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自動車をうまく運転するための最低条件が整っていない人が多い

今現在、教習所に通っていて運転が上手にできなくて悩んでいる人、いるのではないだろうか。

「S字が通れない」
「クランクでポールにぶつかっちゃう」
「ハンドルを回すタイミングがわからない」

きっと色んな悩みがあると思う。
そんな悩みを解決してくれる「かも」しれない上手く運転するための最低条件をお伝えする。


運転するための最低条件とは「運転姿勢」

運転においてドライビングポジションは非常に重要だ。
それは運転姿勢を修正しただけで上手く運転ができるようになったという人がいるくらいだ。
見えやすさや操作のしやすさが変わるわけなのだから当然ではある。

しかし、この運転姿勢を取るための座席の調整をなんとなく合わせている人が多いはずだ。
正しいドライビングポジションができていればもっと上手くなるのに…
これは非常にもったいない。

ではさっそく本題に入っていこうと思う。

座席の調節

運転姿勢を正しくするために必須になるのは座席の調節だ。
これができていないと運転のスタート地点にも立てていないと言っても過言ではない。

座席の前後の調節

まず座席の前後の調節だ。


MT車→クラッチペダルを奥まで踏み込んだ時に膝が軽く曲がる程度。
AT車→ブレーキペダルを奥まで踏み込んだ時に膝が軽く曲がる程度。


ここでのポイントを説明する。ポイント以下の通りだ。

  1. 深く腰掛けて座っていること。

  2. ペダルは拇指球あたりで踏むこと。

一つずつ解説する。

  • 深く腰掛けて座っていること。

これは腰掛けるときの位置がズレていると座席の前後がズレるからである。
よって、毎回しっかり深く座ることだ。

  • ペダルは拇指球あたりで踏むこと。

拇指球はこのあたりだ。

踏み方は下の写真のような具合に少し足首が伸びている状態が良い。
※ブレーキペダル


下の写真のように足首が90°に曲がった状態だと足首の動きでブレーキを踏むことになるだろう。膝から足を使って踏むには少し足首が伸びている状態がいいのだ。

またブレーキ操作の際にかかとが床に着かないようにするためである。



座席の高さ調節

続いて座席の高さ調節だ。


  • 自分の正面にボンネットが少し見えるくらいまで上げる。

もしくは

  • 天井と頭の間に拳が一つ入るくらいまで上げる。


「少し見えるってどのくらいだよ!!」って声が聞こえる気がする…

そこで天井と頭の間に拳が一つはいるくらいに合わせてみると大体同じくらいに合わせることができる。

そこまで上がらないんだけど?って人はとりあえず最大限のところまで上げておけば大丈夫だ。

ここで一つ、ポイントがある。
それは
「高さを上げた結果、ペダルが遠くなって踏みにくくなってしまった場合は座席の前後を調整し直す」ということである。

これは背が低い人に多いのだが、高さ調節のせいで前後の調節がズレてしまうことがあるのだ。
もし高さを上げたらペダルが遠くなったという人は座席を前に出し直すことを意識して欲しい。
これは割りとやらな人が多く、運転しにくい状態で運転している人をよく見かけるの注意だ。




背もたれの調節

次は背もたれ(リクライニング)だ。


  • ハンドルを持った時に肘が軽く曲がるくらいにする

下の写真くらいの肘の曲がる具合がいいだろう


このときもポイントがある。それは…

  • 肘が軽く曲がるようにすると大きく仰け反ってしまう場合は
    ある程度肘が曲がっても問題はない
    ということだ。


というのも肘が軽く曲がるくらいと言われると下の写真くらいの曲がり具合をイメージする人も多い。

肘の曲げ具合が足りず、後ろの仰け反っている。

大きく仰け反ると当然視界が悪くなる。
ならば背もたれをしっかりと立ててしまえばいいのだ。


以上が座席の合わせ方だ。


まとめ

座席の調節は下記のとおりだ。

座席の前後の調節

・AT車はブレーキを踏んだ時に軽く膝が曲がるように。
・MT車はクラッチを踏んだ時に膝が軽く曲がるように。

座席の高さの調節

正面にボンネットが少し見えるくらい。
・天井と頭の間に拳一つ入るくらい。

ただし、ペダルに足が届きにくくなった場合は座席の前後を少し前に出す。

背もたれの調節

ハンドルを握った時に肘が軽く曲がるくらい。

これらの運転姿勢を完璧にすればある程度運転の歯やすさが変わってくるはずだ。もし間違った合わせ方をしている人がいれば是非参考にして欲しい。

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