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留学することにした

1年少し前だろうか、6時30分に起き、7時30分から9時まで英会話に行き始めた。
仕事がら、海外で英語で無理矢理レクチャーをする機会に恵まれ、まわりの協力を得ながらなんとか、やり過ごしてきたけれど、そろそろ限界を感じたのが1年前。
妻の「会社の未来をつくるのは、あなたでしょ」の一言で、僕は英会話の学校に、通い始めたのだった。
週に一度、金曜日の朝、1時間30分の英会話の勉強が始まった。
デイタイムで行きたいところだけれども、それだとスタッフにも示しがつかないので、早起きの苦手な僕が早起きを選ばざるを得なかった。

それまでも海外に行っては、
I can’t speak english.
But I can read atmosphere.
と言いながら、なんとなくコミュニケーションをとってはいたけれど、これがプレゼンテーションとなるとそうはいかない。
翻訳家を用意してくれることもあるけれど、大して英語の出来ない僕でも、そこはそうじゃないんだーって思うこともはしばしばで、毎回ちゃんと伝わっていないのではと、やきもきしていた。
下手でも良いから、なんとか自分の言葉で伝えたい、そんな思いも後押しして英会話教室通いを、続けたのだった。

それから一年、間違えた英語を話すことに恥ずかしさがなくなった。
これはかなり大切なことで、間違った英語を話すと日本人は、クスッっと笑ったりするけれど、笑われた本人は、恥をかいたと勘違いして、英語を話すことに躊躇し始めてしまう。
逆に、外国人が一生懸命、日本語を話しているときに、クスッと僕たちは笑うだろうか?
むしろ一生懸命な姿に、なんとか理解しようとしたりするし、むしろ嬉しい気持ちになるのではないだろうか。
間違いに恥じることなく、繰り返し言語を発する事こそが成長への近道であることは言うまでもない。
だからこそ、間違っていても、笑われようとも、英語を話すという意志が芽生えた。

そして毎週金曜日早朝に1時間30分、必ず英語での時間が確保出来たが、レッスンが終わると日常の業務に追われ、復習はおろか、予習をすることさえ出来ない日々が続いた。
このままでは、これ以上の成長は自分の生活リズムを変えない限りは難しいと思い始めた。

そこで一度、自分のおかれている状況を冷静に考えて見ることにした。
週に1回の1時間30分は、1ヶ月で6時間。
2ヶ月で12時間。
つまり1年で6日、海外に滞在したことと同じ程度だ。
このままでは駄目なことが明確。
もちろん、予習復習をすれば良いのだけれど、それが本当にハードルが高い。(仕事のせいにしていては駄目なのはわかるけれど。。)
そこで僕は2018年元旦に、今年は留学することを決めた。
元旦ってすばらしい!
なんかやる気になるよね。

そして数ヶ月が過ぎ、どこの国に行くのか迷っていたときに、友人がマルタ島に留学する話を聞いて、海も綺麗だし、良いかなーくらいの感じで、迷う時間も無駄なので、そのまま友人が行くと言っていたスクールに申し込むことにした。
スタッフや家族の協力もあって、やっと2週間だけれども、集中して英語のスクールに通う時間の確保が出来た。
2週間ということは、一気に日本での英会話教室2年分が確保できると言う事だ!!

そして8月25日、日本から旅立ち、マルタ島に到着した。

海に出かけ存分に遊びたいところだけれど、毎朝8時45分からの授業に備え、多少の予習復習を日々繰り返す、健康的な日々を過ごしている。
27日月曜日から31日金曜日まで、長く感じる5日間終えた。

いまのところは、こんなにも机に張り付いて一日中勉強することが、久しぶりすぎて、夜にはくたくただけど、色々な国と人と話せることは大きな経験になっている気がする。

あと一週間、どこまで成長できるかは解らないけど、ひとつ言える事は、もっと長く滞在して、このまま英語をマスターしてしまいたい。
よく学生のうちになにをしておけば良いですか?と、質問を受けることがあるけれど、今なら言える。

「ぜひ留学して下さい
「そして、世界に友達をつくってください」

ぼくは早速、サウジアラビアのエンジニアと友達になりました。
続きは、また体力が余った時にということで。。


公には出来ないけれど、ここだけで書くことが出来る情報も含めて、皆さんに共有出来ればと考えています。 建築業界の凝り固まった環境を見直しながら、新しい働き方や、経営方法、ブランディングについて綴っていきます。