「鍛地頭-tanjito-」

「鍛地頭-tanjito-」は教職歴(大学講師・県教委人事・生徒指導・教員研修・教育研…

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「鍛地頭-tanjito-」は教職歴(大学講師・県教委人事・生徒指導・教員研修・教育研究等担当・公立高校教諭)29年の塾長が〈ホンモノの教員〉 の育成を目指す教員研修を基盤としたオンラインの私塾です。「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」が基本理念です。

最近の記事

教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉形成【協働編】ー

前回投稿したブログ「教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉形成【塾生編】ー」の続編である。 当私塾で指導を継続するさくら先生の論述は如何様に変化したのか? 凝り様が半端ないのだが,【理論編】として未完の草稿を掲載しておきたい。 【仮題】VUCAな時代と〈学力〉形成 急速な情報化・国際化の進展により,生活が便利になる一方で,身の回りに生起する諸問題が複雑化・難化・多様化した。将来の予測が困難なVUCAな時代を迎えたのだ。それは人生100年と呼ばれる時代

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    • 教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉形成【塾生編】ー

      「鍛地頭-tanjito-」は〈ホンモノの教員〉 の育成を目指す私塾である。〈ホンモノの教員〉 の定義については,当私塾の公式サイトに散在するブログを参考にしていただきたい。ただし,その定義の一端を簡潔に披歴すれば,「教員としての資質・能力を磨く熱き〈教育愛〉に溢れ,当私塾の基本理念である「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」を無意識裡に体現する教員」のことである。つまり,〈利他性〉に富み,教員としての〈学力〉に長けた者のことだ。 「鍛地頭」とは文字どおり「地頭」を「鍛える」

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      • 〈ホンモノの教員〉は〈ホンモノの教員〉にしか創れない。

        目 次 0 プロローグ 1 LINE Openchatとセレンディピティ- 2 LINE Openchatのメリットー当塾の場合ー 3 「鍛地頭-tanjito-」のトークルーム 4 「教員採用試験なんでも相談 「はてな」解決ルーム」の成果  (1) 教員採用候補者選考対策講座及び教員研修の場  (2) 「トークのまとめ」と「豆知識(コンプライアンス)」でトークをフォロー 5 塾長の述懐ートークを行ってみてー  (1) 〈ホンモノの教員〉とは(解釈(2))  (2) 「〈ホ

        • ホストの夜な夜な大事件―〈言語(運用)能力〉の育成を主眼にした朝の一斉読書!!―

          本ブログは「朝の一斉読書―〈読み〉―言語(運用)能力等の育成」について語るブログシリーズの第1章です。今回は塾長が若年教師であった頃,(当時)文部省若手教員海外派遣団カナダチームの一員として渡加した時の話題を採録しました。ホームステイ先の教師であったホストに夜な夜な起きる出来事とは? 将又,塾長の衝撃的な〈学び〉とは? 章構成は次のとおりです。 なお,第2章以下全て仮題です。 第1章 ホストの夜な夜な大事件―The host’s nightly big incident

        教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉…

          「敵/味方」の思考性を止揚(aufheben)せよ!!-一元論的「保護者-教員(学校)等」関係論-

          1 ブログ紹介「鍛地頭-tanjito-」の「保護者-教員(学校等)」関係論の第3弾。歯に衣着せぬ筆致で書き下ろしました。保護者と教員(学校等)とのトラブルの根源を物心二元論に求め,一元論的視点によって,乳幼児・児童・生徒を中心に据えた円満な関係構築の在り方について論じます。塾長の長い教職経験に基づき選定した小話は衝撃的です。 2 ご挨拶生きる自分への自信を持たせる「鍛地頭-tanjito-」塾長の小桝雅典です。 今回のテーマは「保護者―教員(学校等)」関係論です。このテ

          「敵/味方」の思考性を止揚(aufheben)せよ!!-一元論的「保護者-教員(学校)等」関係論-

          学習規律の確立には学習者の内発的動機づけが肝心!!

          教育活動には種々の態様があります。また,一つひとつの教育活動には,それぞれの教育的意義及び目的/目標とされる効果等があります。しかし,遺憾ながら,それらの意義や教育効果の目標化などは,日々の教育実践の中で忘れられがちです。 そこで,具体的な教育場面を取り上げ,種々の教育活動の根底にある教育的意義や目標化されるべき教育効果などを再確認するため(下位目的),当塾の塾長による教育実践に根付いたショートブログを書き下ろすことにいたしました。その上位目的は,次のとおりです。 〈乳幼

          学習規律の確立には学習者の内発的動機づけが肝心!!

          提出物の提出状況から氷山の水面下部を見よ。

          「「鍛地頭-tanjito-」の教育論」に新設したカテゴリー「実践編」の第1弾です。今回のテーマは「提出物の指導」。単なる忘れ物対策は指導ではありません。「氷山の水面下部」を見ることから〈ホンモノの指導〉が始まります。その意味とは? 塾長の教育実践に基づいた理論と実践を日々の教育活動及び場面指導にお役立てください。 教育活動には種々の態様があります。また,一つひとつの教育活動には,それぞれの教育的意義及び目的/目標とされる効果等があります。しかし,遺憾ながら,それらの意義や

          提出物の提出状況から氷山の水面下部を見よ。

          教員採用試験で「場面指導」を「バメンシドウ」と思うな!!

          1 教員採用試験における「場面指導」の位置付け 冒頭から誠に恐縮ではございますが,上記見出しについてのコンテンツ(情報)は種々の教員採用試験対策の参考書やブログ及びサイト記事等を参考にされたら良いと思います(笑)。それらには,概観して,次の事柄が記述されているようです。 1 教員採用試験における「場面指導」の今日的意義 2 「場面指導」の類型区分((どのような種類の試験があるかということ。例えば,面接試験又は小論文試験等に組み込んで出題されるとか,生徒指導,教務事務又は健康

          教員採用試験で「場面指導」を「バメンシドウ」と思うな!!

          〈いのち〉の大切さを知る体験講座

          咄嗟の出来事(例:緊急事態への偶発的な直面)に対しての「対処・対応する能力」と,身の回りに生起する数々の問題を発見・解決する「問題解決能力」とは似て非なるものです。こどもたちに適切であると思われる言動等を求める前に,まずは私たち大人が誤った知識の習得や指導及び教育を行わないことが重要です。そのためには,大人(特に,「先生」,「講師」及び「インストラクター」などを名乗る者)の日常的な〈学び(研修と修養)〉が欠かせません。 1 救急救命士のお仕事を体験 8月25日(日),午前中

          〈いのち〉の大切さを知る体験講座

          模擬授業は「パフォーマンス」では乗り切れない!!

          0 プロローグ 本ブログは教員採用試験の受験者(教員志願者)向けに塾長が書き下ろしたものです。ただし,教員採用試験の受験者以外の皆様にも是非とも関心を持ってお読みいただきたいと切望する次第でございます。なぜならば,「教育」(の方向性は)一国を左右するため,私たちにとって最大の関心事であるべきだと考えるからです。また, 本ブログには現代の教育事情が赤裸々に綴られてもいるからです。学齢期や受験・就職期のお子様をお持ちの保護者だけではなく,全ての皆様が「教育」に関心をお持ちになり,

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          「思いやり」と温情主義―ポストモダン終焉期の実相〔12-2〕

          7 ポストモダン終焉期の諸相 (1) 〈言語能力〉及び〈言語運用能力〉低下の弊害 私は,県教委及び教員免許必修科目を担当する教育系大学講師の職員歴を含め,高等学校の教員を29年間勤めました。学校での専門教科は国語(大学では「教育課程論・教育方法論」,県教委では人事管理,研修管理,生徒指導,総合的な学習の時間,キャリア教育,特別活動,産業社会と人間,学校図書館(学)などが担当)でした。 教職の晩年を迎えるにつれ,私の胸中に巣食っていた憂虞(ゆうぐ)は肥大していきました。「児童

          「思いやり」と温情主義―ポストモダン終焉期の実相〔12-2〕

          大学入学共通テスト不要論―ポストモダン終焉期の実相〔12-1〕

          【プロローグ】 「塾長の述懐」シリーズの第12弾(その1)です。 第11弾のメインテーマは「「地頭」を「鍛」えれば受験はクリアできる」でした。そして,そこで私は,「地頭の鍛錬」とは,すなわち(各個人の)〈言語能力〉及び〈言語運用能力〉を鍛えることであると指摘しました。延いては,それは(各個人の)「感性・情緒」を豊かにする一つでもあったのです。 本ブログでは,第11弾を受け,ポストモダン終焉期の実相として,「AI時代の到来」を前提とした「現行の大学入試」及び「エリート言説」

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          大学入学共通テスト不要論―ポストモダン終焉期の実相〔12…