見出し画像

【僕たちはどう生きるか】人間分子の関係、網目の法則【沖縄の結婚式】

皆さん、こんばんは。先日、永遠の愛の証人になって参りました、谷口です。

さて、今回は数日前に沖縄で行われた友人の結婚式で感じたことをつらつらと書いていきたいと思います。

友人とは同じ大学の同じゼミに所属しており、それがきっかけで仲良くなりました。友人は大学を卒業後、仕事の関係で沖縄に行き、そこで出会った女性とめでたく結ばれました。

沖縄の結婚式

私は友人が本当に少ないので、今回参加した結婚式が初めてでした。それが沖縄での結婚式だったので、なかなかパンチが効いているなと今となっては思います。

その中で、沖縄ならではの出し物がございましたので、2つご紹介します。「かぎやで風節」と「カチャーシー」です。

①かぎやで風節

かぎやで風節とは
沖縄古典音楽の一つ。三線を使う歌曲で祝儀の席や演奏会などの冒頭で使われるもの

です。その歌詞が素敵だったので、ご紹介します。

今日の誇らしゃや
なほにぎやなたてる
蕾で居る花の
露きやたごと

意味合いとしては、

今日の喜びを何とたたえる事ができましょう。まるで蕾の花が朝露を受けて、ぱっと咲き開いた様な心持ちです

という意味だそうです。とても素敵な歌詞ですよね。

さらに、この「かぎやで風節」はお正月用の歌詞もあるそうで、また違う歌詞、違う意味合いがあるそうです。

そして、2つ目が「カチャーシー」です。

②カチャーシー

カチャーシーとは
テンポの速い沖縄民謡の演奏に合わせて踊られる、両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振る踊り。多くは演奏会や宴席のクライマックスとして踊られる。「カチャーシー」は、「かき混ぜる」を意味する沖縄の言葉「かちゃーす」に由来している。

「喜びも悲しみも全てかき混ぜて分かち合いましょう」という意味合いがあるそうです。これもまた素敵ですよね。

この踊りでは男性が手をグーに、女性が手をパーにして踊ります。

手をグーにするのには、自分の家庭を築いて幸せを持ち帰り、絶対に離さないためで、
手をパーにするのには、家庭に幸せを持ち帰り、それを他の人にお裾分けするためだそうです。

「かぎやで風節」も「カチャーシー」も、それぞれ先人の思いがあり、それが今も変わらず行われていると思う心が少し暖かくなりました。

人間分子の関係、網目の法則

そうした沖縄の伝統文化にも触れつつ、私が結婚式を一通り終えて、ぱっと頭に浮かんだのが、「人間分子の関係、網目の法則」です。

これは吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」で主人公コペルくんが考えついた法則の名前です。

人は分子の小さな粒の集合体で、それらが網目のようにつながっている

ということを今回、まさに肌で感じました。

新郎、新婦には元々家族があり、赤の他人である二人が一緒になって、また新しい家族を作り上げていく、またそれだけではなく、友人や周りの人達に支えられて生きているのだ、と改めて思った次第です。

今回の結婚式を通じて、自分の生き方について改めて考える良い機会になりましたし、感じたことは心のメモにしっかり記録したいと思いました。

長々と書きましたが、一言にまとめると「沖縄は最高」ですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

※みんなのフォトギャラリー、ga9jiさんから写真をお借りしました。ありがとうございました。