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プラス思考とマイナス感情

本当のプラス思考とはマイナスの感情もきちん感じていながら、「そうはいってもプラスの面もあるよね。」と考えて、プラスの思考を選択するコトを言うらしい。

プラス思考と言いながら、マイナスを全く見なかったり反省をしないのはプラス思考ではなく、逃避。悲しい現実から逃げているだけ。

〜感情は受動的、思考は能動的〜

ある意味で「感情」は受動的。
自分の今までの経験や環境から、瞬時に頭で考えることもなく心で感じて生まれてしまう。

逆に「思考」は能動的。
今までの自分の当たり前ではこう考えるけれど、もしかしたらこうかもしれない。
他の人だったら?、、、と思考を深め、解釈を変えることはできる。

例えば、アパレル販売の仕事をしていてすご〜く長い時間接客したのにお客様は悩んだ末に、「やっぱり決められないんで、家に帰ってゆっくり考えます。」と言われてしまった。他のメンバーより売上が悪いし、今日のお店予算は高いし、店長は最近怖い。

感情は「最悪、、、なんだよーあんなに気に入ってたのに!あんなに長く接客したのに!」悲しい、怒り、自信喪失、、

Aさん:この悲しい気持ちのままに…
「やっぱり、私は向いていない」「あのお客様、マナー違反。どうせ買わないなら、もっと早く言ってくれたらいいのに」「また店長の機嫌が悪くなる。」
感情のままに思考が流されるのが、マイナス思考。

Bさん:気持ちを切り替えて…
「次は大丈夫!次々!」「さっきのヒトが悪いだけ!」「ちょっと、休憩でも行って気分転換しよう!」
…さっきのマイナスな感情をなかったことにしてしまう。これは、プラス思考ではなく、現実逃避思考。

Cさん:マイナスな感情は感じたままで、プラスの面を探す…
「さっきのお客様は、本当に悩んでいたから、家で考えるのが一番良かったのかもしれない。だったらもう少し早く、自分から『ご自宅で一度考えますか?』と提案した方が良かったのかもしれない。次回からは、そうしよう」
「買っていただけなかったのは残念だけど、今の私の100%の接客はできた。でも、店長だったらさっきの方にどんな接客をするんだろう?今のうちに店長に聞いてみよう」
マイナスな感情はきちんと胸に感じながら、プラスの面を探し、次の行動につなげる。これがプラス思考。

〜プラス思考で感情も変わる〜

おかしなもので、Cさんのように思考を意図的にしていくと、感情も変わってきて、少々のことではダメージを受けなくなってくる。

同じことが次に起きた時、
ネガティブな感情のままに流されるマイナス思考のAさんは、次も悲しいくて自信を失って辞めることを考えるようになるかもしれない。
ネガティブな感情と向き合わない現実逃避思考のBさんは、いつも課題と向き合わないから、後輩たちにスキルで抜かれて、いつかもっともっと辛い思いをするかもしれない。

だけど、Cさんは意図的なポジティブ思考で日々解釈を変えるトレーニングをしているので、成功体験が積まれ大丈夫なエリアが広くなっていく。
そうなると、同じ出来事が起きても、今までと違った感情で受け止めることができるようになる。

Aさん、Bさん、Cさん。
みんな一生懸命。だからこそ、せっかくのネガティブな感情を思考でポジティブに変えて欲しい。

接客も指導も、すべての人間関係も基本は同じ。

嫌なことが起きた時、そのネガティブ感情に振り回されず、逃げず、しっかりと向き合えば、解釈の幅が広がって、思考が深まって、心の豊かな素敵なオトナになれるはず。

私もまだまだ未熟。
ともに、美しいオトナ目指して行きましょう!

※ここまでで全文です!


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