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「海へと続くアスファルト」解説という名の備忘録 #ボカコレ2023夏ルーキー

2023年8月4日(金)から7日(月)まで開催された、ボカコレ2023夏ルーキーに投稿した「海へと続くアスファルト」という楽曲について、忘れないうちに記録しておきます。


1.概要

この楽曲は、もともとはボカコレ用に作ったものではありません。
これまで、歌はNEUTRINOのナクモに歌ってもらっていたのですが、2022年の年末に初音ミクNTをお迎えしたこともあり、2023年5月13日・14日に開催された「ボカロV系カバー祭り2023春」に初音ミクで参加しようと思い立ちました。
これまでお手軽にAIシンガーに任せていたところを、悩みながら調声したのですが、それから初音ミクに2曲ほど歌ってもらってストックしていたうちの1曲なのです。(もう1曲についてはそのうち出すかも。)
というのも、毎月投稿を自分に課して、半ば強制的にアウトプットしていた昨年と違い、今年は完走した余韻に浸りながらのんびりと制作していたため、「なかなか納得いく曲ができない」という状況に陥ってしまい、ボカコレ用に書き下ろすなどという余裕はなかったのです。

2.使用機材・音源

  • DAW:Cubase AI 12

  • Drums:Addictive Drums 2(FAIRFAX vol.1 Neutral)

  • Percussion:RVK-808(無料音源)

  • Guitar:Fujigen J-Classic Stratocaster Type

  • Guitar Effects & Amp Simulator:AmpliTube 5

  • Bass:Ample Bass PII Lite(無料音源)

  • E.Piano:HALion Sonic SE Basic(Electric Piano 1,2)

  • Pad:Vital(KY Cosmos)

  • リバースピアノ:HALion Sonic SE Basic(Acoustic GrandPianoを加工)

  • FX:Cubase AIに付属のLoop及びニコニコモンズnc156623の時計の音

私は、基本的には有料音源やプラグインを使用しておりません。これは、「有料音源など使わずともいい曲作れるぞ」ということでは決してなく、ただ単にお金がないだけです。何を買ったらいいかもよく分かりませんし、使ったことのないDAW付属のプラグインも沢山ありますから、自分には使いこなせないと諦めているところもあります。
ただ、無料音源やプラグインは大好きです。意味もなく集めてしまいます。

3.コード進行

イントロ

[ D9/F# G6/9 A Bmin7 ] ×4

Aメロ

[ D9/F# G6/9 A Bmin7 ] ×3
D9/F# G6/9 A
[ D9/F# G6/9 A Bmin7 ] ×3
D9/F# G6/9 A D9

Bメロ

G6/9 A Bmin7 A#dim Gb Bmin7
G6/9 A Bmin7 Emin A

サビ

G D/F# Emin A D D/C
G D/F# Emin A D

キーはDメジャーですね。ギターで作りました!という感じ。
Gが6/9になっているのは、D9の運指のまま6弦3フレットを押さえているので、1弦開放のE音(6th)が出ているんですね。詳しく知りたい方はXでお気軽にDMください。
分かる人にはすぐ分かってしまうと思いますが、好きなアーティストの影響で、私の楽曲にはEmin - D/F# - G(逆もあり)という進行がよく出てきます。オンコードや展開型を使うと、ベースラインを滑らかにしつつお洒落になります。ただまあ、ベーシックなギターロックがルーツにありますから、11thや13thを駆使した複雑なコードは使いこなせません。

4.歌詞

いろいろなところで何度も話していることですが、私の歌詞は音乗り重視です。まず、歌い出し「駅の隅で電車を待つ」のところですが、最初に口をついたのは「駅を降りて電車を待つ」でした。降りたのに待つっておかしいでしょ、と思って、「隅で」に変えました。
もう1か所、サビの「まぶたをそっと閉じれば」のところは、当初「まぶたをそっと開けば」でしたが、そのあと「夢へと飛び込」むので「閉じれば」に変えました。
全体的に、あまり悩まずにつらつらと出てきた歌詞です。思いのほか意味も繋がっていたため、上記以外はほとんど変えた記憶がありません。結果的に、「誰かを待っている」ような歌詞になりました。

5.その他

サビ裏で2-3のクラーベに近い感じの、ジャズ系ドラムループ(Cubase AIに付属のもの(078 2 drums))をうっすらと鳴らしています。
ギターのみ生演奏していて、4本録音しています。フロントピックアップでアルペジオをやっているのがFender系アンプで、センターとリアピックアップのミックスでカッティングをやっているのがMarshall系アンプです。

6.御視聴ありがとうございました

夏の海なのに人が居ないような、とっても暑いのに汗は出ないような、そんな「思い出の中の夏」が浮かぶ曲になりました。
ボカコレ期間中1000再生は達成できませんでしたが、沢山の方に聴いていただけて嬉しかったです。何よりも、今回はコメントやいいね、マイリスの数が多く、それだけ誰かにひっかかったのだとポジティブに考えています。
残暑厳しいですが、この曲とともに夏の終わりを楽しんでいただければなお嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。


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