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英語力ゼロなわたしのシビウ国際演劇祭2023①

1・はじめに
      到着するまでが大変
  ルーマニアあれこれ

【はじめに】
前回まで「英語力ゼロが国際演劇祭のボランティアに参加することの紆余曲折」を書いていて
次は現地レポだ!と張り切っていたが
現地に行ってしまうと、レポートしている時間もなく
結局全ての日程を終え、帰国してから書いている
何にせよ、自分自身への備忘録であり、もしもこれから行くかもしれない人にとって参考になれば


【到着するまでが大変】
シビウはルーマニアの片田舎の都市なのだが、日本からだと今回
羽田→ドバイ 約11時間
トランジット 約4時間半
ドバイ→ブカレスト(ルーマニア首都)約5時間半
ブカレスト→シビウ 約5時間/バス
という道のりで、と、と、遠かった…

準備編でも散々書いてきたように、何度も言うが、海外ビギナーとしては、飛行機に乗ることすら大イベントなのだ
荷物預けから既に不安で、今回私はエミレーツ航空で行ったのだけど
言うたかて羽田空港なんやから、職員は皆さん日本語やろうと思ってカウンター見たら、ずらりと並ぶ、海外スタッフの皆様…うっ…不安…
と思いきや、我々(同じ便で行くボランティアメンバーの子と一緒だった←だから私の不安はほとんど解消されていたと言っても過言ではない)の番になった時に、日本人スタッフの方が担当になり、胸を撫でおろした

その後も、ちょっとしたことでドキドキ、些細な事でソワソワしながら機内へ

結局私は飛行機の通路側の席を取っていたのだが
CAさん容赦なく通路歩くなぁ…
国内線の品の良い感じばかり見ていたので、それに比べてなんていうか、CAさん皆ラフだった…(ラフとえば聞こえは良いが、平たく言うと…雑だった…) 
この印象はその後、最後帰国するパリ→成田の時まで同じ印象だった
ということは、やはり日本の航空会社のおもてなしは、とても“日本らしい”ものなのだなと再認識

かの有名な「Beef?or Chicken?」じゃないけれど、機内食の質問はやはり得意ではない
とはいえ、わかりやすく聞いてくれるから、そりゃわかるっちゃぁわかるけども、更なるこちらの細かい要求みたいなことはさすがに出来なかった(出来なくても困らないが)

今回の最大の難所であるトランジット!!!
まず、前もって調べていた、トランジットの際の荷物の預け直しについて

ほとんどの場合、最初の空港でチェックインした際に、その後のトランジットでの荷物移動まで自動的になされるようになっているとのことだが、時に、自分で一度荷物をピックアップし、その後、改めて預け入れをしなければならないことがあるとのことで
これに関しては羽田の時点で、今回はどうなのかを確認していた

この身の移動に関しても、一緒にいたボランティアメンバーのお蔭でつつがなく
あとは絢爛豪華なドバイ空港で時間待ち!


その後ドバイ→ブカレストへ
そして、前乗りしていた他のボランティアメンバーと合流し、一路シビウへ
ひたすら田舎道をバスは走り、6/15の夜遅くに宿に到着!



※余談※
iPhone(に限らず?スマホ)て凄いんだなぁ!と
各国に到着すると、勝手に時計がその国の時刻になってるではないですか!
そしてカメラのシャッター音が消えている!!!
iPhoneのカメラのシャッター音がするのは日本と韓国だけなんですってね(日本と韓国は盗撮が多いからだそうだけど、そう聞くと、おいっ日本と韓国やべーなっ!てなるな)
ドバイ到着した時には勝手にカメラのシャッター音消えてた
当然、日本帰ってきたら勝手に音復活してた




【ルーマニアあれこれ】
◆時間と天気◆
・日本との時差は-6時間
ルーマニアが朝の10時だと、東京は夕方16時

・この時期は、天気が良く、気温も高くとても乾燥している
(今年は少々イレギュラーだったらしく、雨も多く、雨が降ると途端に冷え込んだ ウルトラライトダウンが必要だと思った夜も何度かあった)
とはいえ、その大半は本当に暑かった!日差しが強い!日焼け止め必須!

・日没はおよそ21時半頃 21時頃でも子供たちが普通にバドミントンとかしてる
オープンテラスのレストランが多く、皆、日付が変わる頃まで飲んでる

◆お金◆
・お金の単位はルーマニアレイ 1レイ約30円(厳密には32円くらいだったかな?2023年6月時点)
(※注意点として、日本円からレイに換金はできない 必ずユーロかドルの状態でルーマニアに行かなければならない)

ただ、本当にほぼクレジットが使えるので、現金はほとんど無くて問題ない
自動販売機もコインランドリーもホントどこでも使える(※JCBと何故かアメックスが使えなかったので、持っていくなら、VISAかマスターを)

・物価は安い
ペットボトルの水が約2レイ
ビール500mlも確か4.5レイくらいだったかなぁ…(ビール無作為に飲みすぎて値段の記憶がない…)

☆因みに、ルーマニア始め東欧諸国はビールが安い
さすがにこのご時勢昔に比べると高くなっているようだが、それでも安いし、種類も多い
当然ながらわたくしは飲み比べしまくりました!
&珍しいのは、ビールがペットボトルで売られているという点
なんと2Lのペットボトルのビールなんかも売ってた!


・レストランは日本と同じくらい食べて日本より少し安いくらい
めちゃめちゃ安い!て程ではないけれど、絶対に日本より安いので安心して注文できる、くらいの感覚


◆水回り◆
・水は硬水?だと思うが、髪の毛など、特に軋む印象はなかった

・お手洗いに関しては、普通の水洗トイレではあるし、水の流れも十分だが、あまり紙を流すと詰まる恐れがあると言われていたので、少々恐る恐るではあった
しかし、一度も詰まることはなかった
(※場所によっては、紙は流さずカゴに捨てるところもあるそうだが、今回はなかった)

・今回私たちは、現地の大学の寮を借りることとなったのだが、シャワーもトイレも冷蔵庫もあり不自由はなかった、が、シャワーはなかなか特殊だった
ユニットバスなのだが、シャワーエリアとトイレエリアの床が完全なフラットなのだ
なので、シャワーをするとトイレの床まで水浸しという状況

これ現地の人どうしてるんだろう?と思ったら、なんか、バスルームにモップがあって拭いてるらしいよ、と耳にした
えっっっ!!!?一回一回拭いてるの!?めんどくさっ!
ちょっとした仕切りとか、大きなトレー的な床を敷いたらそれで解決するのにどうしてしないのだろう?
これは本当に謎だった
ちょっと考えれば解決策が思いつくようなことを対策しないなんて!
きっと不便と思ってないのだろうな…と
私はと言えば、ごみ袋と養生テープで、突貫工事で仕切りを自作した(完璧とはいかず、水は浸食したが、それでも水浸しからは免れた)
※劇団さんを手伝う為にと持って行っていた養生テープが、こんなところで役に立とうとわっ

◆街◆
・シビウと言えば!な、お家

ルーマニアの中でも、特にシビウに多く、特徴的なのが、家の屋根にある湿気取りの為の窓
「目」みたいな形をしているので、街中見下ろされているみたいだし、皆ニヤニヤしてるみたい
首都ブカレストとは違い、本当に古き良き片田舎のヨーロッパという感じで、可愛い街だ

・とにかく驚いたのは、街中にゴミ箱と灰皿(一体型)があること!
そこら中にあるので、ごみ捨てには困らないし、街もキレイ
(本当に便利だったけど、日本ではこれはなかなか難しいだろうなぁ…テロ対策や不法投棄など…)

喫煙に関しても、屋外は完全に吸いたい放題なので、喫煙者にとってはかなり暮らしやすかったらしい

・人々は親切だし、ほとんどの場所で英語が通じる
ルーマニア語のありがとうは「ムルツメスク」なのだが、多くの場所で「メルシー」や「チャオ」という挨拶を耳にした
多くの文化が共に在るのだろう

・ルーマニアの若い子たちは、本当に英語が堪能だ
その理由の1つとして、ルーマニアではYOUTUBEなどは、英語かドイツ語での配給でしか見られないらしい
なので、皆否応なく、英語(またはドイツ語)を学ぶらしい
若者はカルチャーの吸収の為なら努力は惜しまないし、こういう不便の中から教育にも発展するのだなぁと、とても感心した

 ※余談※
シビウでは全ての劇場にウォーターサーバーがあって水飲み放題なのだが、こういう些細な事(?)が凄く助かったりする

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