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10分でわかる海外ニュース 2023年11月28日

オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュースを翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
うまくいかないことがある。
意図が伝わらないこともある。
今、伝えたことがねじれて理解されているのだと感じることがある。

なぜそうなった?
どうしてそう感じた?

言葉が足りない。
配慮が足りない。
思いが足りない。

いろんなものが足りない。

では、何か足せばいいのだろうか。
足すと理解してもらえるのだろうか。
意図が伝わるようになるのだろうか。

コミュニケーションでよく言われるエラーの多くは「足りない」のではなく、実は「多すぎる」ことが原因だ。

自分の熱意を受け取ってもらえるという思い込み。
理解してもらえるという甘え。
相手を知っているという勘違い。

本当に理解してもらいたいなら「足すよりも引くこと。」

【金融ニュース】

アジア株は下落に転じ、米国株式先物も下落した。中国の工業利益の伸びが鈍化し、先週の株高後の楽観的な見方が損なわれたためだ。円相場は10カ国・地域(G10)通貨すべてに対して円高となった。

中国株は、国内の工業企業の利益が鈍いペースで増加し、景気回復が依然として不透明であることを示唆するデータから、下落を主導した。ハンセン中国企業指数は1.4%安、CSI300指数は1.2%安で引けた。ベンチマークはオーストラリアと日本でも下落した。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■シンガポールのチャンギ空港、AIセキュリティ・スクリーニングをテスト、時間短縮へ、ST報道

・シンガポールのチャンギ空港が、乗客のセキュリティチェックにかかる時間を半減させる可能性のある人工知能主導のシステムをテストしている、と『ストレーツ・タイムズ』紙が日曜日に報じた。

ターミナル3での試験運用では、AIと機械学習を用いて、搭乗ゲートで機内持ち込み手荷物をチェックするX線装置からの画像を選別・解釈する。これにより、画像処理に必要な時間が短縮され、人為的ミスの可能性も減少すると、同紙は同市の空港運営会社を引用して伝えた。

この新システムは、一部の持ち込み禁止品目にフラグを立てるという点で、人間のセキュリティ・スクリーニング担当者と同等か、それ以上の性能を発揮している、というのが初期段階の結果だという。開発はまだ初期段階にあり、最終的には自動化のレベルを上げることを目標としている。

■外国人観光客が押し寄せる沖縄に自然のテーマパークが誕生

・ユネスコ世界自然遺産に登録された森林を中心とした新しいテーマパークが、2025年に日本の南の島、沖縄にオープンする。

やんばるの亜熱帯マングローブ林のそばにある「ユングリア」と呼ばれる新しい公園には、60ヘクタール(148エーカー)にわたって地元の自然を紹介する数十のアトラクションが設置される予定だ。その中には、気球ツアー、ジップライン、恐竜をテーマにしたエリア、インフィニティ・スパ、屋外レストランなどが含まれる。

■クイーンズランド州、3万ドルの住宅取得補助金を新設

・クィーンズランド州政府は、住宅取得者への補助金を2倍の3万ドルに増額した。

この助成金は、750,000ドル未満の新築住宅を購入または建設する一戸建購入者を対象に、従来の15,000ドルから30,000ドルに増額された。

この助成金の拡大により、助成金の増額が終了し15,000ドルに戻る2025年半ばまでに、約12,000人の購入者が最初の住宅を購入できると見積もられている。

アナスタシア・パラスチュク州首相は、「私は、住宅所有率が上昇し続けることを望んでいる。」と述べた。

【最後に】

各家庭にソーラーパネルをつけようと政府が補助を始め、ソーラーパネルが値上がりしたことからもわかるように業者、業界は追い風を放っておかない。

30,000ドルの補助金が出ることが決まったクィーンズランド州。
果たしてどれだけ家は値上がりするのだろうか。

不動産業界にとってはとてつもなく大きな追い風になるだろう。
しかし、75万ドル未満というのが買い手にとって一つネックになりそうだ。
その値段で買える物件が果たしてどんなものなのか、場所は?建物は?
新築でその値段だとしてキャピタルは狙えるのだろうか、賃料はいくらになるだろうか。
考えるべきことがまだまだ出てきそう。



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