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【インタビュー】プライベートで辛い時、どうしたらいい?TAPサポーター武智小百合さん⑤

芸能に特化したメンタルサポートサービスTAP(ティーエーピー)。
ついに5回目のインタビュー記事となりました。

今回はプライベートで辛い時どうしたらいいのか、普段からしっかり者で頑張りすぎてしまう方におススメの内容です。

是非ご一読くださいね。

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TAPサポーターインタビュー記事まとめ
https://note.com/tap_anchorage/m/ma169bb48bdc2

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Profile
武智 小百合 Takechi Sayuri
公認心理師/精神保健福祉士

大学院修了後、医療機関におけるうつ病、不安症、その他疾患に対する精神療法、企業におけるメンタルヘルス支援、スポーツ選手のサポート、と幅広く臨床活動を行う。現在は拠点を英国に移し活動中。


プライベートでの心のゆらぎが芸能活動やパフォーマンスに影響してしまう・・

― そうそう、仕事以外のプライベート(恋愛やパートナーシップ・家族関係など)が活動に影響する方もいらっしゃって、そういったプライベートのお話でも聞いていただけるものですか?

武智:はい、もちろんです。お仕事であってもプライベートであっても、その方はその方ですので、どのようなお話でもこの場にお持ちいただければと思っています。
 
抱えている悩みがその方にとって重要であるほど、そう簡単に仕事とプライベートで気持ちを切り替えられるものでもないと思うんですよね。
それに、パートナーシップや対人関係に関しても、私たちって1人だけで生きていることはなくて、誰かしらと関わりを持ちながら過ごしているので、そうなると人との関係性における悩みというのは自然と出てくるものだと思います。

― そうですよね。 

武智:ですので、そういったことに関しても気兼ねなくお越しいただければと思います。

プライベートでとても辛く感じることがあったとしても、人前に立つとまったくそれを見せずに、一歩家の外に出ると別人のように切り替えるという方もいると思うのですが、良いことなんですかね、切り替えられるのは。 

武智:そうですね、やはり、パフォーマンスを求められたり、仕事は仕事だからプライベートを持ち込むなとか言われたりすることもあると思うんですよね。
そういうことも考えると、プロとして自分がやるべきことをきちんと果たせているということだと思うので、一歩出たらシャキッと切り替えられるというのは、コントロールが上手なんだと思います。

― 確かに、そうですね。
ただ、そういったタイプの方だとまわりも気づけずに「元気だと思っていたのに急に・・」といったことがないか心配でもあります。

押し殺している感情をきちんと出せる場があるか

武智:おっしゃる通りですね。元気を装っているけどポキッ(と折れてしまう)というところが一番怖いですからね。
 
それを防ぐためにも、仕事の場や人前で押し殺している感情をきちんと出せる場があるかどうか、一人だけで抱え込んでいないかどうか、ということをぜひ振り返ってみていただきたいと思います。家族や友人、恋人などまわりで話を聞いてくれる人に話せればそれももちろんですし、TAPのような場所もうまく使っていただければと思います。
 
もし仮に、大きな悩みを抱えながらも、外ではそれを一切見せずに明るく元気に振る舞ってるという方がいらしたら、負荷をかけて頑張っている状態の自分になるべく早くに気づけるかというところがひとつポイントになりますよね。難しさでもあるのですが。
 
私たちが頑張りすぎたりどこかで無理していたりするときって、その無理して頑張っている自分に気づけなくて、疲労や精神的な負荷が溜まってある日突然「もうダメだ」となってしまうこともあるので。

意外と自分では頑張りすぎていることに気づけない

―確かに。私も「ストレスを溜めないように切り替えながらやるぞ」と思っていたつもりなのに、ある日熱を出して倒れてやっと無理をしていたことに気づくことがあります。 

武智:気持ちが前を向いているときほど気づかないということもありますよね。 

―確かに。やる気満々でやっていて、いつの間にかということが個人的に多い気がします。まず気づくというところが大事ですね。 

武智:そうですね。その際に「でも自分じゃなかなか気づけないんです」という声も必ず聞くんですよ。
そうなったときにまわりの方、マネージャーさんだったり一番近い存在の方というのが、いかに気づけるかというところが大切になってくるかなとは思いますね。 

―確かに。そうですよね。

夢や目標に向けてひたむきに努力するとき、まずは自分の状態に気づいていくことや、自分の状態に気づける場所を確保するということがとても大切なのかもしれませんね。

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