楽天経済圏に突入して早々にひっかかったトラップ×5

前回、「お金の管理をきちんとしよう」と思い始めて、家計簿を付け始め、楽天経済圏に突入した話を書いた。

今回は、突入した際にひっかかったトラップについて書く。正直トラップでもなんでもなくて、事前にいろいろ調べていればわかったことだと思うが、こういうのって勢いでやらないとなかなか出来ないと思っており、自分のように勢いで突入する人も少なからずいると思う。そういう人たちが、自分と同じトラップにひっかからないように、少しでも参考になったらいいなと思いながら書く(と同時に、自分のこのなんとも言えないモヤモヤした気持ちを、書いて成仏させたい、という思いもある)。

トラップ1:paypayにJCBカードは登録できない

楽天経済圏に突入しておいて、paypayとか何言ってんの?と思われるかもしれない。でも実際、楽天経済圏にいてもpaypayの還元率は無視できないほどすごいし、何よりキャッシュレス化を考えたときに、楽天payよりもはるかに使えるお店が多い。ということで、楽天経済圏にいても、楽天カードをpaypayに登録して、paypayしたい人は多いと思う。

そんな中で、最初のトラップ。paypayにJCBカードは登録できないので、要注意。

自分の場合は、もともとメインで使っていたルミネカードがVISAだったので、違う会社にしとくか、という軽い気持ちでJCBカードを選んでしまったのが、運の尽きだった。ワイモバイルユーザーでYahooカードも持ってはいたので、結局paypayだけはYahooカードのままにしている(Yahooカードであれば、JCBカードでもpaypay登録できる)。こうして、自分のクレカ全集約の道はあっさり途絶えてしまった。

トラップ2:楽天銀行カードとは、楽天銀行キャッシュ+クレジット機能一体型カードのことを指す

言葉の定義も最初わからなくて苦労した。楽天銀行カードとは、もちろん文脈によっては楽天銀行キャッシュカード単体のことを指す場合もあるが、楽天の案内ページにおいてはほぼほぼ「楽天銀行キャッシュ+クレジット機能一体型カード」のことを指す。

楽天カード(楽天クレジットカード)を申し込む際に、最初にカードをいろいろ選べたような気がするが、自分の場合は何も考えずに選択肢の一番上にあった普通の楽天カードを選んで、そのまま突き進んでしまったため、楽天カードと楽天銀行キャッシュカードが別々で届いた。キャッシュレス化して荷物を減らし、外出時の装備を手ぶら化したいと目論んでいたため、クレジット一体型キャッシュカードにする気は満々だった。楽天銀行を開設するタイミングで選べるのかと思いきや、そんな選択肢がなかったため、「もしや最初の時点でミスっていたのでは…」と思ったら本当にそうだった。

結局後から、クレジット一体型キャッシュカード=楽天銀行カードへの切り替え申し込みを行い、そうするとカード番号が変わるので、各種サービスの支払い設定を全部やり直すという悲しいハメになってしまった。

トラップ3:楽天銀行カードはJCBカードしか選べない

ようやく楽天銀行カードに切り替えたわけだけれど、ここでまた「うわっ」となったのが、掲題の件。楽天銀行カードはJCBカードしか選べない。つまりpaypayに登録ができない。楽天経済圏にいながら、paypayを使いたい人間は、「カードを1枚にまとめる代わりにpaypay楽天クレカ集約をあきらめる」か、「paypay楽天クレカ集約をする代わりにカードが2枚に分かれてしまう」の2択を迫られることになる。

正直、後者の方がいいと思う。だって銀行キャッシュカードなんてそんなに使わないんだから、荷物減らしたいなら家においておけばいいじゃん。

でも自分は、このトラップに気づいたのが、楽天銀行カードを申し込んだ後だった。もうこれ以上カード番号が変わって、各種サービスの支払い設定を申し込むのはメンタル的に無理だったので、前者のままでいいや、とした。ただ、負け惜しみのようだが、そのうちYahoo経済圏に乗り換えるかも、と思ってもいるので、むしろこれでよかったのでは、と思う。

でもいつかは、楽天銀行カードでVISAかMasterが選べるようになってほしい…またはpaypayにYahoo以外のJCBカードが登録できるようになるか、どっちか。

トラップ4:楽天モバイルは全日本どこでもギガ使い放題なわけではない

楽天経済圏に入る、ということは、要は以下を指す(人にもよるけど)。
・楽天カードつくる
・楽天銀行開設する
・楽天証券で投資始める
・楽天モバイル加入する
・楽天サービスを使い倒す(ポイ活)

というわけで、自分も例にもれず楽天モバイルも申し込んだ。300万人到達する前に申し込んでおこうかな~と気になっていたところだったので、申し込むのに躊躇はなかった。ただ、メインを一気に切り替えるか、2台目のおもちゃとするかを悩んだ。結果、2台目のおもちゃとして新規で申し込んだわけだけれど、結論としては本当にそうして良かったと思う。

自分は東京の外れ(23区外、山間のたぬきをよく見かけるような田舎)に住んでいるので、使い放題エリアではなかったのだ(俗にいう”楽天パートナーエリア”)。使い放題エリアでないと、楽天Link(楽天版LINEとう感じの、楽天モバイル会員同士で無料通話ができるアプリ)の初期設定ができないので、わざわざ使い放題エリアまで行って設定した。また、楽天パートナーエリアの場合は、5GBまでという容量制限もある。そして、なんとな~~~くではあるものの、通信が不安定で弱い気がする。現に、建物の中に入ったりするとWeb閲覧にちょっとイラつく程度には時間がかかるようになる。

仕事柄、いつなんどき仕事の電話がかかってきてもおかしくなく、またテレワークが進んでスマホを仕事に使うこともかなり増えてきた自分の場合は、通信の安定は絶対であるし、使い放題でなくても5GBでは足りないので、心底メインを一気に切り替えなくてよかったと思った。使い放題エリアの拡大がどんどん進んで、そのうち自分の住む田舎にまで広がってきてから、メインの切り替えを検討しようと思う。

このトラップは、田舎に住んでいる自分だからトラップだっただけであって、都心に住んでいて、活動範囲も都心で解決するような場合は、今からメイン切り替えしてもまったく問題ないと思う(現に都心に住んで都心で働いている友人は、なんら困ったことはないとのこと)。自分のような田舎住まいで、スマホがないと仕事に支障のある人は、本当に注意してほしい。

トラップ5:楽天での購入したものは、必ずしもすぐに届くわけではない

これは、Amazonに慣れている、ましてAmazon Prime会員でだいたいのものは翌日には届くことに慣れている場合には、本当に注意してほしい。なお、ショップと商品によっては「あす楽」という設定があり、正午までに注文すると翌日に届く場合もある。しかし、全ショップ全商品がそうではない。

自分の場合は、あまり家にストックしておくタイプではなく、なくなってから注文したり、なくなってからお店に買いに行くこともしばしばあった。そのため、消耗品をなくなってから楽天で注文し、届くまでに困りすぎて結局お店で買う、というハメになってしまった。アマプラの便利さに慣れすぎた自分よ…昔はこれが当たり前だったはずなんだけどなあ…慣れは恐ろしい。楽天経済圏をうまく活用するには、ある程度のりしろを持った在庫運用スキルを身に着ける必要がある、と痛感した。

以上5つが、自分が楽天経済圏に突入して、早々にひっかかったトラップである。繰り返すが、いずれも事前に調べればわかることだし、周知の事実である部分も多いが、勢いで突入してしまうと見落とすこともあると思う。少しでもどこかの誰かの参考になったらいいな。

(書いてスッキリしました、読んでいただいてありがとうございました!)