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日本の紅茶をご紹介(2018-05-03)

産地も品種も違う三種類の日本の紅茶をご紹介します。

一つ目は、和歌山県白浜町産の紅茶。干し芋と一緒に(^^)

淹れ方。
(1) 急須をお湯で温める。
(2) お湯を捨てて。
(3) ぐつぐつの沸騰したお湯を急須に入れる。
(4) ゆっくりティーバッグを二つ入れる。

濃くなってゆくけれども、それほど青みが出てこない淹れ方。
ただし、苦みがカップ二杯目には出てきた。
少しぬるめで、干し芋といただくといい感じでおいしかった。

おそらく緑茶品種で作られた紅茶と思われる。青みがある。

和紅茶TB、お茶の諏訪園、和歌山市の東ぶらくり丁にて購入。

二つ目は、紅茶品種のべにふうき。
佐護、大石農園のべにふうき対馬紅茶。

緑茶品種のように青い香りがあるのは、少ない。べにふうきの紅茶。

品種の違いで香味の青さは違うし、発酵度によって青さは変わる。
紅茶だからといっても、発酵度が違って、青さを残す場合もあるから。

カップ二杯目、軽い口の中がキュッとする収斂味を感じた。

そうそう、べにふうきは日本の紅茶品種で一番紅茶にされている品種。
栽培されているところも多い。
べにふうき緑茶には抗アレルギー作用があって、花粉症の症状が出る前から引用していると、アレルギー症状を軽減できる。
そういうことが知られるようになって、少し前にブームでべにふうきの栽培が増えたらしい。でも、緑茶としてはそれほど売れなくなって、紅茶にするところが多くなったという歴史的な流れがあるそうな。

とはいえ、美味しい日本の紅茶が増えてくれると嬉しい。

日本の紅茶をたくさんの種類飲んだ経験上、紅茶品種の方が香りと味がしっかりしている紅茶が多いと思う。

少なくとも、この対馬紅茶は香りも味もしっかりしてる。
渋みを感じるので、パンケーキと一緒にいただいた。

カップ三杯目は、えぐみを感じるほど渋みが出たので、ミルクティーにした。
えぐみがまろやかに、青い香りが浮き上がってきた。

2017年10月、東京浅草で行われたシングルオリジンティー・フェスティバルにて、購入。

三つめは、Jastea、紅茶、青、在来。
産地は大分県。

在来なので、特定の品種というわけではなく、その畑で種で育てられた茶畑。

袋を開けて、鼻を近づけたら、軽くすっとした青みの香りがする。

水色が淡い。香り、味ともに、今まで飲んだことのない感じ。
普通に茶葉を計り取っているのだけれども、薄い印象。

紅いもの「かりんとうドーナツ」をかじって、いただくと若干キャラクターを感じるようになったけれども、淡いイメージ。

たぶん、カップ1杯目はお菓子とかの食べ物はなしの方がよさそう。

カップ2杯目、マヨネーズっぽい香りがしてきて、軽い渋みのようなものを感じる。
ただし、ほかの紅茶で感じない香味なので、この在来特有なのかな。
紅茶の香味というより半発酵茶の雰囲気。

再び、紅いもの「かりんとうドーナツ」をかじって、いただくと何となく似合っているような。軽く油脂分を洗い流す感じがする。もしかすると、生クリームのケーキと似合うのかも。

カップ3杯目、しっかりとしたヌワラエリヤのような渋みを感じるけれども、ヌワラエリヤのような香りはしない。
ミルクを加えるタイプではなさそう。

再び、紅いもの「かりんとうドーナツ」をかじって、いただくとだいたい良い感じ。
香りも少し立ったような気がした。渋いので甘いものと一緒にいただきたい。

あべのbase240、基本営業日が月曜の紅茶の店TEASPOTにて購入。
一つ目の白浜町の紅茶以外、「ポットで、お茶っ葉から紅茶を淹れる方法」のいれ方をしました。

日本で作られている紅茶、これからもまだまだ増えていきそうです。
機会があれば、またご紹介したいと思います。

昔書いた和紅茶を紹介する記事です↓。
時代背景が少し古いですけれど、今回の記事と一緒に読むと深みが出ると思います。



日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間「種ノ箱」。 種ノ箱は、昭和三十年代に建てられた大阪玉造の木造長屋の中にある茶の間です。 四畳半のたたみと三畳ちょっとのキッチンがついた和室で、紅茶と日本茶のゆるいセミナーをやってます。