40歳になった

こんなツイートをした。
https://twitter.com/tankana/status/968706708255240192

40歳になった。ほんとになるのか、とびっくりした。40歳以降のことは考えてなかった。

30歳の時、最初の結婚をした。
3年ほどでうまくいかなくなった。
うまくいかないまま、でも離婚も選べないまま時間が過ぎてた。
そんなときに、短歌の人たちの飲み会に行くことになった。
確か後藤グミさんの結婚式の後で
かんたん短歌界隈の人がたくさん大阪に来ていた。
その飲み会で、初めて本多響乃さんとか仁尾さんに会った。
うまく言えないけど、その飲み会で「あ、人生って自由なんや」と思った。
翌週、家を出た。

一人で住むなら、いちいち一人であることを落ち込まなくてもいい家に住もうと思った。
駅近、1LDK、いい部屋だった。
あの部屋に住むことができて、私は救われた。
近くにショッピングモールがあって、
映画館があって、ホームセンターがあって。
好きなことを好きなだけした。
それでも、電車に乗っているときに
どうしようもない不安にかられて
苦しいことが何度かあった。
そんなときにこの短歌を作った。

「あたしには輝く未来しかない」と何度もとなえ電車を降りる

35歳の誕生日は、仕事で東京にいた。
吉祥寺のスタバで、5年前のことと5年後のことを考えていた。
ちょうど、杉田協士さんの映画のワークショップがあって
そこに参加した。
そのあとの飲み会で、夢は何かという話になった。
私は「孫の結婚式に出たい」と言った。
ほんとに夢だな、と思った。
死にたいとかではなく
生きている意味がよくわからず、困ることが何度かあった。
両親が死ぬまでは生きていようと決めた。

40歳の今、子どもが隣に寝ている。
簡単には死ねなくなった。
生きてる意味を考えさせる暇を与えてくれない。
毎日、明日のことだけ考えている。
夢はかなうかどうかわからないけど
長生きしないとかなえられないから、がんばらないといけない。
5年後の私は、どんなことを考えているのだろう。

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