“ソーシャルグッド”な個人や企業を支援する ONE SWORD株式会社代表“安部謙太郎”さん

ONE SWORDはソーシャルグッドな個人や企業を支援する、クリエイティブ・マーケティングプロデュース会社です。とてもアットホームな雰囲気のオフィスで、元々は愛と平和を愛するバンドマンでもあった安部謙太郎さんが、どんな心の変化があり今にたどり着いたのか、お話を伺いました。

安部さんプロフィール
出身地:
福岡県
活動地域:福岡県、東京都、大阪府
経歴:九州大学大学院芸術工学府コンテンツクリエーティブデザインコース卒業と同時に、海外の楽器(主にビンテージドラム)の個人輸入販売で起業。営業代理店や企業向けクリエイティブ研修事業などを経て、2016年3月にONE SWORD株式会社を設立し、今に至る。
現在の職業および活動:ONE SWORD株式会社代表
座右の銘:
道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である。

「今までにない新しい価値を創出し、よりよい社会づくりに貢献する」

Q.どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

安部謙太郎さん(以下、安部) まずは自分の父が自営業をしていたんですが、その店が中学生の時に店をたたむことになりました。あと就職活動の時、優秀なクリエイターの友人たちが、あっけなく就職活動の面接で落ちているのを見たことが、大きなキッカケでした。

父も怠けていた訳ではなく、毎日一生懸命に働いていました。それでも、店をたたむことになりました。

友人も口下手でしたが、優秀であり能力のある友人たちでした。それでも就職活動に落ちている現状を見て、頑張っても報われない人が現実にはいるんだと実感したのが、大きかったですね。

大学でいろんな作品をつくったりして特殊なスキルもあって、おもしろくて魅力的なのに社会で評価されない現状や、自分の希望する生き方をするのが難しい現状には、すごく疑問があります。

クリエイターの友人が、大企業や名の通った企業に就職しても、すぐ辞めたり、楽しそうじゃない人とか、気持ちが病んでいる人も、とても多く見てきました。

その現状を見て、違和感を感じずにはいられません。

記者 確かに、その現状を見たら「なんで?」って疑問が浮かびますね。

安部 だから今の資本主義もアップデートされなければならないという思いがベースにあります。今やっている事業もある意味、資本主義に対するアンチテーゼとして立ち上げたものなんです。

うちはソーシャルグッドな企業や個人しか支援しないというコンセプトで請負業務(クライアントワーク)やパートナー契約で成果報酬型の事業を行なっています。「こんな綺麗事で会社が成り立ったら、おもしろくないですか?」という1個の提案です。

これからの時代、全員が全員、働かなくても良いと思っています。

絶対、社会をよくしたい!というリーダーシップを発揮した人や、そこに貢献したいという人が、働ければいいと思うし、特に AI 時代になったら、もうマンパワーはいらないですよ。

身を削って働くよりも、文化的活動や家族の時間などに費やして欲しいと思っています。

Q.AIが活躍する時代に必要とされるニーズとは?

安部 労働から解放された時に人が何をするかですよね。遊び、創造性、文化的活動とかになるんじゃないですかね。

AIが社会に進出したら、AIの元で働くよりも、いかに日々をおもしろく、楽しく過ごすかにシフトしていくべきだ思います。

そうなったときに、どれだけ文化を享受できる感度を持てるのかが、重要ではないかと思います。

つまり、クリエイティブな生活ができるかという話になってきます。クリエイティブは人類が日々の生活を豊かにするために行う活動全般だと考えているので、 AIがやったところで仕方ない活動だと思います。

文化的素養もこれからの時代は重要になるのではと考えていますね。重要でもあり、楽しむためにあった方がいいかと思います。

記者 文化のイメージは、どんなイメージですか?

安部 例えばスポーツでもいいし、社会的インフラとして必要ではないけれど、より生活を豊かにするもの、潤いを与えるものが文化のイメージです。

例えば、YouTuberのやっていることは無駄と言えば、無駄にも見えます。でも人々を幸せにしたり、楽しませているところで価値がありますよね。

人を楽しませるような人が、いっぱい増えてきて、あれでもいいよねと認める人が増えたら、もっと幸せな人が増えると思います。

Q.どんな美しい時代を創っていきたいですか?

安部 価値観が共存できたら、それは美しいと思います。

これからは資本主義的な価値観と共産主義的な価値観が融合していくんじゃないかなって思います。テーゼとアンチテーゼが昇華して、アウフヘーベンが起こってジンテーゼとして次の価値観がやってきます。

具体的には、資本の最大化を目指すのではなく、価値の最大化を目指すという世界観に、より多くの人たちが移行できたらいいなと思っていますね。

お金を稼いでいる人が、今の世の中に対して影響力が最も強くありますが、そうではなく、価値をたくさん創出している人の方が価値があるという価値観になれば、もっとみんな肩の力抜けて、より「価値があることをやろう」となると思います。

そんな会社がたくさん出てきたらいいのではないかな、と個人的には思っています。

あとは選択的に選べるかというのは重要だと思います。

例えば、資本主義的な価値観で生きたい人は、それで生きられるということも大事です。その価値観で生きたい人に、共産主義を押し付けるとソ連みたいになってしまいます。

選べることが重要だと思います。

ただ、今は資本主義的な価値観にしか自分の身を置けないため、窮屈な生き方になっている人も多いかと思います。

ヒッピーみたいに生活したくても人の目が気になり、すごくやりづらいですよね。「それはそれで良い」と認め合うことができたら、それは美しいと思います。

Q.1番影響を受けた人物はいますか?その理由も教えてください。

鎌倉投信の鎌田社長、ファンドマネージャーの新井さんのお二人です。今の事業は鎌倉投信のマーケティング版をしたいと思ってやっています。

鎌倉投信は、社会のためにいいことをしている企業にしか投資しませんと宣言しているような会社です。

まさか投資というお金の世界で、社会の為にいいことしている会社にしか投資しませんと言うのは、トレーダーの頭で考えたら、「何、綺麗事を言っているんだ」となります。

色々、批判もありますが、それでも普通は公開しない投資先を全部公開して、投資をした理由まで公開しています。

さらに投資の利益率という成果も、受賞するぐらいの結果も出ています。このことが、すごい金融界の革命であり、美しすぎると思いました。

僕らはソーシャルグッドと言い換えて、支援することをしようとしていますが、将来的にはONESWORDが応援するならいい企業なのだろうと、言われるところまでいきたいですね。

それは銀行にはできない、信用創造だと思います。

鎌倉投信はもうすでに、鎌倉投信が投資するなら銀行も出資する、という信頼をつくっています。

記者 それはすごいですね!ところで安部さんはなぜ、マーケティングを選んだんですか?

それは、バックグラウンドに大きな影響を受けていると思います。「クリエイティブとマーケティング」という二項対立はよく議論になります。
ざっくり言うと、クリエイティブはものづくりの人たちで、マーケティングは作られた物を、どう世の中とコミュニケーションを取り、売っていくのかという二つですね。

クリエイティブだけでは、物が良くても売れないとか、もしくはマーケティングでは、マーケットを無視した物づくりだったら、収益にならないということになります。

自分は九州大学芸術工学部というところの出身で、まわりはクリエイターとか何かしらの専門家ばかりだったのですが、自分自身はものづくりのスキルが特になにもありませんでした。そのおかげで学生時代は劣等感がすごかったのですが(笑)
マーケティングの視点が、著しく欠けている友人たちをたくさん見ていたのもあり、欠けている部分がより分かったから、自分がマーケティングをやろうと思いました。

あとはマーケティングだけうまく、中身がなくても、見せ方だけがうまい物も世の中にはたくさんあります。そこで自分たちも戦っていけるように実力をつけていきたいと考えています。

だから、今 自分たちが取り組んでいることも、価値があると感じてもらえるか、楽しいと思ってもらえるような雰囲気をつくられるかが重要だと思っています。

「正しさより楽しさ」という言葉を聞いたことがあり、確かに真実とか正論を言っても人は動かないです。

正論ばかりを並べて堅っ苦しい雰囲気で迫るのではなく、みんなが楽しそうだからつい参加したくなるような、そんな場所やチームをつくっていくことが、特にこれからの時代は重要だと思っています。

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安部さんの活動、連絡については、こちらから↓↓


【編集後記】

インタビューを担当させていただいた清水と冨沢です。

誰もが一度は疑問に思う社会に対しての「なんで?」という違和感は、多くの人は見て見ぬ振りをすると思います。でも安部さんは、その違和感に真摯に向き合っていました。自分の心に素直で情熱を持っている安部さん。
アットホームな雰囲気のオフィスや他の社員さんも安部さんだからこそ創られる雰囲気に感じました。貴重なお話、ありがとうございました。

これからの活動も応援しています!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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清水七央子

リライズ・ニュース

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