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20歳の夏休み全部使って日本一周してみた(0)

突然ですが、今年の夏休みは日本一周旅行に挑戦してみよう思います。宣言することは簡単であり、1ヶ月後の自分が実行に移せているかは定かではありませんが、日本を揺るがす大災害が8月までに発生しない限り、行こうと考えています。

連日投稿している鉄道唱歌旅は、今日は一旦置いておいて今年の夏のことについて、告知というか発表というか、やはり声に出して宣言しておくことは大事なことですから、こうやって書き留めておきたいのです。なんてったって、本日6月30日は記念すべき僕の20歳の誕生日なのですから。

なぜ行こうと思ったか

そもそも旅行が好きな理由でもあるのですが、「若いうちに若いころにしかできない思い出を作りたい。」ということが、僕の全ての旅行の原動力です。これまでも日本中いろんなところを訪れてきましたが、一夏でこの国を嘗め回すように一度に一周してみて何を思うのか、何を考えるのか、自分でも未知の領域で非常に興味深いのです。

また、大学生の夏休みというのは、人生で見ても自由に使える貴重な長期間の休みであります。しかも大学生の間は、若さも伴います。年を取ってしまったら、財力と知力は兼ね備えているだろうけれど、体力は衰えていく一方です。大学生の夏休みというのは、体力、知力、財力、時間の4つを兼ね備えている無敵の期間であるのです。

何はともあれ、おじいさんになった時に「若かった時はよかったな」と振り返ったタイミングで、何かインパクトのある思い出を経験しておくことで、若いうちでしかできなかったことの後悔を和らげたいのです。それでこそ、人生をまた一つ充実にしてくれる要素となってくれるはずです。

何のために行くのか

今まで多くの人間が「日本一周」と掲げて長旅に挑みましたが、そのほとんどが二輪車や四輪車、徒歩によるものであり、公共交通機関を余すことなく使いこなして、各都道府県を可能な限り海岸線を意識しながら巡り、観光するという一風変わった日本一周を成し遂げようと考えています。

「そんなことやって何になるのか」という指摘に対しては声を大にして、このように反論したいです。「やりたいからやるのだ。やった後のことなんて、やる前からわかるわけない。やった後のことを考えるのは、やった後でしかできないだろ。」実際に、この経験がお金と時間の無駄遣いとなってしまったとします。しかし、それはそれで素晴らしいことなのです。

無駄なことは素晴らしいのです。無駄じゃないことは人間、やろうと思えば誰にでもできます。誰もやらないからこそ、その行為は無駄なのであり、誰もやってこなかったことに挑戦することほど、貴重な経験はほかにありません。沢木耕太郎さんの小説「深夜特急」に登場するある一説を引用すると、言いたいことは次のようなことです。

ほんのちょっぴり本音を吐けば、人のためにもならず、学問の進歩にも役立たず、真実を究めるわけでもなく、記録を作るわけでもなく、血湧き肉躍る冒険大活劇でもなく、まるで意味もなく、誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂なやつでしかしそうにないことを、やりたかったのだ。

僕は旅程を先にすべて計画したい派の人間なので、ルートはほぼ確定しています。出発は8月1日です。ルートは見出し画像にある赤いルートを東京から反時計周りに一周する感じです。

旅行中の予算制限や目標などは具体的に定めていませんが、その日あった出来事をできるだけ、その日中にブログに書きあげて、投稿していきたいと考えています。

自分でも初めての挑戦過ぎて、どうなるか全くわかりませんが、今抱えている不安も緊張も旅の醍醐味の一つとして楽しんでいる状態です。8月が楽しみで仕方ありません。

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