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タッチタイピング始めました。

キーボードを見ずに打つのは憧れであり、それを出来ない自分に少し劣等感を感じていました。みなさんはタッチタイピング出来ますか?

ブラインドタッチではなく、今はタッチタイピングと呼ぶそうです。

私は小さい頃からパソコンやガジェットが大好きで、きちんとタイピングを習わないまま、我流でそれなりに早く打てたこともあり、今まで特に困ることなく過ごしてきました。そんな私がタッチタイピングに挑戦しました。

結論を先に書くと、やれば出来ます。仕事で使うレベルなら、思ったより早くマスターできるのではないかと思います。今からでも遅すぎることはないです。年齢を理由にあきらめる必要なし。まずは2週間練習してみてください。きっと何らかの手応えを感じるはずです。

タッチタイピングのきっかけ

前回の記事で「ひとり働き方改革」を始めたことを書きました。

ショートカットキーやPCスキルの向上で業務効率化を進めるうちに、タッチタイピングって必要だなと感じるようになりました。仕事をするうえで避けて通れないのがタイピング。いかに早くいかにミスなく打てるか、そのためには我流では限界があると思ったのです。よしいっちょやってみるか!

最初の2週間が大変だった

YouTubeには大変お世話になりました。タッチタイピングの基本はホームポジションに指を置くこと。のキーには小さな突起があり、そこにそれぞれ人差し指を置くらしい。慣れると手探りでその突起を探せるようになります。を起点に残りの指を配置すればホームポジションの完成です。

キーボードのキーはそれぞれどの指で打つか決まっており、それを最初に覚える必要があります。ローマ字入力で使うキーは限られているため、どの指を使うか覚えるのは、それほど難しくありません。2日もあれば正しい指使いを覚えられるのではないかと思います。難しいのはここからです。

タッチタイピングの動画をたくさん見たけど、どの動画も「ひとつキーを打つたびに、ホームポジションに指を戻しましょう」と口々に言う。それに従って練習するけど、ほかの指はホームポジションのままで、1本だけ指を動かすのはけっこう難しい。そこからまたその指を戻すのも一苦労です。その様子はまるで指がおいっちに、おいっちにと、準備体操でもするかのような滑稽な動き。「自分不器用ですから」と高倉健のセリフが頭をよぎる。

ちがう。私の憧れたタッチタイピングはこんなんじゃなかった!
これで果たして上達するのだろうか?と不安になりました。

テイクオフ!

ラッキーだったのは、練習を始めたのがGW中だったことです。最初の1週間を誰にも見られずに済みました。ホームポジションにも慣れて、いちおうキーボードを見ずに打てるようになったので、GW明けに会社でタッチタイピングをやってみました。

全然だめだ…。

タイピングが遅くて仕事にならない。あいかわらず指は準備体操レベル。おいっちに、おいっちにじゃ仕事にならないんだよ!

やる仕事はあるのに、指が追いつかない。あせって余計うまく打てない。悪循環です。GW明けの1週間が最悪でした。こんな姿を見られるのが恥ずかしかった。我流ならもっと早く打てるのに、誰に命じられたわけでもないのに、なんで自分はこんなことしてるんだろう?

変化があったのはその翌週。練習を初めて2週間が過ぎてからです。

あきらめず毎日練習してたら、ある日を境に指が連続コンボで動くようになりました!ひとつキーを打つたび指をホームポジションに戻してたのに、その時は指が戻る前に、次の指が次のキーに向かって無意識に動いてました。次の指、また次の指と動きがつながることで、いつのまにかホームポジションに指を戻さずタイピングができるようになりました。

ホームポジションに縛り付けられてた指がふっとテイクオフする瞬間を体験しました。あれはそう、自転車に初めて乗れたときみたい。大人になってまたあの感動を味わえるなんて!

誤解のないように書くと、ホームポジションは極めて重要です。指がキーの位置を覚えると、毎回指をホームポジションに戻さなくてもよくなります。大切なのは「ホームポジションをいつも意識すること」です。意識することで、キーと指の位置関係を体に正しく覚えさせることができます。これが出来るようになると感動ものです。どう動かすか考えなくても指が動くようになります。

そのためには地道な練習が必要で「ひとつキーを打つたびに、ホームポジションに指を戻しましょう」と、ユーチューバーの皆さんが言ってたのも今思えば納得できることでした。あの時は疑ってごめん。

その後と今の状況

ちなみに今でも練習を続けてます。毎回10分程度。就寝前の練習が日課です。暗記ものは寝る前が効果的だと聞いたことがあるので、体に覚えこませるためその時間を使って練習しています。

練習始めて2週間を過ぎたあたりから上達してきたけど、我流でやってた頃に比べるとまだ遅くて、かろうじて仕事で使えるレベルでした。それでも練習を続けて1か月。ようやく以前のスピードと同程度になりました。こうなってくると断然楽しくなります。とうとう我流を克服した!タッチタイピングでやっていけるぞ!と実感したのはこの頃です。

練習2か月めになると、以前よりもタイピングが速くなりました。
やったー!

私はタイピングソフトを購入して練習しましたが、無料のタイピングサイトもいろいろあります。やってみると楽しいですよ。

今もそうですが、課題は打ち間違いです。考えなくても打てるようになったため、なんとなく打つと間違いも多くなるのが困りものです。

YouTubeで学んだ打ち間違い対策は、口に出して読むこと。音読することでいまどの文字を打ってるか意識することができるからだそうです。確かにこれは効果的でした。私も繰り返し練習しました。

おまけ

ここから先は、最近思いついた独自の打ち間違い対策をご紹介します。

音読することで打ち間違いは多少減ったけど、まだミスが多くて困ってました。「見る」→「読む」→「打つ」この3過程で少しずつタイムラグが発生してるのではないか?と仮説を立てました。認識の遅れがミスを誘発してる気がするのです。

音読ではなく黙読をすればどうか?黙読に合わせて、目で文字を追いかけるやり方です。意識を集中して、カラオケのテロップを読むように、視線を順に左から右に移していくと、打ち間違いが格段に減りました。

「見る」「読む」「打つ」がほぼ同時に行われて、認識とアクションに遅延がなくなったからかもしれません。ちょっと大袈裟かな?

タッチタイピングの練習を始めてまる3か月でここまでたどり着きました。次のステップは「思う・考える」と「打つ」が同時に出来るようになることです。これが究極の目標ですね。

おわりに

いかがだったでしょうか?お役に立てる情報はあったでしょうか?
楽しんで読んでもらえたならうれしいです。

最初の2週間を乗り切れるかどうかがポイントだと思います。
始めるなら、盆・正月・GWなどの長期休暇からがおすすめです。
興味のある方はこの機会にタッチタイピングをマスターしてみてください。

タッチタイピングできると楽しいですよ。


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