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夢の中にいるみたいだった

12年ぶりに曽爾高原に行った。

小学校5年生の林間学習のときに行ったきり、ずーーっともう一度行きたいと思っていた。

小学校で初めての宿泊行事だったからか、曽爾高原でのことはよく覚えている。

もともとは夏の暑い時期に行く予定だったのが、台風の影響で延期になり、10月ぐらいの秋に行くことになった。

夏も楽しかったんだろうけど、秋だからこその過ごしやすい気温がとても心地よかったのを覚えている。

みんなで星空を眺めたり、ススキをかき分けて亀山に登ったり、カレーを作ったり。

なによりも、朝起きた時に雲海を見ることが出来たのが1番の思い出。雲海は、天候に恵まれないと中々見ることができないものだった気がする。


そんな思い出深い曽爾高原に、高校の友達とドライブに行った。


本当は夕日がは沈んでいく頃の時間帯に着けたら良かったんだけど、渋滞に巻き込まれて、日がほとんど沈んだころに到着した。

だけど、夜は反対に月に照らされたススキを見ることが出来て本当に綺麗だった。

冬が始まりそうな少し寒い星空の下、満月の光がススキと私たちを明るく照らしてくれて、幻想的だった。空気も綺麗で、できることならあそこで一夜を明かしたかったぐらい。

こんな綺麗な景色が奈良にあるのかと、夢の中にいるみたいだった。

きっと夕日に照らされたススキも綺麗だっただろうけど、夜の曽爾高原に行けて悔いはない。

またひとつ曽爾高原での思い出が増えて、あの景色をふと思い出すんだろなあとおもうし、そういう場所があって幸せだな。

次は雲海を見に行きたいな。




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