iOSDC 2023ポスター発表してきました - iOSの自動テストの進化・変化をふりかえりながら考える今後の展望
はじめに
iOSDC2023で新しく始まったポスター発表に採択されて話してきました。
iOSDC2023は2023/09/01(金)〜9/3(日)と開催しました。
ポスター発表は、下の写真にあるように展示ルームにパワポ10枚の紙が壁に貼られた状態で内容について話すというものです。
なお、常にポスターの前にいるわけではないので、いないときはポスターを読んでもらう形にはなります。
登壇とは違い気軽に対話することができるので、面白い取り組みだなと思いました。
私がいられる時間が短かったこともあり、また滞在時間においても来られる方がそこまで多くなかったこともあり(他にセッションありますしね)、もっといろいろな人と話せれば良かったなとは思いました。
なので少し補足やポスターセッションの続きができれば良いなと思いつつ、ふりかえりも含めて本記事を書きます。
ポスターセッションの内容について
今回話した内容はプロポーザルに書いてありますが、「iOSの自動テストの進化・変化をふりかえりながら考える今後の展望」というタイトルです。
XcodeはリリースされるたびにRelease Noteを出していますが、Xcode10から15までのRelease Noteにある「Testing」と「UI Testing」にあるFeatureの項目を次の3つにわけてグルーピングしてまとめています。
テストコードの実装
テストコードの実行
テスト結果(レポート)
Xcode10からXcode15までで39回ほどリリースされていますが、その間にTestingでFeatureがあったのは12回になります。
つまり「12/39」
想像してたより多いなと思ったりしませんか?
このリリースの傾向がどういったものか、どういう年にどういったものを出しているのか、それによって他にどういった影響を及ぼしていったかというのを一定まとめています(当然10枚にはおさまりませんでした)。
Testing以外の他のAPIでも同様でしょうが、Testingにおいてもこのタイミングでこの機能を出して、その後に関連する機能を出すことで強化をするというのはよくある流れです。
そこから今後の傾向などを考えられないかなと思っています。
またAndroidにおいての流れも見ておくと、似たような流れは一定あるのでそこも踏まえて考えられると面白いと思っています。
さらにいうと、Testing周りの新機能を追ってない方も多いと思うので、このタイミングで「こういうこともできるようになってるんだ」と思ってもらえると嬉しいなとは思います。
自動テストは活用してナンボです。
ポスターセッション+オンライン
ポスターで伝えきれないことも多く、また当初の予定と異なり開催期間中に滞在できた時間がそれほど多くなかったので次のページを用意しています。
このページでは、ポスターセッションの情報と足りなかった情報を記載しています。
またNotionで用意していますが、コメント可としているのでなにかあればコメントしてもらえればと思います。
コメントに関しては、このページにあるTwitter(X)またはBlueskyのわたしのアカウントに対してFB頂いても問題ありません。
おわりに
今回、家族の都合もありそこまで長い時間滞在できなかったですが昔のiOSDCを少し思い出しました。
日々業務に向かっていると、他社がどういったことをおこなっているのかに対して知る機会は減りますし、ブログ記事で読むという形でなく実際に対話できるというのは非常に刺激になります。
最近、iOS界隈での登壇は少なくなっていますが副業などを通してまだiOSに関わっていますし、iOSふくめテストの動向は追っているので、今後どこかで登壇できればとは思っています。
おつかれさまでした!
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