ある人との出会い

と言っても実際に会ったことがあるわけでもなく、気軽に会えるような方でもない。

今日は私にとって人生最大の衝撃といっても過言ではなかった、経沢香保子さんとの出会って変わった私の人生について書きたいと思う。


去年の春くらいにvoicyを知り、家事の合間や子どもの寝かしつけの時などに聴き始めたいくつかのチャンネルの中に仮想の銀座高級クラブ『かほこ』があった。
大変失礼ながら、すんごいポジティブな人だな、、と思っていた。

当時の私はうつになる直前で、今となっては記憶もないけれど、鬱々とした日々の中でこんな風に生きられたら幸せだろうなと思いながら聞いていた。

昨年の6月、私はうつ病を発症し仕事を休職することとなった。

何をしていたかさっぱり記憶もない約一ヶ月間、ようやく少しずつ回復の兆しが見えてきたときに私を支えてくれたのは本やvoicyだった。

家事も育児も手につかず、私はひたすら本を読んでいた。
布団に寝転がってずっとvoicyを聴いていた。

ずっと根っからポジティブな恵まれた経営者だと思っていた経沢香保子さんの、お子さんを亡くされた話や、キッズラインを立ち上げた理由や、人間っぽい一面などを聞くうち、自分の中に不思議な感情が芽生えていることに気がついた。

それは、圧倒的な憧れ。


思い返すと、私には今まで誰かに憧れたり、誰かのファンになった記憶が全くといっていいほどない。
それはたぶん、自分でも扱いに困るほどの自分のプライドの高さが原因である。

誰かに憧れるということは、自分にないことを認めるということ。
ほんとうに小さい人間だけれど、たぶん私にはそれができなかった。

うつになってよかったとは思わないけれど、これを機によりよくなりたい、今よりいい人間になりたいと思っていた私には、かほこママイズムが染みに染みた。
スポンジのように、ぐんぐんと素直に吸い込むことができた。

単なるポジティブなんじゃない。
何があっても前を向かないといけない、ときっと誰よりも様々な経験から学ばれているのだろう。

本質的で、ブレなくて、それでいてほんとうに温かい。

今までもずっと自覚していたけれど見て見ぬふりをしてきた、自分の嫌な部分や直したいところと向き合おうと心の底から思った。放送を聴いて、何度涙を流したかわからない。

自分のプライドの高さや、自己肯定感の低さ、わがままなところ、Noと言えないところ、などなど、、放送を聴いて気づいたことも多々。
今までどれだけ苦しかったんだろうとも思ったし、したくないことをどんどん手放したり、肩の力を抜くこともできた。

今では放送を何度もリピートしてるせいもあって、たぶん心に小さなかほこママが住んでいる。迷いそうになったら「決断に正解も間違いもない!どちらを選んでも変わらない!」と言ってくれるし、先日ヒトメボレした家を即決で購入した時も「決断を正解にすればいい!」と思った。

変わりたくて変われない、苦しいこともやっぱりある。

小さなエゴにまみれた自分をほんとうに情けなく思うときもある。

それでも憧れのかほこママに少しでも近づくために、少しでもより良い自分になるために、変わりたい気持ちを忘れないでいたいと思う。

今は復職してまた元気に働くことができている。
それと同時に、女性として生き方を考えている最中でもある。

人の顔色を伺いすぎて自分が何者なのかさっぱりわからなくなって、挙げ句の果てにはうつになってしまった私だけれど。
こういう風な女性になりたい!という圧倒的憧れの対象に出会い、かほこママイズムを踏襲することで、ようやくちょっとだけ軸が生まれてきたような気がする。


かほこママから学んだことはここには書ききることができない。
大げさでもなく、私に人生を変えてくれた出会いでした。

Twitterのコメントを数回読んでいただいたことがあって、嬉しくてその回は他よりも何度も聴いている♡笑

好きな回をメモするうちに何十枚にもなり、今も私の生きる指針となっている。

出会えたことに感謝しています。
これからもご活躍をお祈りしています。







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