リアルの世界で、なぜか周りにいる人には、割としっかりものだと思われる。
でも、本当はかなりのおっちょこちょい。隠してるつもりもない。だって、抜けてる。なんか足りないってずっと思ってる。

ついこの前も、頭の中で足し算しながら自転車に乗ってたら、道を間違ってたし。横断歩道渡ってすぐ左の脇道を走るはずが、気づくと左に曲がってそのまま直進してた。おでこにあるメガネを探す事だってしょっちゅうだし、湿布を貼った直後に目を擦ってしまって目がとんでもなくスースーしてしまったりもした。

この、おっちょこちょいがバレている世界がある。私が音声配信をしているRadiotalkというところ。出会いはコロナが始まって、日本に帰れなくなってもうすぐ一年…という頃。書くよりも、動画配信よりも、スマホ１つで手軽に出来るし、もともと、ラジオも聞いていたから。

身の回りで面白かったことや、自分の失敗談や、文化の違いの話をしたりしてる。
最初は育児をしてることも、年齢も秘密にしてやっていこうと思ってたんだけど、収録を始めて割とすぐ、「これは、隠せないぞ」と気づいた。
台本を書いて、それを読み上げるんだったら、まだ隠せそう。でも、思いついたままに話せるから良いんじゃないのかな？と思っていたので、台本なしでしゃべる。すると、中身がどんどんバレていく。

恐ろしい世界だなぁ。ふふふ。



バレちゃったものはしょうがないし、新たにキャラを作って立ち上げるような性格でもない。コロナ禍で、引きこもる時間が増えたというのも手伝って、なんとなく配信を続けられている。もう2年以上になる。そもそもラジオトークは小さい世界なのかもしれないけど、それでも今までの自分の周りにはいなかった人達に出会えた。



絵が上手い人、絵が好きな人、推しがいる人、歌が上手い人、モノマネが上手い人、とにかく話が上手い人、声がいい人、笑い声が素敵な人、なんだか楽しそうな人。その人たちから刺激を受けながら、音声配信を細々と続けられている。

最初に色々隠さなかったのが功を奏して、誕生日も祝ってもらえたし、こんなありがたいことはない。大人になって覗いた新しい世界は予想してたより楽しい。つい、あれ言わなかった方がよかったかな？とか反省する事もめちゃくちゃある。でも、なんか盛り上がったなぁとか、ずっと笑ってるなぁ〜とか、こんな私でも十分過ぎるほど楽しめている。ありがたいなぁ。

あと、音声配信やってて良かったことが結構あって。この話はまた今度。