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【台湾】目指せ雪山(シュエシャン)3886m!高山病は克服できたのか?【ダイアモックス服用】【高山】

こんにちは!踏青工作室です。
去る2024年3月21日~23日、台湾第二の高山、雪山(シュエシャン)3886mを目指して登ってきました。2泊3日の行程でした。

高山病の心配があったので、予防薬ダイアモックスを服用しつつ挑戦したのですが、結果、残念ながら登頂できず(涙)。山頂直下に広がるカール(約3500m)にて時間切れのため敗退となりました。

高所順応のための時間を準備段階でもう少し長く設けていれば、登頂できたと思います。しかし、国家公園の入園申請と異なる行動はできないため、予定通りの日程で下山しました。

登頂できなかったのは100%私の高山病のせいなので、次回以降はプラス1日の行程管理が必要だと骨身に染みました(文字通り)。

ダイアモックスは効いたのか?

私は日本の高山でも高山病の症状が出ますので、事前にダイアモックスを用意していました。

登山前日の朝・晩に半錠、登山当日からは朝・晩に一錠服用しました。

今回、私が高山病の症状を感じたのは、やはり標高3000mを越えてから。雪山東峰を越え、今回1泊目の三六九營地(キャンプサイト)が目前に迫っていました。登山口から7.5キロ地点です。

一番顕著なのは頭痛でした。でも耐えられないほどのガンガンではない。痛いな~痛いな~という感じ。その次に眠気。あくびはあまり出ず、空気の薄さもあまり感じませんでした。そして、高山病ではなく脱水症状(もしくは複合的なもの)かもしれませんが、下痢。そうこうしている間に、気分が悪くなり、テント内で上半身をかがめたとたんに吐き気に見舞われ、そのまま嘔吐。

本人としては、胃の中のものをすべて出し切りスッキリし、眠気に襲われて少しして寝てしまいましたが、おそらく周りのメンバーは戦々恐々としていたことでしょう。本当に心配をかけてしまい、悪いことをしました。

後から聞いた話では、安全のために私だけ強制下山させる案が出ていたそうです。

二日目、当初の行動開始時刻5:30の時点では、だいぶ頭痛は落ち着いていましたが、まだ万全ではありませんでした。幸いなことに、こちらのキャンプサイトにレスキューの教官がおられ、(もともとこちらの方が、キャンプサイトから山頂までを引率してくださる予定だったそうです)血中酸素濃度、血圧を測ってもらい、回復にむかっていることを確認してもらいました。そして高所順応のため3時間遅れでスタートすることに。(この3時間が雪山のカールから山頂の往復の時間)結果、カール基部(3500m)までの登山となりました。

予定より3時間遅れでスタートした訳ですが、私の体調はぐんぐん回復し、身体が動き、登れるわけです(困ったな)。カール基部に着いて、恨めしく山頂を眺める私。この回復の速さは、おそらくダイアモックスのおかげでしょう。全体を通して道中あまり息苦しく感じなかったのもダイアモックスの効果だと思います。プラス、水分をしっかり補給しました。

高山病は体質と言われています

高山病にかかるかどうかは、体質に因り、かかりやすい人がいるようです。
また、高所への到達時間が短いとなりやすいようです。

私は日本の高山でも高山病の自覚がありましたし、低山でも脱水症状を起こしやすい体質です。ダイアモックスを服用していても、基本的には登山一日目は高山病の症状が出ることがわかりました。やはり、高所順応のための時間が他の人よりも余分に必要(症状が出始めてからのことを考えると最低半日は必要)なようです。
服用の効果はあったように思いますが、ダイアモックスさえ飲んでいれば、どうにかなるというものではありませんでした。

今回、雪山の登頂はなりませんでした。私よりも一緒に登ってくれたメンバーの方が何倍も悔しいことでしょう。皆さんごめんなさい。また計画して、挑戦したいと思います。

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