福岡のやばい父ちゃん 第4話 「渡米」

父が生徒会長になったら10万くれるというので

僕は演説で「消費税を廃止する」とふざけ

中学生レベルですから

爆笑をとり

生徒会長になった。

父は多方面で自慢し、鼻高々だったようだ。

中学生の息子を金で買収する。

やはり無茶苦茶かもしれない。

兄の授業参観の時

母が来れない状況で

父は兄に絶対に来るなと言われていた。

兄のクラスは二階だった。

授業が始まり、父の姿がなかったので安心していると。

通路側ではない、ベランダもなく、断崖絶壁になってる側の開く筈のない窓が開いた。

「ヤッホー!」

父だった。

恐るべき身体能力で雨どいをつたって、保護者が入ってくる逆の窓から侵入して来た。

ひょうきん物の父ならまだいい

兄は陰気でいじめられていた。

クラスで一番おとなしい子供の親が、雨どいをつたってハイテンションで登場する。

違和感しかない。

父は後に兄に熱湯をかけられることになる。

父の会社は水産業だった。

会社で、アメリカに行って商談をする話が出た。

英語が出来るものが募られた。

こともあろうに父は、アメリカ行きたさに英語が出来ると嘘をついて渡米した。

渡米後に父が英語ができない事が発覚した。

大事な商談だったので、会社はパニックに陥った。

商談がめちゃくちゃになり、取引先も激怒している。

誰もがそう思った。

しかし

父は大きな商談を成立させて帰ってきた。

英語が出来たわけじゃなくジェスチャーで商談をまとめてきたのだ。

アメリカのビジネスマンを相手にジェスチャーで数千万円の取引をしてきたのだ。

アメリカのビジネスマン達はきっとこう思っただろう。

日本にはまだサムライがいる。

そしてその後すぐにその海老で会社に莫大な利益をもたらした。

海老で鯛をつると言われ価値の薄かった時代、しかも海老の輸入は難しいと言われていた。

父の給料は5倍に膨れ上がった。

息子がバカで父が海老の輸入でもうける。

お前の人生フォレストガンプとまるかぶりだな。

そう相方から言われても屁ではない。

僕等一家は借家を抜け出し、3000万円のマンションに住み始めた。

そして小さな幸せを手に入れた吉田家(一人井上含む)だったが。

一つ疑問が残った。

何故海老だったのか。

しかし最近になってその理由がわかった。

父の魚の形態模写。

海老のクオリティが半端じゃなかった。

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