しんみり、冬。

しんみりしている。
こういう時はバラードの曲を聴いてなくても泣ける。EZ DO DANCEでさえ。
あんまりしんみりなことを書きたくは無かったが日記など自分の中で留めておくこともできずに書いている。

バスの運転手さんのすぐ後ろの席に座って窓の外を見る。ウーバーイーツの配達員さんが自転車にまたがってスマホで配達先を確認している様子を見るだけでなんか泣ける。
ceroのずっと好きなorphansを聴く。イントロから下手くそなカバサみたいな音が聴こえる。
こんなに数え切れないほど聴いたのに今初めて気づくこともあるんだと。

やけに浮遊感がある、と小林私が冬を表現する。ふゆだけにね、と思う。
個人的に浮遊感は感じないが、頬はたしかにほころぶ。

琥珀色の街〜を聴いて上海蟹を食べたいとはならない。でも何か、何でもいいから一緒に食べたかった。さいあく蟹でもいいわ、と思う。

感情の起伏があまりない人間だと自負していたので、夜に蒸気でホットアイマスクをしながら涙が出た時にゃ……もう……

6畳のアパート、エアコンかけて猛烈に乾燥する中、当たり前にそこに加湿器は無く、蒸気で目だけ湿らせながら、さらに目だけが潤ってゆく。

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