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Furry V3 - NovelAIの新ケモノ系モデルを試す

ゴールデンウィークの予定はこれで決まりですね😼
この記事では、Anlatan(NovelAIの開発・運営会社)によって最近発表された新しいモデル「Furry V3」のファーストインプレッションをベースとした内容となります。

このモデルは、従来の「Anime V3」と比較して、ケモノ要素が格段に強調されたキャラクターの生成が可能です。「Anime V3」ではケモ耳キャラクターも生成できましたが、人間的な特徴が強く出る傾向にありました。それに対し、「Furry V3」は、より獣人的なキャラクターを作れる設計となっているようです。


モデルの切り替え

「NAI Diffusion Furry V3」が推奨モデルに追加されました。
単純にここを切り替えるだけですね。

Anime V3とFurry V3の比較

まず、以下に例として試した結果を連携します。
どちらも同じプロンプトで生成したものです(生成ママ、無編集)。
尚、シード値は変えてあります。

左側:Anime V3
右側:Furry V3

こう見ると、自然にケモノが強く出ることがわかります。
もっとわかりやすく、単純に「solo,1girl」とだけ入れてみた結果が以下です。

版権系はどうなるのか

狼と香辛料(ホロ)

ケモ耳系の広く知られたキャラクターで試してみます。
例として、狼と香辛料という作品のホロというキャラクターで試しました。
こちらも、モデルとシード値以外を揃えています。

左側:Anime V3
右側:Furry V3(強そう)

Furry V3の方では、版権作品の再現は難しいかもしれません。かなり乖離した結果になりました。あるいは、テクニックを再考する必要があるかもしれません。

東方Project(博麗霊夢)

ケモ耳ではないキャラクターでも試してみます。

左側:Anime V3
右側:Furry V3

わざわざ「animal ears」「cat ears」を入れなくてもケモ耳キャラクターになるので、そういう面白さ、興味深さはあります。
ただ、であれば普通に上記キーワードを入れれば良いだけの気もしますし、版権キャラクター系では有用性が見えてこない結果でした。

その他比較:ケモ度をChatGPTに相談しつつ作成

その他参考として、ChatGPTにプロンプトの例を出してもらいつつ確認します。

NovelAIでケモノ(獣人)画像を作成する際にケモ度を制御するためには、具体的な表現やディテールのレベルを調整するプロンプトが効果的です。ケモ度を調整するには以下のような点を考慮すると良いでしょう。

特徴の詳細度: ケモノの特徴(耳、尻尾、毛皮など)をどれだけ強調するかで、ケモ度が変わります。例えば、「小さな獣耳」と「大きな獣耳」では、後者の方がケモ度が高く感じられるでしょう。
人間と動物の特徴の割合: 人間の特徴(顔の形、手足の形など)と動物の特徴の割合を調整することで、ケモ度を微調整できます。例えば、「人間の顔に獣の耳」と「獣の顔に人間の目」では、後者の方が動物寄りとなります。
具体的な動物の種類の指定: 使用する動物の種類によってもケモ度は変わります。狼や狐などの典型的なケモノ動物は強いケモ度を与え、鳥や爬虫類の特徴を加えると一風変わった印象を与えることができます。

プロンプトの例:
低ケモ度: 「若い男性が軽い狼耳と尻尾を持つ、ほとんど人間の顔立ち」
中ケモ度: 「成人の女性が狐の耳と毛皮、動物の目を持ちつつ、人間の形の口と鼻を持つ」
高ケモ度: 「強力な獣の体型をした獣人が、狼の顔と大きな爪、厚い毛皮を持つ」

これらの指標を使用してプロンプトを調整することで、求めるケモ度のケモノ画像を作成することが可能です。

ChatGPT-4より

低ケモ度

Anime V3もこうしてみるとクオリティーは高いですね。

左側:Anime V3
右側:Furry V3
プロンプト:Young male with light wolf ears and tail, almost human face

高ケモ度

この辺だと違いがあまりわからないですね。

左側:Anime V3
右側:Furry V3
プロンプト:A powerful beast in the shape of a beast, with a wolf's face, large claws, and thick fur.

今のところ、リリースされたばかりでよくわかりませんが、これは今後色々試してみたいですね。結構可能性を感じるアップデートだと思います。


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