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シェイクスピアが練り歩く! カクシンハンの「たのしみ展」劇場(田中)

昨日のレポートで、「たのしみ展は、芸能人や有名人と呼ばれる人たちがいてもヘンに興奮しないすてきな場」といった旨のことを書きました。

一瞬だけ訂正します。

カクシンハンさんが! 「生活のたのしみ展」に!! 来ているーーー!!!

(「はじまるよー!」)

控え室にて、「昨年の夏、カクシンハンさんの『タイタス・アンドロニカス』を観た数日後に出産したんです」と演出家の木村さんにお話ししたら、「元気に育ってますか」と心配されました。ええ、胎教に悪いですもんね、あの話。

さて。カクシンハンは、「ほぼ日の学校」の「シェイクスピア講座」講師を務められた演出家・木村龍之介さんが率いる、シアター・カンパニーです。

木村さんの解釈、からの展開、道具や音楽、言葉の使い方、ぶっとび方とリアリティ、とにかく唯一無二のシェイクスピア。「シェイクスピアってよくわからん」とか「つまらん」というイメージをひっくり返されます。あとアフタートークもおもしろい。ああ「ほぼ日の学校」、行きたかったーーー。

それで今日催されているのは、「たのしみ展」の会場を舞台にカクシンハンさんのお芝居が展開される、という胸躍る企画です。

シェイクスピアさんが言葉の精を連れて、恵比寿ガーデンプレイスへ。「言葉」を配り歩きます。

(「ほぼ日のアースボール」を試している。自由だ)

で、突然、真以美さんの妖精・パック(『真夏の夜の夢』より)が登場! お客さんも「なんだ、なんだ」と集まります。ここからは『ロミオとジュリエット』などおなじみのお話が、おなじみじゃないお芝居で繰り広げられました。エネルギッシュ! 引き込まれるー!

お客さんもクスクス笑ったりして、とってもたのしそう。たのしいですよね!

さすが妖精、いつあらわれるのかはわかりませんが、パックの声が響き渡ったらそこはもう劇場。ピーナツバターやザル、「お染め体験」と同じ空間にシェイクスピアが混ざるのは、たぶん世界でここだけでは?