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オタク、世界が広がる 2

あはれ!名作くん。

NHK Eテレ 金曜18:20から放送中「ビットワールド」内で放送中。キャラや毎話のテーマは、いわゆる「名作」と呼ばれるものをモチーフに作られる。
主要キャラ5人に、準レギュラーが3人。
週替わりゲストが、いたりいなかったり(6割くらいはいる。いない週はレギュラーメンツで1話やる。)
http://meisakukun.com/sp/

名作がモチーフなので、とっつきやすいものが多い上に1話は5分程度。
YouTubeでも公式でかなりの話数が上がっているので、課金しなくてもある程度わかるのもよい。1話完結が基本だが、以前の設定をいきなり出してくる(わからなくても見れる)のも、長く見てると楽しかったりする。
というわけで、1話を。
https://youtu.be/zDtSE7RB_-8


わたしの推しは主要キャラのひとり、ノキオ。
ノキオはナルシストでクズで小心者(ヘタレ)。たまに賢いことをいうけど、基本的にはバカ(勉強はできない)。モテたいのにモテなくて、ダンボールで出来たハリボテを纏って「自分はロボ」と言い張る。一応、背中になんかジェットついてて飛べるというロボ的側面もある。嘘つくと鼻が伸びる。モチーフはもちろんピノキオ。親的存在のパペットじいさんと暮らしている。初恋は小5のとき。友達思いではあるのだが、人の大切なものはなくすし、友達を生贄に差し出すし、下級生相手にガチでスポーツして勝とうとする、そして圧倒的不憫。モテないのにリアルでは女性ファン多い印象。
そう、憎めないダメンズにハマる女子の典型でした。一応14歳(小学校8年生)設定。

彼がフィーチャーされる回はノキオクズエピソードてんこもりなことが多いのですが、一番好きなのは初恋回(「ノキオとジュリエッ子」)
近所に住むお姉さんに片想いをしたノキオ。名作くんたちはノキオの恋を応援することに。告白のシミュレーションまでするのですが、いざお姉さんを呼んだら「私は人間でノキオくんはロボ。これは許されぬ恋なのよ!」とフラれてしまう…というお話です。ロミジュリがモチーフなのは言うまでもない。
見た目人間(ダンボール着てるだけやからな)なので、僕ホントは人間ですって言えば上手くいく恋なのですが、ノキオはお姉さんの言葉をそのまま受けいれるのです。

「誰がなんと言おうと、俺はロボットだからな……。」

実は5人の中で家族の存在が明らかでありながら、その家族は「親的存在のおじいさん」のみ。そのおじいさんは、本物のロボットなのです。ピノキオモチーフなのに、ピノキオとは立場が入れ替わってる。
ああ、10年程度とはいえ、自分はロボと言い張って生きる彼の人生はどういうものだったのだろう……。ここまで考えたりした。

どうですか。見事に深い沼にハマっているでしょう!(笑)沼なのに温泉のような心地良さですよ。すいません、次も名作くんの話が続きます(笑)誰が読んでんだよ(笑)

気持ちを綴ってみます。