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カーミングシグナルあれこれ 3

☆犬のことをもっと知るトリビアその22


自分の足を噛む

恐怖や緊張などのストレスから、自分の足を噛むというカーミングシグナルを出すことがあります。アレルギーの可能性や、皮膚や肉球に異常がなければ、気持ちを落ち着かせている、気持ちを落ち着かせるためのグルーミング、隙を潰している、ストレスを感じている、などの原因があります。
どんな時にこのカーミングシグナルが出ているか、習慣化していないか、ストレスの原因がないか、飼い主さんの考察が必要ですね。

尻尾を追いかける

子犬が尻尾を追いかけるのは、好奇心旺盛な子犬が動く尻尾が視界に入っておもちゃに見立てて遊んでいる、または飼い主さんにかまって欲しいという要求がある場合もあります。
尻尾を追いかける行動は、成長とともに減るのですが、飼い主さんが喜んだり撫でたりすると、褒められたと勘違いして続けてしまいます。
この行動には、心理的、肉体的ストレスを感じている場合があります。

心理的ストレス
家族間の問題、スキンシップの不足、家族の増減や引っ越し、多頭飼いによる犬同士の相性
身体的ストレス
飼育環境、不適切な運動量、強制的な散歩
などが要因となるとされています。

スキンシップを十分にとってみる、お散歩の時間や距離が愛犬に適当かを検討する、音のでるおもちゃや犬用のガムをあげてみる、静かで愛犬が寛げる狭い場所などを見直してみるなど、ストレスの対応を考えて対策を取ることが必要です。

皮膚炎や寄生虫など皮膚の炎症や痒みや、ノミやマダニなどの予防もしっかり行いたいものです。

耳を倒す

犬が耳を後ろに倒しているカーミングシグナルには2つの意味があるとされています。抱っこしてもらって嬉しい時など、嬉しい気持ちの時に耳を後ろに倒したり尻尾を振って喜びます。一方恐怖を感じたり、不安な気持ちの時にも耳を後ろに倒すことがあります。
状況に応じて、耳の動きのほかに表情や尻尾の振り方も観察し、理解することが大切です。

数回にわたって、いくつかのカーミングシグナルについて書いてみました。


振り返ると、これまで我が家の愛犬たちが発していたカーミングシグナルを知らずに自分勝手な解釈をしてしまった事もあったと反省。。。
愛犬たらとの生活で、今度はカーミングシグナルを受け止めて、よりたらを理解することができたら良いなと思います。



犬のタイミングで発するシグナルを観察して理解することは、愛犬の心身の状態を理解するのに役立ち、飼い主さんとの絆を深めることになりますね。

犬の温泉に浸かるトラとショコラ♨️

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