木之瀨雅貴

鹿児島出身。京都在住。

木之瀨雅貴

鹿児島出身。京都在住。

マガジン

最近の記事

わたしはQである‪─‬発見と変化、大切な気づきについて‪─‬

はじめに 今年に入って、とてつもなく大きな発見がありました。 そしてそのことによって、少しずつ変化が起きています。 じぶんは”Q”である、ということです。 俗に言う性的少数派=LGBTQのQである部分です。 もっと言うと「LGBTQ+」と表記したときのQや+、です。 少数派というには、ぼくのまわりにはそこに類する人がわりといました。 その人たちのおかげで、ぼくは偏見らしい偏見を持たずに過ごせました。 であるどころか、まわりにいっぱいいるせいで本当に「少数派」なのか?と

    • ぼくが本当にやりたかったことと「トムとジェリー」

      マサチューセッツの木之瀬です。 『地獄のアンバサダー』製作にあたって影響を受けたものの記事を書いたが、その際に敢えて省いたものがある。『トムとジェリー』だ。 今回の稽古の中でいえば、『シャイニング』と同様に福久聡吾a.k.a.そーちゃんが持ってきたネタだった。ネタというか、チャック・ジョーンズ期のエピソードがお気に入りだと言ってとあるシーンのパロディを披露していた。実際にそのシーンを皆で再現したりもした。結局活かされたコントはなかったが。 今回に限っては活かされなかったが

      • 『地獄のアンバサダー』になったものども

        マサチューセッツの木之瀬です。 8月30日に発売したわれらがマサチューセッツの最新作『地獄のアンバサダー』。この製作に影響を及ぼしたものたちを紹介する。個人的に影響を受けただけなのであしからず。 購入はこちら https://mass.base.shop/ 予告トレーラー https://youtu.be/Fqo0Um2SdY8 影響を受けたもの一覧 ・DRIP TOKYO GEZAN ・ドミコ「化けよ」 ・くるり「鹿児島おはら節」 ・『シャイニング』 ・『マサチューセッツ

        • ネタバレ御免『地獄のアンバサダー』全コント解説

          マサチューセッツの木之瀬です。 マサチューセッツライブ映像作品 Massachusetts Live:100『地獄のアンバサダー』の解説を書く。内容に触れまくるので、お先に購入をどうぞ。 購入↓ https://mass.base.shop/ 予告トレーラー↓ 解説↓ 1.オープニング 福久聡吾が持ってきた『シャイニング』に影響を受けた、どころかそのまんまのワンシーン。原語で「Hello, anybody here?(おーい、誰かいないか?)」と言ってるのを、マサチューセ

        わたしはQである‪─‬発見と変化、大切な気づきについて‪─‬

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        • #木曜日ノ木之瀬 夏休みの宿題
          30本
        • #木曜日ノ木之瀬
          72本
        • マサチューセッツ
          7本

        記事

          『地獄のアンバサダー』製作後記

          マサチューセッツの木之瀬です。 マサチューセッツライブ映像作品『地獄のアンバサダー』が、8月30日に発売になった。 『地獄のアンバサダー』の稽古期間は10日しか無かった。いろいろ理由はあるが、つまるところ感染拡大防止のあれに則ったからだ。活動休止以前からマサチューセッツの稽古はそもそも短かったが、今回ほど短いのは初めてだ。 これまでというと、とにかくエチュード(即興)を重視し現場で生まれるものに執着していた。それを抜本的に見直した。活動再開にあたりブレーンズでたくさん打ち合

          『地獄のアンバサダー』製作後記

          印象・日の出

          自慢だが「印象・日の出」の実物を生で観たことがある。 クロード・モネの作であるところの「印象・日の出」。タイトルが“印象派”の由来になったキー絵画。 高校時分美術科だったので、修学旅行(研修旅行)でパリに行った際に実物を観た。 何故かぼくは、この絵をよく知っていてなんなら好きだったくせに、実物を観るその瞬間までこの絵に描かれた太陽を夕陽だと思い込んでいた。 タイトルを知っていて尚、日の出の「出る」って最後のほうっぽい=夕陽という謎の連想を成立させていた。日が沈むのを眺め

          印象・日の出

          地獄のアンバサダー

          マサチューセッツの木之瀬です。 不要不急の大事なお知らせは届いただろうか。未見の人は一度ご笑覧いただきたい。 https://youtu.be/2OUZ0dNWfNE ぼくらも多分に漏れず、感染症拡大防止のために予定を変更した。6月初旬、外出自粛期間明け早々に判断をした。 2ヶ月先のことだったが、公演を打つならもう宣伝などを始めたい頃だった。その分岐点で、ぼくは上演をしない方向に舵を切った。自粛期間の延長により、公演に必要なことを何も決められていなかったから、というのもあ

          地獄のアンバサダー

          京都市文化芸術活動緊急奨励金

          京都市文化芸術活動緊急奨励金、の、交付が決まりました。ありがとうございます。 マサチューセッツの木之瀬雅貴です。 3月31日に、活動再開といっしょに夏ライブの開催も発表したが正直どうなるだろうと思った。どうにもならん気もした。だから奨励金が決まったことで少しほっとした。とりあえずはやれる。 場合によっては無観客開催かもしれない。それは避けても大入り満員は叶わないと思う。ぼくたちはぼくたちのやり方でライブを遂行する。一所懸命考える。決まってきたらここでなりWEBサイトでなりお

          京都市文化芸術活動緊急奨励金

          復活

          マサチューセッツの木之瀬雅貴です。 いきなり過去の話だが、2018年8月から2019年10月まで「#木曜日ノ木之瀬」というシリーズをここで書いていた。名前の通り毎週木曜日に落書き同然の文章をあげていた。雑誌のコラム連載みたいなものに憧れていたことと、なにか「やってる感」が欲しくて始めた。タイトルは友人の模倣だ。2019年8月の1ヶ月間は夏休みの宿題のつもりで毎日書いた。そして疲弊して、翌月にはフェードアウト気味に筆を折った。 ぼくはじぶんの本当にやりたいことがわからず、迷

          漫画 #木曜日ノ木之瀬

          小学生のころ、漫画を描いてた。3年生のとき、仲良かったH君の影響を受けて。そこから熱中してたのは6年生ぐらいまでで、中学高校以降は時折思い出して都度なんとなく描くくらい。まあ描いてたっつっても、ノートに鉛筆で殴り書きのお粗末なものだけども。 その描いてたものが、おそらく丸々、未だに保存してあって。段ボールにしまって、引越しの際も運んできたけどここしばらく、たぶん大学入って以降ずっと、封印してた。 のを、ふと思いたって先日、ひっくり返して全部読んでみた。 は、恥ずい!!!!

          漫画 #木曜日ノ木之瀬

          天元雑記サースデイ #木曜日ノ木之瀬

          『日常』に続いて、8月から観ていた『電脳コイル』『天元突破グレンラガン』も観終わった。 どっちも2007年のアニメだと後から気付いた。 すげーな、2007年。 『あずまんが大王』の初期ver.を全巻初版で手に入れる。古本マニア化してきている。 で、あんだけ好きと言っときながら、初期ver.のほうは初めて読んだ。『よつばと!』以降のあずまきよひこ読者なので、ぜんぜん芸風が違うなあなどと思う。 でも最近のリバイバルの流れか、一周回って90'sのノリもいいよね。アニポケの初期の感

          天元雑記サースデイ #木曜日ノ木之瀬

          10年目のマーチ #木曜日ノ木之瀬

          『日常』ロスだよぉーーーーっ!! 恥ずかしながら、今の今まで京アニ未経験だった。『けいおん!』の監督と同じ母校出身なのに。出町商店街がバイトへの通勤路だったのに。叡電民だったのに。情けないよ! 果たして、『日常』を(今さら)観た私は大いに感動する(今さら)。 京アニはいわゆるかわいい女の子たちのアニメのイメージが強いけども、そりゃかわいいよ!なにがって、動き=アニメーションがかわいい! 先々週もちらと『映像研には手を出すな!』のことを書いたが、曰く「わざわざ描いている」

          10年目のマーチ #木曜日ノ木之瀬

          さよなら、また今度ね。 #木曜日ノ木之瀬

          今年はどうやら日付と曜日の組み合わせが2013年と一緒みたいだ。 2013年。の、9月といえば「さよなら、また今度ね」という名前のバンドにハマっていた。 もともとは「in布団」という曲をYouTubeで知って、同年1月発売のミニアルバムを聴いてて、そしたら9月にメジャーデビューだっつって。『P.S.メモリーカード』というアルバムが出たんすな。 作詞作曲をするボーカルの菅原さんて人の詞がやばい。このバンドはいわゆる詞先=歌詞を先に書いてそこに曲をあてる、という形で曲をつくる

          さよなら、また今度ね。 #木曜日ノ木之瀬

          二学期 #木曜日ノ木之瀬

          二学期始まりまして皆さまいかがお過ごしでしょうか? いま私は、『天元突破グレンラガン』『電脳コイル』『日常』というアニメをそれぞれ少しずつ観ている最中です。「知ってるけど観たことない」のチョイス。まあそもそもアニメもそんなに観るほうじゃないが、なんかいまは生身の人間よりキャラクターの芝居を観たい気分なんだ。っていうかアニメって面白いんだねえ! 『映像研には手を出すな!』って漫画を読み始めたのもあって、“動きをつくる”ということに興味があるよ。 あと『カリオストロの城

          二学期 #木曜日ノ木之瀬

          あたりきしゃりき 定規は線引き #木曜日ノ木之瀬

          『それでも町は廻っている』を入れてくれ、私の棺桶には! 細けえこたあいいんだよ! と、言いつつ細かいことを書くよ。 「日常」のままならなさ、危うさ、どうしようもなさ、とか。死生観とか。ルーツを感じるもののほうがかっこいいとか。 今なおつづいてる私の根源的センスな部分は、たぶんこの漫画・この作家(石黒正数氏)の影響なんだと思う。 もはや血レベル。 お気に入り。 中身でいうと、2巻のタイトル回。 「ミシンそば」と「ツッコミじいさん」。 11巻の、ウサギが逃げてウナギを食べる

          あたりきしゃりき 定規は線引き #木曜日ノ木之瀬

          中2の魂百まで #木曜日ノ木之瀬

          ラーメンズが好きだ。 好きなんてもんじゃないね。 私の人生が狂ったきっかけだ! あれも中2だった。RADWIMPSも森見登美彦もラーメンズもぜーんぶ中2!こんなに「THE中2」を全部通った同い年居たら会いたいわ。中2ビンゴ。中2グランドクロス。 さておき。 2006年5月。「めざましテレビ」で近々発売されるCDとかDVDのレコメンドのコーナーがあって、そこで『ALICE』がちょっとだけ取り上げられたのよね。を、観た。たまたま。 そんで気になって、近くのツタヤで買ってみて

          中2の魂百まで #木曜日ノ木之瀬