見出し画像

毎朝10分でわかる海外ニュース 2023年5月16日

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。季節の変わり目は雨が多い、そんな印象のゴールドコーストですが、今週に入ってからちょっと天気が崩れがち。
そんなわけで洗濯物がなかなか乾きづらいですが、こんなに続く雨自体が珍しいので子どもたちは傘を差したり、カッパを着たりするのが楽しいらしくちょっとした冒険に出かけるみたいに喜んでいます。
そうやって、なんでも捉え方で良くも悪くもなる、そんなことを今日も教えてもらっています。

【金融ニュース】

株式市場は狭いレンジで推移し、投資家はワシントン州の議員たちが米国のデフォルトを回避するための合意に達することができるかどうかについての明確な情報を待っている状態です。

ジョー・バイデン大統領とケビン・マッカーシー下院議長の会談の前夜、株式は小幅な上昇を見せましたが、両者とも複雑なシグナルを発しています。米連邦準備制度理事会(FRB)の2人の高官は、利上げを一時停止することに賛成であることを示し、ハイテク企業に対する意欲を新たにしました。また、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収(690億ドル)が欧州連合(EU)で承認されたことも、株価上昇に寄与しました。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■アンモニアを電力に利用する日本の計画は、早死にの原因となる公害を増加させる可能性があります。

・電力部門の脱炭素化を目指して石炭火力発電所にアンモニアを混焼させるという日本の計画は、毎年世界中で数百万人の早死にをもたらす別の種類の大気汚染を増加させる可能性があることが、新しい分析で明らかになりました。

エネルギーと大気浄化に関する研究センターの報告書によると、アンモニアの燃焼は二酸化炭素を排出しませんが、PM2.5として知られる微小粒子状物質を放出します。日本のエネルギー転換計画は、アンモニアと水素を混焼することで化石燃料発電所の寿命を延ばすことを目的としていますが、同業他社の多くがより早く再生可能エネルギーに軸足を移す中、批判に直面しています。

・素人的にはアンモニアを燃やすと粒子まではわからないけど匂いが凄そうだとか、そんなレベルの感想を持ったんですが、これだけしっかりニュースに取り上げられるような、人体に影響を及ぼす大気汚染を巻き起こすとは。それほどまでにエネルギー問題というのは深刻化しているんだと、改めて考えさせられる。
トヨタが開発を進めている水素エネルギーの自動車など革新的な技術が生まれるのか、それとも従来のやり方で進めていくしかないのか。

■シカゴの空っぽのオフィスタワーが、金融の中心地としての未来を脅かす

・かつてコモディティの重要な拠点であったシカゴ・ボード・オブ・トレード・ビルはさらに悪化し、金融機関はアポロ・グローバル・マネジメント社に鍵を渡しています。シカゴ川の北側、ミシガン・アベニューにある有名なショッピング街、マグニフィセント・マイルでは、空き店舗が点在し、空室率は過去最高を記録しています。

サンフランシスコのマーケット・ストリートやニューヨークのウォール・ストリートなど、ダウンタウンの空洞化は今、アメリカの都市を憂鬱にさせる特徴である。しかし、米国第3の都市であるシカゴは、世界の主要な金融拠点の1つとしての地位を脅かす独自の課題に直面しています。

セキュリティ会社のKastle Systemsによると、この地域のオフィスへの出勤率はパンデミック前の約半分である。また、シタデルやボーイング社などの大企業が撤退したことで、埋めがたい空白が生まれることになる。

・パンデミック前の半分・・・。
これはいつかもどってくるのか?アメリカも日本のように長いこと”自粛”していたのであれば仕方がないかと思いますが、そうでもないとしたらこれは由々しき問題。
企業側も、大きなオフィスを抱えるよりも自宅で仕事をしてもらって、対面で大切な会議などが必要であれば会議用の場所を借りるなりしたら良いと気がついてしまった。その実用性を考えると大きな事務所やオフィスというのは人を招いたりするには見栄えがいいけど、実務を考えると必要ないと捉える会社が増えても不思議じゃない。

■Amazon、オンラインストアにChatGPT形式の検索を追加予定

Amazon.com Inc.は、ChatGPTスタイルの商品検索をウェブストアに導入することを計画しており、Microsoft Corp.やGoogleが検索エンジンに生成型人工知能を組み込む取り組みに対抗しています。

ブルームバーグ・ニュースが調べた最近の求人情報には、この電子商取引の巨人の野望が表れています。シニア・ソフトウェア開発エンジニアを募集している求人情報には、ユーザーが質問の答えを見つけたり、商品を比較したり、パーソナライズされた提案を受けたりできるように、「対話型の会話体験を備えたAmazon検索の再構築」を目指すと書かれています。

「このビジョンを実現し、すぐにでもお客様にお届けできるよう、アマゾン全体で最高の人材を募集しています」と、同社は先月、求人掲示板に掲載した記事で述べています。

・今回の募集要項に書かれた’これはSearchにとって一世代に一度の変革になる"という一文が意味深で、オンライン販売においてAIのサーチがどれほど活躍するのか?
例えば「90年代に流行ったような黄色の花柄のトップス」とか入力するとそれっぽい商品が出てくるみたいな感じでしょうか。
本や映画などでもおすすめを検索するのに良さそうですが、その精度が試されますね。Amazonの新しい検索AIの登場が楽しみです。

【最後に】

AIのサーチが主流になる一方でオフィスが無用になったり、次の10年の時代の変化が早くなると言われていた通りこれまでの価値観や概念を壊す勢いでいろんなことが変わっていきますね。
そんななか、人間の捉え方、考え方、脳の働きみたいなものはそうは簡単に変わりません。ということで、今日はインスタグラムのライブで「シロクマの実験」をお送りいたします。
お時間のある方、興味のある方ぜひお越しくださいませ。
皆さん、体に気をつけて今日も元気な1日をお過ごしください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?