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物語・小説の勉強法 [国語] [現代文]

0. まえがき

 (説明的文章)説明文や論説文は解けるのに、物語文や小説は解けないということはよくあることです。(物語と小説は厳密に言えば違いますが、これについて説明したところであまり意味はありませんので、今回はカットします。また、以後これらをまとめて小説と表現します)

 説明的文章は、書いてあることをそのまま理解できれば問題を解くことができます。それに対し、小説は書いてあることから、書いていないことを読み取らなければ、問題を解くことができません。

 いわゆる「行間を読む」というやつです。

 これは日常生活でも無意識のうちにしています。「空気を読む」というやつです。表情や行動や言動から、相手の考えや気持ちを読みとりますよね。これがうまくできない人は「空気が読めない」人だと言われます。

 よって、「空気が読めない」人は「行間を読めない」人になりやすいです。男の子に比べて女の子のほうが国語ができるのは、こういうところの影響もあると僕は思っています。

 では、「空気が読めない」人は絶対に「行間を読めない」のかというと、そうでもありません。現実世界の人間と小説世界の人間は別物なので、教育によって「行間を読む」ことができる状態を作ることは可能です。

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