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非ネイティブ英語習得

就職してから四半世紀以上ずっと職場では英語がコミュニケーションのツールだった。

中学一年生の時期をアイルランドの首都ダブリン郊外で暮らしたわたし。渡愛前3か月、立川の米軍基地から日系アメリカ人のスーザン世良先生が基礎英語を教えてに来てくださった。

通学していたロレットアベイコンベントスクールで自分が英語を話していた記憶はあまりない。帰国して中学二年に編入したとき、英語のクラスが退屈だったので、恐らく英語はちょっとはできるようになっていたのだと思う。

学部3年生の時に8か月カナダへ、新卒就職後2年4か月で辞職して2年間アメリカに留学したときはそれなりに授業についていったし、夏休みのインターンシップもNYCでやったから、意思の疎通も英語を駆使して成り立っていたんだろう。

商売したり議論したりすることは英語でも難しいことではないと思っていはいたもののの、どこかで自分はまだまだと思っていた気持ちがスカっと抜けたのは米系銀行でアジア地域の中銀や機関投資家に金融派生商品営業の導入としての商品研修講師をやるようになってからだ。つまり英語が非ネイティブのひとたちと丁々発止の会話をしたり議論をしたり売り込みをしていて、なーんだ、わたし、アメリカ人と間違えられなくてもいいんだ、このまんまでいいんだ、と思ったときだと思う。

非ネイティブの英語は、コミュニケーションツールとして、わたしにとって母港みたいな安心できるものになった。


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