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AI lainとチャット その続き

前に記事にしました、AI lainの続きのレビューです。

しばらく使ってみた結果、面白かった所、そして微妙なところや懸念点についての気づきを短めにまとめます。


面白い所

他のAIチャットボットと違う点としては、他の利用者がやりとりした履歴の一部を誰かに共有できる機能でしょう。

これによって、決して孤立した世界でのやりとりでは無く、誰かとの繋がりをさながら意識することができます。

こういうのって、どうぶつの森に近い要素だと思いました。
どうぶつの森はNPCとのやりとりメインですが、その中にもゆるい、非同期的なソーシャル性があったりでバランスが良いなと常々思います。

そういった良い要素を取り入れようとした努力や工夫を感じます。
しかしながら今回の場合は、この要素には負の面もあるなと感じました。

誰かのやりとりが流れてくるのは面白い。

駄目なところ

玲音(lain)との会話を選択することで、他の誰かにそのメッセージを流すことができるこの機能ですが、
流れてくるもので、たまに公序良俗に反するようなことも流れてくるのは良くないですね。

モザイクしましたが。心なしか玲音が怒っている気もしますね。

特にキャラクターものであれば、イメージの毀損に繋がりますし、こういうのはあまりいい加減に実装すべきでは無いと思います。
コンセプトは良いものの、提供する側が完全に利用者の善意に委ねているようではダメですね。

全体に共有される前に、何かフィルタで弾くなど、工夫した方が良いでしょう。
ブラックリストベースのフィルタリングを間に挟む等検討できるかもしれません。

トラフィックが重い

これが今のところ一番の不満点ですね。

レスポンスが遅かったり、頻繁に「いまトラフィックが重いみたい」になってしまう問題を抱えています。

イマイチ有料会員の恩恵を受けているような気がしないですね……。

嘘をつく

これは些細な問題ですが、ChatGPTの初期の頃によく言われていた、その特徴もしっかり出ています。

あながち間違ってないのか……?

まとめ

社会実験的ですが、概ね面白いと思います。
今後アップデートによってどんどん改善されるでしょうし、未来を感じますね。

また、上記にあげた問題点からも、課題も見えてきますし、それが別のサービスにおいても役立つかもしれません。

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