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無垢木材の効能

①調湿作用
無垢の木には、ある程度まで乾燥すると、周囲の水分を吸放出して自らの水分を保とうとする性質が有ります。例えば周囲の湿度が高い時には空気中の水分を吸収し、空気が乾燥して湿度が低い時には自らの水分を放出することで、常に50%前後の湿度に調節してくれます。これを調湿作用と呼び、木が建材として加工されたのちもしっかりと生きている証拠でもあります。
②リフレッシュ効果
木の家の玄関に、一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香が迎えてくれます。この香りの正体はフィトンチッド。その香りはには、人の自律神経を安定させる効果があります。
スギの香りには脳血流や血圧を下げるリラックス効果が見られ、ヒノキの香りには脳の働きを活発にし認知力や判断力を高める効果が有ります。
③殺菌、消臭効果
フィトンチッドには、殺菌・消臭効果が有り、喘息やアレルギーの原因となるダニの繁殖を抑制する働きがあります。
また、木の持つ調湿作用は湿気を好むカビが発生しにくい環境を作ります。
④断熱性、弾性、吸湿性
人が木肌に触れた時、特にストレスは感じません。これは長時間木に触れていても体温が奪われず、冷たさを感じない為で、無垢の木材の持つ断熱材のお陰です。また歩くための適度な弾性は歩行による衝撃を吸収し疲れにくくしてくれます。夏、汗をかいた足裏の汗の吸収も心地よく、調湿効果があります。無垢の木材は最適な床材だといえるでしょう。
⑤紫外線吸収、音響効果
木を内装材に使った空間は、窓から入り込む有害な紫外線を吸収し、目や肌を保護する効果があります。逆に赤外線はよく反射させるため、人には暖かな色合いとして映ります。
また木材は音を響かせる特性があり、リスニングルームにも適しています。人の視聴覚的にも良好な効果をもたらします。

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