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囲碁将棋のこと2022

囲碁将棋を好きになって、気がつけば9年半。まあそれをぎゅっとしたら3年くらいのマイペースさですが、いつの間にやらこんな年数。

だいたい月2くらいしか劇場行かない、どっちかというと「東京いるのに何しとんねんお前」と言われてしまいそうなファンなのですが、「NGKで観れる」という希少性に惹かれ、夏からずっと行きたくて仕方なかったNGK公演。やっと年末に予定があって、NGKと翌週の単独とを立て続けに見れた。いい選択だったこれ。だってここに来たからには他の人なんか観たくなかった。ふたりだけ、囲碁将棋の漫才だけを浴びていたかった。ちなみに人生初NGK。若い頃は目の前のbaseに行きたくてしゃあなかったから、NGK行ったことなかったなあ。

NGKはブレイクタイムあったとはいえ、どちらもほんとに漫才を堪能!!寄席あんまり行かないのは、行きたい公演に確実にお金落としたいのもあるけど、なんせ「営業用」観ると「いい子ちゃんしてるべ~」ってなる自分が嫌なので(しかしそれは絶対に必要なので、寄席自体も、寄席に出ることも否定しないし、むしろ寄席はガンガン出てほしい)行かない。つまり、こういうキツいクスリしか欲しくない。わたしは!クソみたいなお客なのです!

ルミネ単独も何度も震えた。
何年も見てきたふたりなのに、何度も見てきたルミネの舞台なのに、知らない人のように思えた。
ああ、これが「手が届かなくなる」ってことかあ、と思えた。本当にこれは囲碁将棋?こんなに面白いなんて知らない。かかってる。すごい。やばい。うれしい。
そのくらい、あの単独はとても凄かった。大袈裟でなくずっと笑ってた。

一度きりの人生、その中で芸人さんにハマること、そして吉本に所属すること、その芸人さんに、笑いの殿堂とすら言われるNGKや、東京吉本の本拠地と言われるルミネで、ほぼ単独で公演してもらえる。ルミネはここんとこ毎年。

その確率の低いことよ。

あの事務所にいてもみんな売れる訳でもないし、なんなら売れないままいなくなる人のほうが多いあの世界の、しかも東京の純粋培養。大阪生え抜きならまだしも。
関東の人には全然ピンとこないかもしれませんが、あの吉本新喜劇含む本公演を毎日やってて、それはそれは名だたる芸人さんが日々出演してる。笑いの殿堂であり本拠地であるが故に、お世辞でも東京モンに優しい場所では無い。しかも失礼ながら、めちゃくちゃ売れたわけでもないコンビなのに。
それでもこんなチャンスが貰える。好きでよかったなあ。残念ながらこの企画は一旦終わるらしいけど。
ルミネ単独だって、自前の劇場だから確約されたものなんかじゃない。数年前まで、今年もできてよかった!と心から思ってた。埋まらないってSNSで言ってるのを見て、友達誘って文田さんのとこに手売りチケット買いに行ったこともあった。

応援していく上で息切れしかけて、もういいかな人気者になったし、なんて思うこともあったし、古参(自分では思わないけど)の域に入ってきたわたしの存在は、鬱陶しいだけだろうなって思うこともあった。
けどごめんなさい。全然離れられません。古参ババアうぜえと言われても、もう少し応援させてください。変わらずマイペースにですが。だからぎゅっとしたら3年!古参じゃない!

今年もおふたりの漫才で大爆笑できた。幸せ者です。
これからもずっとずっと、最高の漫才師でいてください。

気持ちを綴ってみます。