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酒のはしもとに行ってきた。

「ネッスンドルマで飲んだ時に、めっちゃアツい酒屋さんがいて。熱燗にハマったのは、その人の影響も強いかなー」

先日の話で福岡の熱燗界隈が熱い!!という話を書きました。
博多のかんすけさんが、今までの居酒屋をしめて、熱燗に特化したお店をはじめようと思った、きっかけは、ネッスンドルマの熱燗と共に、酒屋さんとの出会いがあったらしい。

「今も、そこの酒屋さんから仕入れてるよ」
「どこですか?」
「船橋にあるんだけど、酒のはしもとっていうお店で。」



へぇ!!!!船橋からわざわざお酒仕入れているんや!!!
どうやら、福岡で作ったお酒も、船橋の酒屋さんルートで、配達してもらっているらしいw。地元のお酒を船橋から取り寄せるという謎のルートとともに、それってやっぱり酒屋さんとの信頼関係だよなぁと思って。酒のはしもとに行ってきました。

「まさきさんって人がいるんだけど、かなりアツい人だから」と言われ。メールを教えてもらい、やりとりをしていると。

「最近、熱燗にハマっちゃって、酒屋に遊びにいきたいです。」

「それなら、ちゃんと話をしないとダメだね。いつ空いてるの?」と、まさきさんは、もうメールからアツい人だった笑

はしもとさんは、「お湯割にして美味しい焼酎」と「熱燗にして美味しい日本酒」の販売に特化したお店でした。日本酒ならお米、芋焼酎なら芋。それぞれ「素材の味の旨味」をお酒でも感じて欲しい!!という気持ちで。全体の90%を飲食店への卸売のご商売をなさっているお店です。

熱燗のつけ方、お湯割のつくり方、座学を終え、電車に乗り熱燗を飲みに連れて行ってもらいました。

今まで、出会った方から聞く話では、いいお酒は「まずは、お米の旨味があること。そして、キレがある。」という表現を熱燗界隈ではよく聞きます。
キレという表現は、日本酒づくりの時に、日本酒成分のなかの糖分がちゃんと発酵しきっているお酒だと「キレがあるいいお酒だね」という風に使うようです。逆にキレがないお酒は「ダレる」と言っています。
糖分が発酵しきっているからといって、甘味がない訳ではなく、いいお酒で感じられる、甘味はお米の旨味とニアリーだと睨んでいます。その辺のニュアンスを自分のことばで「あぁ、キレがあっていいお酒だ」というまでには、まだまだ時間がかかりそうです。



わからないことだらけでもあるのですが、いくつかわかったこともあります。

今の自分がわかったことは
1「めっちゃおいしいやん!!」というお酒があること。

2「え!!このお酒、oo度まで温度あげると、酸味も隠れて、めっちゃ丸くなるぅ!!!」
というお燗によって全く違う印象のお酒をつくれること。

3「開封して、2ヶ月経ったら(しかも常温で)、めっちゃ香りでてきた!!!」
と開栓後の変化がめちゃくちゃ楽しいことこと。

4「熱燗、めっちゃ鮨にあうやん!!!全然気がつかんかったけど!!」
と鮮魚とも合うこと。

5「えー、お出汁もお野菜も全部美味しいんですけど、、、。」熱燗界隈は美味しいお店が沢山あること。

6「この人おもしろっ」と熱くて面白い人が沢山いること。

7「へぇ、戦争の影響で日本酒業界がこんなに変わったんや、、、。」と歴史や文化と切り離せないこと。

「まじか!アルコール飲料全体の6%しか売れてないんやw」と全然飲まれてないこと。

9「そうは言っても、冷酒が主流だよね。」僕がこんなに熱燗に感動しているこの時代は、冷酒好きな人がやっぱり多い。そもそも、6%しか飲まれてないのに、熱燗も冷酒も言ってる場合ではないのかもしれないけれど笑。
そして、そもそも「おいしい冷酒」に、僕が出会っていないだけかもしれん。
熱燗好きなこの気持ちはカルト的なのか、みんなに伝わる美味しさなのか。それを見極めて攻めていきたいですね。

これからやること。としては

1、日本酒好きな人たちに沢山あって話を聞く。
2、温度、時間、使う酒器や盃、それぞれの変化を探る。
3、麹、水、酒米、酵母、4つの主原料による違いと、仕込み方による違いを、飲んだ時にどこまで感じられるようになるのか。を探り実験する。
4、「私、このお酒の熱燗、超好き!!!」っていう、好きなお酒をみんなが見つけてくれたら幸せ!!(これがやりたい!!!)


例えば、僕はジャマイカの音楽,SKAやREGGEAが好きなんですけれど。
ちょっとこのふたつを聴き比べてもらうと、、、。


聞いた感じ全然違うと思うんですけれど、どちらもジャマイカから生まれた音楽で、どちらもジャマイカンミュージックへの愛が溢れているんです。そして、ジャマイカ人でもなく日本とイギリスのアーティストだし。



「やっぱ熱燗しかないよなぁ。」っていう気持ちは、この2種類の音楽に対する気持ちとよく似ている。
僕が高校の頃は、2つ目の動画で紹介したskapunkというジャンルが大好きで。SKAPUNK最強!!と思っていたあの頃は、1つ目に紹介したダンスホールレゲエというジャンルは、もう全然ジャマイカンミュージックじゃない!!と思っていて。聞いても全然なんとも思わん!と感じていた気持ちにそっくりで。
 今となっては「どっちも超かっこいい!!」というところに落ち着いているので、熱燗への気持ちもそうなっていくのかなと思いますが。それでも、今のこの気持ち「やっぱり熱燗最強説。」には、嘘はつきたくないので、熱燗最強説を大プッシュしていかないとなぁと思っています。

そうそう。酒のはしもとの正木さんには。

「やるなら、本気でやれよ。」

と言われたのが印象的でした。

「本気で熱燗をつける」

というのは、どういうことなのか。まずはそこから、考えて行かねば。

スタッフの小野寺さんも、正木社長も、色々教えていただきまして、ありがとうございました!!!

また遊びに行きますー。

そうそう、先ほど紹介した、the specialsのMonkey Man.めっちゃかっこいいやん!!!と思っていたら、実はカバーだったりして。後から原曲知って。
うわっ、元ネタ超やべー!!!というのも、ジャマイカンミュージックの面白さでもあります。ということで、The Maytals の Monkey Man もどうぞ。ぬるめの熱燗飲みながら、ゆったりと聞きたいですねぇ笑。 



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