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最近のテレビの話題あれこれ

イベルメクチンとIPS細胞

都道府県の誇れる人ランキングという番組を見た。
山梨県では↑こうだという。
スポーツ選手や芸能人に混じって、ただ一人、本当に誇れる人が入っていた。イベルメクチンを発見した大村智博士。
山梨県がどう、とかいうより、日本が……だわね。
同じノーベル賞受賞者でも、遺伝子製剤注射のPRに担ぎ出されて晩節を汚した、なんだら細胞のY氏とは大違いだ。

イベルメクチンを共同開発した米国メルク社も、今は製薬業界悪の巨頭の一角を担っているし、生涯を通じてまともに生き抜くことって、本当に難しいんだな。

テレビが一斉にはしゃぐ裏で

あらあら、あっちもこっちも「急展開」だらけ。
確かに興味はそそられるけれど、こういうのを利用して、最も切迫した大問題を隠される。
WHOパンデミック条約反対デモは一切報じないテレビ、新聞。マスメディアは、ほんとうに怖ろしいことには目を向けたくない8割の人たちを瞞し続ける使命を帯びているらしい。誰がそう命じたの?

太陽フレア

「宇宙天気予報」をときどき見ているけれど、ここまで異常な状況になったのを見るのは初めて。
この太陽フレアの影響でまずいことが起きないといいのだけれど。

⇒ここに「大規模太陽フレア発生に関する臨時情報」というのが緊急掲載されているが、内容は難しくてほぼちんぷんかんぷん。
とにかく異常事態ではあるらしい。
テレビでは「日本でもオーロラが見られた」「きれいでした。感激です~」なんてやっているけれど、地震とか、凶悪事件とか(人間の精神にも影響があるとか?)起きないのかな。大規模な通信障害は今のところないみたいだけれど。
あ、でも、急にBS4Kの映りが乱れ始めたのは、アンテナの劣化とかじゃなくて、もしかしてこれと関係あるのかな。ないとは思うけれど。
我が家のBSアンテナは4K放送が始まる前のもので、左旋には対応していない。設置して10年以上経っているし、直射日光や雨風をもろに受ける場所にあるから、交換したほうがいいのかもしれない。

「老害の人」

このドラマ「内館牧子原作の「老後」小説のドラマ化第三弾!」と銘打っているけれど、老後の生き様というテーマよりも、ドラマで描かれる「コロナ異常社会」に込められた皮肉や風刺に目がいってしまう。
特にマスクの扱いが緻密で、主人公の孫が働く野菜農園の人たちはみなノーマスクで仕事をしていて、そこに訪ねていく父親はマスクを外さない。

↑野菜農場で働く人たちはマスクをしていないが、そこを訪ねていく主人公(伊東四郎)の娘の夫は最初からずっとマスクをしている。農作業を手伝わされて、息が切れたあたりでようやく外す

小さな「アベノマスク」をしている爺さんや、花の刺繍入りのマスクをしているクレーマー老婦人。どれも計算された演出だ。

↑なつかしいアベノマスクや、医療従事者の完全防備姿

これは原作の内館氏の意図なのか、脚本家や演出家の意図なのか分からないけれど、どれも絶妙の味付け。
クレーマー老女(三田佳子)がワクチン接種会場で接種券を忘れて接種できないと言われた相手に「手続きは二の次で、ワクチン接種という目的を速やかに果たすべきじゃないんですか?!」と迫る台詞も、視聴者によって受け取りかたはまったく違ってくる。そういう「仕掛け」も見事。

接種券を忘れた老婦人が、受付に食ってかかるシーン。受付の男性がつけている意味不明の「マウスシールド」?も見事。実際にはマスクをしていたと思うが、この透明なマウスシールドはテレビ番組の中で免罪符のように多用されたよね

片耳にマスクをぶら下げたままの食事、ソーシャルディスタンス、アクリル板、ビニール暖簾、ステイホームに営業自粛、県外ナンバー車の締め出し自警団……あれはなんだったのか。多くの人は今ではそう自虐的に振り返っているのではないかと思うが、テレビはそれを検証するどころか、まるで何もなかったかのようにシラッとしている。
ワクチン接種が始まってからの超過死亡数の異常な増加ははっきりデータに出ているのに、今なおそのことに触れるのはマスメディア最大のタブー。
そんな中で、ドラマの中でこんな形で伝えようとする人たちがいることに、微かな希望を見出したい。

言葉で直接説明したり訴えたりするのではなく、ひたすら「描写」することで何かを伝えようとする。これが文学だ、ということを、高校時代、国語の臼井先生に教わった。「説明するな。描写しろ」と。
その教えはすごく重くて、ときどき思い出すんだけれど、私にいちばん欠けているところなんだよなあ。
話がくどい、長い、説明が多すぎる……小説家としては完全失格な資質。ふうう。


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こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。