを与えてくださった、すたーとあっぷきっちんの木村さまに心から感謝をお伝えいたします。


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