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ほぼ日の塾とnoteと17歳

5期生の募集に通り、ほぼ日の塾80人クラスに参加してきました。

休み時間に「高校生の方いますか~」と呼ばれて手を挙げたのは、私ともう一人だけ。私たち2人があの場での最年少だったということになります。永田さんに「どうですか?」と尋ねられ、マイクを渡され、「大人の方に負けないよう、頑張っていきたいと思います」と答えたパープルチームの革ジャンの若造が私です。

物凄い濃い時間を過ごさせて頂くことができました。おそらく参加した80人全員が同じように感じると思います。ですから、私は高校生として、あの場で一番の世間知らずとして、未熟者の思いの丈を書いていこうと思います。

まず、ほぼ日乗組員の方々、塾生の方々、塾生OBの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。ほぼ日乗組員さん、ただの高校生のしょうもない質問にも丁寧に答えてくださりありがとうございました。そのときのメモを読み返すと、今もその記憶が昨日のことのように思い出されます。塾生さん、休み時間や食事の時間に皆さんのお話に交ぜて頂きありがとうございました。ぼんやり学生をしていては聞けないようなお話が沢山聞けて嬉しかったです。そしてOBの皆さん、食事の支度や講義に際しての様々な準備、本当に大変だったと思います。夕食がたまらなくおいしかったです。ありがとうございました。

参加している塾生の方は書くことを仕事にしている人がほとんどでしたので、私にとっては乗組員の方々だけでなく、塾生の皆さんも先生でした。講義の合間にも塾生の方のお仕事のことを伺ったり、書くことに対する色々な考えを教わったり、学ぶことばかりでした。皆さんが切実な動機でほぼ日の塾に参加していることを知り、私が来ていい場所だったのだろうか、という思いが何度も頭をよぎりました。けれども、今では高校生のうちに参加できて良かったと思っています。80人を超える先生方に囲まれる空間に丸一日身を置けた、学生としてこれ以上幸せなことはありません。

私は書くことが好きです。というよりも、何かを自分の手で作り上げる達成感が何よりも好きなのです。ですから、書くことも、粘土も、バルーンアートも、その達成感を味わうがために始めたことです。高校生にもなると、将来のことが嫌でも頭に浮かぶようになります。何を仕事にしたいか、そう自分に問うとやはり一番に浮かぶのは「書くこと」です。当然、自分の書いた文章を人に見てもらうということになります。一人パソコンに向かって書き上げた文章を、一人読み返すだけだった自分にはその経験と覚悟が圧倒的に足りないと思いました。だから、ほぼ日の塾に応募しました。選考通過の知らせは高校受験で第一志望校に合格したときくらい嬉しかったです。

80人クラスを終えて、自分が「人に読んでもらうに相応しい文章を書けるようにならなきゃ」と焦っていたことに気づかされました。多くの塾生さんが「もっといいコンテンツを作れるようにならなきゃ」と悩んでいることを知りました。書くことを仕事にしている人すら悩んでいる、どうすれば今より良くなるのか考えている、ならば私が焦っても仕方ないじゃあないか。そう思えるようになりました。この気づきによって、以前より自分の文章を落ち着いて客観的に読めるようになったように思います。

それから、働くことが楽しみになりました。書くことに初めから意欲のあった方、仕事をしているうちに書くことが迫られるようになった方、各々の事情を抱えてほぼ日の塾に来られている方のお話はみんな魅力的でした。学生時代の希望とはかけはなれた仕事をしている、と教えて下さった方が何人もいらっしゃいました。それでも、私の目には全員が向上心に燃える、生き生きとしたかっこいい大人に映るのです。「書くこと」が心惹かれる将来の選択肢の一つであることに変わりはありませんが、決してそこにこだわることはない、と考えられる余裕が少し生まれました。塾生の皆さんのように「働くこと」に真摯に向き合える人になるため、残せる選択肢は全てテーブルの上に残しておくべきなのかな、と思うようにもなりました。

ここまでの文章を書いたのは、ほぼ日の塾80人クラスが終わってほんの数日後のことです。私はこのnoteを公開するのを今までためらっていました。というのも、この次のステージであるほぼ日の塾実践編の選考結果によって自分の気持ちは大きく変わるだろうと踏んでいたからです。

結論を述べると、ほぼ日の塾実践編の選考には通りませんでした。落選通知のメールには「まだ若すぎて、道が定まっていないような方」は選ばなかったとの文面がありました。若くてもできるもん、などとほざける確かな実績があれば言ってみたいものですが、そんなものはどこを探しても出てこないのでこの結果は至極当然であると思います。落ちたら、へこんで後ろ向きになってしまうだろうと思っていたのですが、不思議と前述の気持ちとさして変わることはありませんでした。折角80人クラスに選ばれたのだから実践編にも挑戦したかった、という悔しさは勿論多少はありますが、自分の未熟さを恨んでもどうにもなりませんから。

そして、このnoteを公開することを決めました。ほぼ日乗組員の方、塾生の方、OBの方にこのnoteが届いてくれたなら本望だな、などと考えながらこうして文章を継ぎ足している次第です。

私は先にも書いた進路のこともあり、「まずは自分の文章を知らない人に見てもらえるところに置いておこう」その一心でnoteを始めました。ほぼ日の塾の応募時にもnoteユーザーであることを書きましたし、他の高校生と何が違うかといえばむしろそれくらいしかないです。noteを始めていなかったら、初投稿がコンテンツ会議に取り上げられていなかったら、ほぼ日の塾には勿論参加できていなかったと思います。実践編には進めませんでしたが、noteを続けることが自分のスキルアップに繋がると信じてこれからも書いていこうと思います。noteにも感謝の気持ちを伝えたいです。

また、ほぼ日の塾のおかげでnoteやTwitterで繋がれた方、顔の見えないSNSがまだまだ苦手な私にとってこういった繋がりは嬉しい限りです。ほぼ日の塾の皆様のnoteやSNSで今後のご活躍が知りたいので、いらっしゃったらコメント等で教えて下さい。フォローしに伺います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

最後に、実践編に進まれた方おめでとうございます。頑張ってください!陰ながら応援しております。発表の広場での皆様のコンテンツ、楽しみにしております。

自分の気持ちを垂れ流すnoteはこれが初めてです。とにかく伝われ!という気持ちだけを原動力に書き進めたので、不慣れで上手くまとめることが出来なかったのですが、まだまだあまちゃんの高校生を受け入れて下さったほぼ日の塾の皆さま、ここまで読んでくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました!


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