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「名越康文のこころカフェ」に行ってきた

友人から軽くオススメされたので、軽く応募して行ってきたよ。

場所は神保町。
1Fがすごく気になる感じの子ども向け本屋さん、の、2Fで開催だった。

その感想。

来る場所を間違えたかもしれない

知人とやりとりしながら向かっていたので、駅に着いたのは開始15分前なのに、駅徒歩1分の会場に到着したのは会が始まった直後。

つまり若干遅刻した。

もともとの会のつくりが分かんないんだけど、いきなり質疑応答?から始まっていた。
※後から誘ってくれた友人に聞いたら、この会は悩みとか疑問とかに名越先生が千本ノック形式で答えるスタイルらしい

とりあえず質問のレベルが高すぎて(体癖論のこととか心理学の専門用語とか)、
『YouTubeのゲーム解説動画がおもしろかったので〜(๑•̀ㅂ•́)و✧』
みたいかことを言える空気ではなくなってしまった。

来る場所間違えたかなあ、と思いつつ色んな人の話を聞けることを楽しむことに徹する。


刺さった言葉たち

おもしろいな、って感じた刺さる言葉がたくさんあった。
以下はその中から抜粋。

道徳は親が子供を社会的に育てるための薄っぺらい概念

なるほどなーーーって!
ここ最近家族が、「冤罪と道徳」っていう本にハマっていて、内容を都度都度教えてくれるのだけど、そこに通じる気がした。

人間の行動に本来矛盾は存在しない

これもね、なるほどワード(刺さる=全部なるほど始まりだよね、よく考えたら)
要は「誰から見て」矛盾なの?っていう。
多くは「本人以外の他人から見て」矛盾してるだけだよね。
時たま「自分でも矛盾していると思う」ってこともあるのだろうけど、それも本質的には辻褄の合う、矛盾した行動ではない、という。
すべてのことは繋がっていて、ちゃんと理由があるよね、なんて。

男性性、女性性、は本質的には役割
性別は二者関係の中で確立される可能性が高い

いわゆるLGBTQについての質問から派生して。
これはね、例えば漫画の大奥とか、あとは宝塚なんか、まさにそうだよなあって思う。
性別があるから、解剖学的に男性女性を見分けている、というより、関係性の中で、つまり役割の中で私たちは生きようとしちゃうもんね。

権力闘争にあるかどうかは、相手が決めること

なるほどパワハラの原理なんやな、とかってに自己解釈。
「権力闘争」って、アドラー心理学の言葉らしいよ。
知らなかったーーー!
▼権力闘争で検索したら出てきたnote


目から鱗の言葉

飽き性は小売主義

これね、おもしろかった!!
他の言葉はね、ある程度自分の中でも「そうだよね」と納得感があるというか、聞いてて違和感はなくて。
というのも普段考えていることに近いから、自分の認知、あるいは認識を強化してくれる言葉だった。

だけど、「飽き性は小売主義」
これだけは、目から鱗。

飽き性だから。
私、飽きっぽいから。

よく使うんだよね、この言葉。
飽き=良くない
みたいなジャッジを無意識にしてたんだなーーーって!
小売主義がどうとか、なんか全体の話の内容はちょっと忘れてしまったんだけど、「飽き性」という言葉に対する見方が変わったのは間違いない。

おもしろかった。


こだわりは視野を狭める

2時間近くほぼぶっ通しの名越先生千本ノック大会。
聴きながら感じたのは、「質問者側のこだわり」が何かしらあるから、質問が出てくる、ということ。
ちょっとした語尾、主語の使い方、接続詞。
そういうものの端々に、「質問者の認識」が透けて見えるのがおもしろくて、そういう意味で千本ノックは悪くないなあと思った。

何かを信じることは、そのことにこだわること。
そのこだわりがある種一元的な見方につながっていく。

良い悪い、ではなくて、宗教も、信仰も、理論も。
そういうものだよなーって思った。


この千本ノック会は毎月開催しているらしいです。
興味持った方は覗いてみるといいんじゃないかな。

ちなみに私が名越先生を知ったきっかけはこちら。


だいたいそんなかんじ。

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