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なんのための会社理念なのか

スタッフの人数が40人くらいになってくると、ひとつの学級みたいな状態になります。

まるで小学校の帰りの会(ぼくらの小学校では毎日反省会をしてました)のように、小さな問題が沢山あったり、みんなが好き勝手し始めたりしてしまうものです。

それをひとつひとつ、叱ったりすることは互いに良い関係とは言えないので、ぼくはいつも、誰かが問題を起こすと、余計なルールを会社で決めなければならなくなるから、気をつけてねと伝えます。

つまり自主性に期待しています。

そんな自主性に意識的になってもらうために、会社の理念を先日書いてみました。

それをスタッフに伝えることも考えましたが、この会社の理念を社会に投げかけることで、僕たちの考え方に共感してもらえる人がいると言うことを、スタッフに間接的に知ってもらうことで、より自主性をもって行動してもらえると良いなという願いを込めてのことでした。
直接言われるよりも、他の方が同じことを言っていても、心に響くことってありますよね!

"SUPPOSEとは"

わがままで良い
それが社会の役に立つのならば

問いを繰り返すこと
本質にたどり着くために
わかったつもりは、人の成長を止めるから

負荷を好もう
成長の背景には負荷があるのだから

利己的ではなく利他的に
他者の喜びが、自分の喜びになるのだから

大きな声で挨拶をしよう
世界共通のコミュケーションのはじまりは挨拶だから

自分から変わろう
他者は自然界と同じく、コントロールできない存在なのだから

美意識高く
意識が人格を決定づけるのだから

よい生活者を目指そう
生活に意識の高い人が、良い建築家、デザイナーだから

新しいを目指そう
イノベーションの継続の先に伝統があるのだから

自分で考えよう
基準やルールは時代とともにうつろうのだから

出かけよう
そこには思いがけない発見や出会いがあるのだから

食事の時間を共にしよう
たわいもない話も大切だから

感謝しよう
まわりのおかげで、いまがあるのだから

モノを大切に
それをデザインした人がいるのだから

不平不満を慎もう
その言動は自分を否定しているのと同じだから

ありがとうを言おう
有難うは、エネルギー交換だから

数字に戸惑わないこと
数億のアートと石ころは等価なのだから

笑い飛ばそう
笑顔は最高のサプリメントだから

問題を好もう
新しい価値が生まれる時には、問題が隣り合わせだから

出来るをつくろう
出来ないという判断ができるということは、既にある価値観だから

掃除をしよう
良い環境が良い仕事を生み出すのだから

"さん"をつけよう
お施主さん、業者さん、施工者さん
みなさんのおかげで仕事が出来るのだから

伝え続けよう
それによって仲間が増えるのだから


公には出来ないけれど、ここだけで書くことが出来る情報も含めて、皆さんに共有出来ればと考えています。 建築業界の凝り固まった環境を見直しながら、新しい働き方や、経営方法、ブランディングについて綴っていきます。