「ぺパボ」と「アウトプット」と「私」

この記事はPepabo CS Advent Calendar 2023 第2会場4日目の記事です!(第1会場はこちら

GMOペパボ株式会社のCS室 ECグループ CustomerEngagementチームに
所属しているtaro(たろ)と申します。

たろ(⤵)ではなく、たろ(⤴)の抑揚で呼ばれてます

さて
GMOペパボに入社して2年が経ちました。

あれですよね…
ペパボっておもしろい会社ですよね

みんなと仲良くしよう
ファンを増やそう
アウトプットを大切にしよう

私たちが大切にしている3つのこと|GMOペパボ

そんな会社のポリシーが社内にも浸透されている気がして
何と言うか…、表現するならば
ペパボって、人も会社も考え方もとても「豊かな」会社だなぁと感じます。

私は前職、金融系で働いていたこともあって余計にそう感じるのかもしれません。

・銀行というお堅めの場所で7年ほど勤務
・それまでSNS経験なし
・情報発信なんてしたことないんですけど…
・視力1.6あるのに常にメガネかけてる民
・最近、韓国アイドルのyoutubeがお勧めにでてきたので、軽い気持ちでみてみたら、次から次に提案されて、最近レコメンドが韓国アイドルばっかりになってて、嫁さんにバレるのがいやだどうしよう…

私の経歴まわりの5つのこと|Taro

ここでは、そんな前職の経歴を持っている私が、ペパボに入って感じた自分自身の意識の変化について話をしていこうと思います。


33年間アウトプットをしてこなかった金融メガネ男

ペパボに入るまで、私は銀行に勤めてました。
皆さん、銀行と聞いてどんな職場をイメージをしますか?

  • 昔ながらの企業文化がありそう

  • おカタイ仕事なんでしょ?

  • でもあっちの方はおタカいんでしょ?(ごめんなさい離脱待ってください。挽回させてください)

概ね上のイメージは合っていそうな気がします。

とくに「昔ながらの企業文化」というのは、ペパボに入ってから特に感じる部分かもしれません。
(※もちろん前の会社の良いところもいっぱいありましたし、素晴らしい方々もたくさんいましたよ^^)

特に、Slackみたいなチャットツールを使ってるわけでもないですし
Outlookバリバリで、毎回連絡するたびに「いつもお世話になります」の文章からはじめる、なんてことは当たり前でした。

なので今のペパボの仕事の「スピード感」はとても早いなぁと感じますし

お互いが意見やアイデアを出しながら、スピード感をもって仕事が進んでいく「ノリ」みたいなものは、とても楽しいなぁと感じます。
(※もちろん前の会社の良いところもいっぱいありますし、素晴らしい方々もたくさんいましたよ^^)

また職業柄、銀行は重要な個人情報をお預かりする仕事でもあったので
情報の取り扱いにはとても厳しかったんですね。

資料やパソコンの持ち帰りなんてのは一切できなかったこともあって
男性行員はスーツだけ着て、カバンなしで手ぶらで出社して手ぶらで帰る、みたいな感じで出勤をしてたりなんかしてました…

…そんなこともあって
銀行で働いている間は、SNSの利用も「絶対にしてはいけない!」
…なんてことはなかったですが

積極的にSNSを推し進める職場ということでもなかったので
そんなこんなで、自分もSNSのアカウントを持っていなかったり
何かを「発信する」っていうことは
それまでたいしてやってこなかったんですね
(※もちろん前の会社の良いとこともいっぱい・・・以下省略)

そういうわけで、何かを発信したり、アウトプットの楽しさを知らないままやってきたわけですが

そんな私は、2021年11月ペパボ入社をきっかけに、アウトプットに関する考え方が少しずつ変わっていくわけです。

そのきっかけは入社3日目に訪れました。

ペパボ入社3日目、自己紹介をめぐる珍道中

ペパボに入って驚いたことがあります。

ひとつは月に一回、GMOグループの拠り所となる「スピリットベンチャー宣言」を全員で唱和するというものがあること。
もう一つは、仕事終わりに毎日「日報を書く」という習慣があること。

この2つの取り組みは、自分にとってとても新鮮でした。

「スピリットベンチャー宣言」は仕事をする上での、すべての起点や拠り所になるものです。こちらも興味がある方はみてみてくださいね!

私は入社3日目に、この「スピリットベンチャー宣言」の唱和に参加して

ほぇ~グループ全体でこんな感じで取り組んでいるのか、すごいなぁと感じたのを覚えてます

社内の人たちが、一斉に同じZoomに入って、この「スピリットベンチャー宣言」を読み上げていき、仕事をする上でのポリシーを月に1回再確認していくわけです。

なるほど、GMOグループが広く長く社会で活躍しているのは
こんな取り組みもあるからなのかぁ、なんて思いをしたものです。

…さて、私に問題が起こったのは、このあとです。

「スピリットベンチャー宣言」の唱和が終わったあと
司会の人が、おもむろに話し始めました

「えーそれでは最後に、今月入社された方の自己紹介をしていたただきます。それではよろしくお願いします!」

「…ぁぁぁぁぁあああああああ!?」

「…自己紹介!?…いきなり!?こんな何百人もみてる大勢の前で!?」

「事前に言っておいてもらえるならまだしも、いきなり大勢の前で自己紹介するなんて、それはGMOさん、いくらなんでも横暴がすぎるぜ…、こちとらなんも準備してないよ!?」

そんな思いが頭に駆け巡りつつも

「何か話さなきゃならない、なんでもいい!考えろ!」

と、なんとか話すことを必死に考えたものです。

「というか順番とかどうなってんのよ?自分は誰の次に画面が回ってくるのよ?」
「GMOさん、入社ほやほやの人にもいろいろ試してくるなんて、なかなか尖ったやり方してんじゃないか。えー?ちくしょー、やってやんよ!」

と、一瞬でいろんな思いが駆け巡りました。

…そしてまた、その日わたしは在宅で勤務してたんですが

11月下旬にさしかかるその日は、とても寒い日で
わたし、部屋でクタクタのダウンジャケットをきてたんですね…

(こんなオジオジなダウンを着ながら自己紹介なんてしたら、みんなに笑われちゃう!)

…なんてことを思った私は、慌ててそのダウンジャケットをzoomの画面外に投げ捨て(それはそれは、見事な放物線を描いてました)
表情と姿勢を整えながら、自己紹介の順番が回ってくるのを待ってたわけです。

…ひとり、またひとりと自己紹介が進んでいきます。

(いつになったら、自分に順番が回ってくるんだ!?)
(しかし、他の人はずいぶんとテンポよく流暢に自己紹介していくじゃぁねぇか。さすがGMOに選ばれた人材だねぇ)
(じぶんばっかりめちゃめちゃ噛むかもしれないけど、どうなってもしらないよ?)

…と思いながら、いまかいまかと自分の自己紹介の順番が回ってくるのを待ちます。
しかし一向に私の順番が回ってきません。

そして、その矢先、
「…えーそれでは、今月の入社自己紹介は以上となります!ありがとうございました!」

と司会の人が高らかにアナウンスします。

「…ぁぁぁぁぁぁあああああああ?」
「わしわい?わしはどないなっとんや?」
「ほなわしは入社してないっちゅうことかい?…なんやドッキリか?水ダウか?」

あのー、
あとで話をきいたらですね

どうやら自己紹介部分は、先月入社した人の自己紹介だったらしくて、
前もって事前に撮影した録画を最後に流している、ということだったみたいです、、

…そんな、ただの私の勘違いだったということかよ…

いやぁー、
このときはGMOさんのせいで、めちゃくちゃ慌てさせられました。
(ちがいます。勝手に一人で乱舞してただけです。あとGMOさんっていう呼び方なんなんですか?)

そんなこんなで、初「スピリットベンチャー宣言」の唱和タイムは私にとってとても思い出深い回となったわけです。
(そのあと、熱めの緑茶を入れたところまでセットで記憶に残ってます)

はたして、私は何の話をしているのでしょうか。
ここまで読み進めた人はいるのでしょうか。

2021年冬 発信する楽しさをしったダウン着用男

そんな珍道中を経て、なんとか入社3日目の日程が終わったわけですが、
最後にもう一つ、やらなければならないことがあります。

その日の仕事終わりに「日報を書く」というやつです。

その日に行った業務を書くのと合わせて
何でもよいので、何かを自由に記入して報告するというものです。

この「なんでもいいから何か書く」という文化も、前職にはない文化だったので、私にとってはなかなか骨の折れる作業でした。

例によって、これまでSNSなどで発信したこともなければ
何か文章を書くということをそれまでやってこなかった自分は

果たして日報に何を書けばいいのか
よく分からないところから始まりました。

悩まされた私は

「そうだ、さっきの社内の自己紹介の件で、勝手に自分一人で勘違いしてた話をそのまま書いてみることにしよう」
となって実際に書いてみたわけです。

↓実際のその日報がこちら

「www」スタンプをもらった この日の日報

リアクションってこんなうれしいんだ

うえの日報をあげたときに、驚いたことがありました。

日報を投稿したあと、みるみるうちに他の人からのリアクションが集まってきたのです。

「なんだなんだ、「www」のスタンプのリアクションがどんどん増えていくじゃないか」
「ぉおおおーうれしい!!!もしかして、これが例の承認欲求ってやつなのか?!」

SNSをこれまでやってこなかった私は、免疫も当然ない状態だったので
みなさんからもらえたリアクションに「わーい!」と一人歓喜しては、舞い上がっていたのをよく覚えています。

このとき、手ごろな壺でも提案されていたら、私はホイッと購入していたことでしょう。

そんなこんなで
自分が何かオリジナルで発信したことに対して
他の人のリアクションをもらえるということの楽しさを
私はこのとき初めて経験したわけです。

この経験はまた、自分にとってとても新鮮に感じました。

ちなみにそのとき着てたダウンジャケットの画像がこちらです。
(いや誰も頼んでねぇよ)

クタクタでオジオジなダウンがそそりますねぇ

何かを書くという「小さなアウトプット」が自分に与えた影響

それからというもの、この毎日日報を書く(なんでもいいから何かを発信する)ということをはじめて、約2年が経ちました。

筆がのる日もあれば、忙しくて簡単に済ませて提出する日もありますが

この「何か考えて書く(アウトプットする・発信する)」という習慣は、自分にとってもなかなかにいい影響を与えてくれていると感じています。

とくに感じた変化は

自分の日常や、目の前に起こったことに対して、より「アンテナを張れるようになった」ということです。

何か発信できることはないか?
何か自分なりにアウトプットできることはないか?

そんなことを念頭に持ちながら日々過ごすことで
物事の見方が少しか変わって見えてきたと感じます。

それまで何気なくスルーしていたことに対しても

「なんでいま自分はそう思ったんだろう?」
「あれ?いま自分すごい笑ったなぁ」

と一歩踏みとどまって、なんでそう思ったのかを考えるクセがついたような感じがします。
(自分は4歳の息子がいるので、目の前の子供の小さな変化に敏感になったというのもあるかもしれませんね)

それが、仕事上にも転じて

これって、もっとこうしたらよくなるのかなぁとか
あの人のこういうところ良いよなぁとか感じれるようになったり…

普段からアウトプットを意識しながら、アンテナを張ることによって、それまで気づけなかった新たな気づきが得られる、という感覚が生まれていった感じがします。

これはこの会社に入って感じた大きな変化でした。

この目の前の起こっていることに対して
「自分なりに考える」そしてそれを「他者に発信してみる」

という一連の動作は、
この会社に入って、特に習慣づいていった動作なのではないかなと感じます。

「自分なりに考えて、それを発信する。
 それが他者にも派生していって、いい影響が広がっていく」

いつもそんなことができるわけではもちろんありませんが

日報でも、仕事でも、普段の生活でも
そんなことができたら、それはとてもステキなことだなぁと感じますし
自分自身の充実にも繋がる話だなぁ、と感じるようになりました。

ペパボの文化や人に影響されて、自分もそのような考え方へと変わっていったというものあるかもしれませんね^^

そんなこんなで
ペパボに入って、何かしら発信しようと頑張ってみることによって
なんだか見え方が少し変わってきた、というお話でした^^

発信してみる、社内だけでなく社外にも

えー、最後にみなさんに重要なお知らせがあります。

ここまで話をしてきましたが
私一つ気付いたことがありました。

私SNSのアカウント1つも持っていません(小声)

「はぁぁぁぁああ!?(*´Д`)」
「なめとんかわれ?最後まで読んだこの時間を返せ!」
「どの口でこの文章書いたんや?」

…すいません。
SNSやったことない人間が、なんか知ったようなことをつらつらと書いてました。

というわけで、私もTwitterを開設してみました
…あ、もうTwitterじゃなくてXですね

金融メガネ男がペパボに入って2年で、発信する楽しさを学んだので
次はSNSにトライしてみようと思います

というわけで以上
ペパボに入って、アウトプットすることの楽しさを教えてもらった
というお話でした~
じゃぁまた!

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