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うつと付き合う日記85日目 普通の基準をどこに置く?

https://www.famitsu.com/serial/chasergame/201904/15174754.html

 うつの人にはすすめずらいマンガ、チェイサーゲームの第六話が来ました。今回も感想と考えたことを書いてみたいと思います。

 今回はインターンシップの面接決着編です。面接にきている人たちはクリエイターになるために足りないものを持っている人たちです。それは知識の偏りであったり、熱意の差であったり、ゲームと向き合う姿勢であったり、業界への理解であったりします。そして、それがみえてしまうクリエイターの主人公新堂は彼らとの向き合い方に悩みます。それは今の時代のゲーム業界を目指す人にあわせるものだと諭される形になります。

 今回の話のみどころは、自分と異なる普通とどう向き合うかだと思います。それとどう向き合うか誰にとっても永遠のテーマだといえるでしょう。なぜかというと、普通は時代によって変わり、自分の年齢立場でも変化していくし、ほかの人との違いも無限にあります。それと向き合うことは常に必要とされるし、それを間違うと無限のストレスにさらされることにもなります。

 さて、今回の話からうつとの付き合い方を考えるとき、今の自分の普通の基準をどこに置くかということになると思います。主人公は自分の普通とインターンシップ希望者の普通との差があることを認めたうえで、彼らのゲームクリエーターとして足りない部分を補う形で付き合う形になっていくはずです。では、うつで苦労している人ならどこが落としどころでしょう?

 おそらくその答えは普通の基準を、自分の体調にゆだねるというのが回答になると考えます。多くの場合、普通の基準は自分自身の感覚と自身の置かれた環境のバランスで決められるものです。だから、職場での自分と家での自分には普通の基準に違いがあります。しかし、うつで体調や精神が悪化すると環境に合わせられません。それでも合わせようとして苦しくなってしまうことも多いです。

 さて、簡単に体調に合わせると書きましたがそれはなかなか難しいものです。言い方は悪いですが、うつになる人は自分を環境に合わせ過ぎた人です。そしてそれが習慣になっている人です。だから、自分の体調の方に普通の基準をずらそうとすると違和感や罪悪感があります。しかし、それをしないと心と体が休まらないのでそうする努力が必要になります。

 今回の話いかがだったでしょうか?普通の基準をずらすのはなかなか難しいものです。皆さんが今回の文章で少しでも、気楽になればいいなと思っています。

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