今日はポッキーの日
ゾロ目の日
休み

ごろごろ布団にいて、さあ動くかと思ったら
11:11分だった。ゾロ目。

昨日めちゃくちゃ嫌な事があった。
こんな会社潰れてしまえばよい。
悪夢にもうなされた。

とりあえず、今日は家で過ごすのは嫌だ。
11月11日11時11分…

何かを変えたい。

そうだ、髪を切ろう。

今の私は普通にショートカットの部類だ。

10代から20代まで、永遠に髪はロングだった。
天然パーマなので、おろせばそれっぽい。
後はひとつに縛るか、高い位置でお団子にしてしまえば髪型に困ることはない。
美容室に行くこともない。

というか、美容院が嫌いだった。
癖毛だからミディアムはハネる、ショートはムリ、前髪もムリ！と色々断られ続けたあげく、休日は何してるんですか？好きな音楽は？など聞かれるのが嫌だった。

好きな音楽？そんなん3日かかるけど、聞く気あんのかい？

それからは、昔ミュージシャンだった美容師さんがデトロイトテクノについて一方的にずっと話してくる１０００円カットで毛先を切るのみだった。
安・早・楽！

ある時、めちゃくちゃ嫌な事があった。
厄を落としたい。

肩ぐらいまで髪をばっさり切った。
あれ？まだまだ私、イケル気がする。
ショートカットにばっさり切った。

似合わなかった

そこからはストレートパーマをかけてキレイに伸ばしたが、ストレートパーマに失敗した。
美容室ジプシーを何件もしたあげく、とてつもなく上手くて何でも解決してくれる美容院を見つけたのだ。勿論、デトロイトテクノの話もしてこない。
そこでトリートメントをしてもらいまっすぐなミディアムに。
しかしある時
また髪を短くしたい衝動に駈られて
ここならムリだと断られない！と、
‛ミニボブ’と言うコンパクトショートっぽい髪型にした。
すると、以前に感じたのと同じ

あれ？まだまだ私、イケル気がする。

と言う気持ちになる。

「すみません、以前めちゃくちゃショートカットが似合わなかったのですが、
似合うショートカットにしてくれますか？」

そう。あの時の私は適当な美容室に行っていたが、今は違うのだ。ここは天下の歌舞伎町。

見事にキレイなショートカットになった。

それから2ヶ月弱
心から嫌な事があった。会社を辞めたい…
厄落としをしたい！

が既にショートカットだ。
これ以上切ると、ベリーショート。

イケる気がする！？

すると適当ではない美容師さんが提案してくれた。

「ベリーショート手前でパーマかけては？」

さすが！歌舞伎町は違う。
近くのラーメン屋に車が突っ込みサイレンが鳴り響く中、めちゃくちゃモードな髪の毛になった。

明日仕事に行きたくない気持ちが５パーセント位減った。
さっぱり。

周りのショートカットの人は皆口を揃えて
「一回短くすると、いや、まだイケル！ってどんどん短くしたくなるよね～」
と言う。

これ、なんなんだろね？

女性は髪が長いべき。
サラサラロングが美しい。
昔は出家する時に肩より上に髪を切ったそうだ。
女性性＝髪の長さ

の真逆で明日から
「短くてくるっくる」な髪の毛で生きていきます。

今宵の担当:シホ