佐々木朗希の「酢の素」

佐々木の完全試合にあおられるように、彼の好物だという地元の味「酢の素」が完売しているらしい。

なんなんだ、酢の素。酢じゃなくて、「の素」がつくのか。

ネットで商品写真をみてみたら、合成酢とラベルに書いてあった。合成酢ってなんだ?

つ 化学的につくられた酢酸や氷(ひょう)酢酸を水で薄め、酢の風味に調味したもの。酢酸酢ともいう。酸味料、うま味調味料、糖類、その他の添加物を加え味をととのえる。醸造酢に氷酢酸を加えた場合も、法律上分類は合成酢となる。合成酢は醸造酢より風味が劣る。

化学的なやつらしい。

「酢の素」のラベルの原材料名をみると、醸造酢が50%、酢酸や食塩、カラメル色素などとある。まるまる化学的でなく、半分はふつうの酢であとの半分が化学的のようだ。商品の説明などをまとめると、大船渡あたりではこの「酢の素」を使うときは4倍に希釈して酢にするのだそうだ。

なるほど。そういうことか。だから酢の素なんだな。カルピスみたいなものだ。希釈して使うから素なんだ。

人によっては希釈せず、醤油みたいに刺身をこれにつけて食べることもあるという。刺身の表面は真っ白になるらしい。

佐々木がこれを好むというのはどういうことなんだろうね。ようは調味料だろう。これでつくった酢の物が好き、みたいな話なのか。

これが発端らしい。

つ ファンの方からの「関東に来て恋しくなった食べ物は?」という質問に対し、「酢の素」と応えた朗希選手。

それ調味料だから。

合成酢についてくわしく調べた方がおられました。甘口醤油圏と合成酢圏がかさなるというのがとても興味深いですね。


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