今年も新井孝弘さんとU-zhaan(ユザーン)さんが熊本にやってきてくれたのでライブを見に行ってきた。
これで三年目。

新井さんのサントュールとユザーンさんのタブラの音が、早くてもゆっくりでも一音一音が正確で、力強く繊細で美しい。投げやりなところや力任せなところがひとつもない。演奏するお二人の佇まいも美しい。
私は演奏をしている二人の顔が好きだ。
そこには「顔から出る顔」とでもいうようなものがあって、それがとにかくずっと見ていたいくらい好き。
表情とも雰囲気とも違う、顔から出ている顔としか言えない。
意味分かんないと思う方はぜひ生でお二人のライブを見てほしい。きっと分かってもらえる気がする。もし伝わらなかったら私の表現がおかしいというだけで、ライブは間違いなく掛け値なく素晴らしいので、いずれにしても機会とタイミングと興味があったらぜひ足を運んでみてほしい。
インドの奥深さとそれに魅せられた二人の男性の生きてきた姿を、ひとつもケチらず聴かせて(見せて)くれます。
今年もほんとうに素晴らしかった。
また来年の春も来てくれますように。

追伸
アンコールは新井さんが好きだという小坂明子の「あなた」でした。そしてアンコールのアンコールでユザーンさんが叩いてくれたのはテレビアニメ「サザエさん」のエンディングテーマのワンフレーズでした。(会場のイタリアンレストランの名前がsazaeだから。ちなみに店長の名前は偶然、磯野というらしい。すごい。)
なんてお茶目！