出会わないものと出会ってもらう 三味線奏者 “山本明姫”さん

9歳から三味線をはじめ、15年目になる山本明姫さん。他の人とは違うことを探し、DJや作曲もしながら、三味線の魅力を知ってもらいたいと活動する山本さんにお話を伺いました!

出身地:福岡県
活動地域:九州を中心に海外でも活動中
経歴:昭和歌謡からディスコ/テクノ/ドラムンベース/民謡など幅広い楽曲知識を活かしたDJスタイルが特徴。
9歳より津軽三味線を習い始める。2010年5月 津軽三味線全日本金木大会団体戦にて3位入賞を果たす。2015年11月には「TEDxHAKATA」に登壇。自身のルーツや考え方などを世界に向けて発信している。その他トラックメイカーとしても活動しており2016年の8月には自身初のEP「A Lot Of Walker」をデジタルリリース。
現在の職業および活動:津軽三味線奏者 と DJ

「かっこ悪いことはしない」


Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

山本明姫さん(以下、山本) 私は三味線以外にもDJとして活動もしています。三味線とDJを両方をしている人は本当に少ないです。普段クラブにいる人は三味線との接点は全くないと思います。だから三味線とクラブの接点をつくっていきたいですね。DJか三味線のどっちかなら、私は三味線を選択します。三味線のカッコよさには、なかなか気づきにくいと思うのですが、そこに気づいてもらえたらなと思います。
みんなと違うことをしたいという思いで、9歳から三味線をはじめましたが、稽古で友達と遊べなかったりして小学生・中学生の時は少しいじけていた時期もありました。でも今となっては続けているものがあるのは良いことだと思いますし、いじけていた時期は無駄ではなかったと当時の自分に言ってあげたいですね。


Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

山本 今まで三味線の演奏をしていなかったところで、演奏をしてたいです。今までと同じところでの演奏もいいですが、もともと三味線に興味がある人が来てくれるので、そうではなく三味線をまだ聞いたことない人とか、興味がない人が聞けるような場所での演奏をしていきたいです。今はDJの活動もしているので、クラブでも機会があれば三味線を演奏させてもらっています。三味線という楽器に興味を持ってもらいたいですね。日本人なのにギターやピアノは身近なイメージはついても、三味線は身近ではないので、ギターやピアノのように三味線も身近になったらいいなと思います。
私自身、最初はみんなと同じことをしてもと思って三味線をはじめましたが、三味線ができる人は今では多くいます。何かするのは個性ではなく、三味線とDJの両方している私だからこそ、三味線とDJの距離感を詰めれるのが私の個性になってくるのではないかと思って活動しています。だから、三味線しか聞かなかった人が、DJに興味を持ってもらうこともあればいいなと思います。


Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような(基本)活動をしていますか?

山本 今のメインは三味線の演奏とDJの活動をし、最近では高校生にもDJについて教えることがあります。活動する中で、自分のモットーでもありますが、「かっこ悪いこと」はしたくないです。「ダサい」とはまた少し違うのですがダサいはそれが味になりますが、かっこ悪いことはいけない感じがしますね。例えるなら、言っていることと行動していることが違うような矛盾があるようなことはしたくないですね。自分が何か言った時のも相手の受け取り方でも、言っていることと行動していることが違うという風に受け取られることもあるので、どう伝えるのが1番伝わるのかは考えています。
あと何かを選択する時もどっちがかっこいいかで決めて、迷いなく選択できたらいいなと思います。ですが私もまだまだ何か選択する時や日常の些細なことでも迷うことがたくさんあるので、選択する時の基準を設け、しっかり選択できるように心がけています。


Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

山本 もともと三味線は9歳からはじめていたので、身近にずっと音楽はありましたが、本格的に音楽をしたいと思ったのは、中学校から高校へ進学する間の春休みでした。春休みは色々なことが重なり、ほとんど家にいて出かけることがなく、引きこもりの状態に近かったのですが(笑)、父のススメもあり坂本龍一氏のコンサートに行きました。最初は正直つまらないと思っていたのですが、アンコールの曲がとてもかっこよくて、「いろんな表現ができるのが音楽だ」と思い、そこで改めて音楽を好きになりました。
三味線も続けるかどうかを悩むときもありましたが、他の人と違うことでもある三味線をまた続けて、私が最初はコンサートに興味がないと感じていたように、三味線や音楽に興味がない人にも興味を持ってもらいたいと思いました。
三味線やDJをしていなかったら出会えなかった人たちがたくさんいます。色々な感動や出会いを運んでくれたのが、音楽なので、それを続けたいと思いました。


Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

山本 実は高校に行くタイミングで三味線をやめたいと思っていたんですが、父がとても厳しくて三味線を辞めることはできませんでした。父もDJをしていましたが、父は途中でDJを辞めてしまったので、それを後悔したいたのがあったかもしれません。だから私が辞めたいというのも、止めていたのかと思いますし、今思うと、父は続けることに意味があることを伝えたかったのではないかと思います。
私自身も学校生活の中で、言葉で伝える限界を感じたことがあり、でも伝えたい思いがあるので、その伝えるツールとして音楽を選びました。
なかなか三味線というのは興味を持たれにくいものでもありますが、他の人と同じことをしても、意味がないと思っているので、三味線を選択し続けているのだと思います。

記者 お話ししていると自分の心に正直に生きているように感じ、とても力強くかっこいいなと思いました。またこれから山本さんのする演奏がとても楽しみです!本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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山本さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●Instagram
https://www.instagram.com/aki_y_94/

【編集後記】
今回インタビューをさせていただいた、北川・木村・清水です。

思ったことをまっすぐに伝える山本さんは裏表がなく、話をしていてもかっこよかったです。山本さんが奏でる音に多くの人が興味を持っていただけたらと思います。
これからの活躍も応援しています!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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清水七央子

神戸出身。福岡在住。生命誕生に興味があり、生物学科専攻。一時期、日本が嫌いで海外に飛び出すが、結局どこに行っても社会を創るのは「人間」であり、「出会い」であることを実感。日本からはじまる新たな社会モデル・組織モデルを創る活動しています。

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