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〝殿〟

さぁ今回は自らを犠牲に仲間のために命をかける
男たちのコラム!漫画や映画で頻出の
胸熱感動展開待ったなし!です

〝殿〟って言葉をご存知ですか?
メンバーのフジタは全然知らなかったですが。
〝との〟って言ってました笑
とのって書いて〝しんがり〟です。

軍隊の退却時、敵の追撃を受ける際に
最後尾で攻撃を防ぐことを指します。
要は命を張って先陣の仲間たちを逃す
囮でもあり敵にとっての障壁・足止め的役割でもあります

実は僕もキングダムを学生時代に読むまでは
この言葉を知りませんでした。
キングダムはと言うと(説明いらないと思いますが)
春秋戦国時代、覇を争う
国々の戦乱をベースに主人公信がさまざまな
人間との出会いを通して成長し、
やがて天下の大将軍へと昇り詰める
王道サクセスストーリーです。
戦となれば軍師によって
さまざまな戦法・兵法が繰り出され
決まって窮地にはこの〝殿〟が役立ちます。

この殿は本当に泣けるシーンが多いのです。
漫画において自らの危険を顧みず
仲間を助ける(及び逃す)ようなキャラは
本当に男前で格好良いですよね。
少年誌で言うとONE PIECEのボンちゃんみたいに
かつて戦った敵が味方となり助けてくれる
なんて展開も胸熱です。

ボンちゃんに関しては
マゼランのときもだから計2回!
ルフィのピンチを助けている男前!

最近だとジンベエがビッグマム海賊団の
追随を防ぎ麦わらの一味をホールケーキアイランドから
脱出させるためにこの〝殿〟に一役買いましたね

殿をするキャラは男気しかない。

緊急を要しながらも逼迫した事態で
覚悟を見せるキャラの強さ、
これに読者は手に汗握りますよね
誰かの為に・未来の為に・何かの為に
命を賭す。そしてそれに値するものを護る。
無償の愛ならぬ無償の覚悟といいますか
見返りのない勇気に鳥肌さえ立ちますね。

映画でもこういう展開が大好きです。
スター・ウォーズのスピンオフストーリーに
ローグ・ワンという作品があります

SWの中で一番面白いです。

大河ドラマであるSWのエピソード3と4の
間に位置付けられているスピンオフの
ストーリーですがこれ侮ることなかれ。
ぼく個人としては他の
123456(789)(他スピンオフ・ドラマ)を含めても
このローグ・ワンこそが一番好きなのです。
エピソード4は惑星をいとも簡単にぶっ壊す
〝デススター〟と呼ばれる兵器が登場するのですが
その設計図を手に入れたレイア姫やら
ルーク御一行やらがそれを破壊する、
というところまでが大まかな話の筋。

ちょっと待て、帝国と呼ばれる強大な敵の
超強い設計図、そもそもどうやって手に入れたん?
という長年のファンの疑問を解消してくれるのが
ローグ・ワン。
SWといえばお馴染みのテーマソングとともに
まずは冒頭黄色い文字が流れ大まかなあらすじが
文章だけで語られていきます。
エピソード4の冒頭で設計図を手に入れたとだけあり
エピソード3にはダースベイダー爆誕までしか
描かれてないのでおいおいおい、この設計図
どうやったらこんな強くて恐ろしい
帝国軍の目をかいくぐって
手に入れられるんだよとなるわけです。
そんなうっすらと出された情報を
壮大かつど迫力のスケールで映画化したのが
スターウォーズストーリー!!!
〝ローグ・ワン〟なのです!!!(何回言うねん)

EP4〝新たなる希望〟前夜、
実はその裏にはとんでもないドラマがあったのです。
ならず者(ローグ)たちが一つ(ワン)になって
紡いでいく命の物語なのでした。
もちろんエピソード4以降でローグワンのメンバーは
正史に出てきません。なぜか。
それは先に述べた〝殿〟のように自らの命を賭して
未来の希望に紡いだからです。
彼らはデススターの設計図を手に入れ
そのデータを送信し、自らは帝国軍の
デススターの攻撃で命を落とします。
未来に希望を託し死んでいくのです。
もうこの滅びの美学というか、命のリレーというか
登場人物一人一人に魅了され
命懸けの戦いに感動するのです。
しかもどいつもこいつも一癖も二癖もある
ならず者なんだから余計そのギャップにやられます。
めちゃくちゃ内容喋ってますが
でも見る価値しかない、それがローグワン。
是非ともスターウォーズ知らない人は
新たなる希望とローグワンだけでも見てくださいよ。

歴史の表舞台に消されながら
実はたくさんの人間たちの血と汗と涙で
今日が作られているみたいな
お話がたまらなく好きですね。
というか現実の僕ら自体がその積み重ねで
今日まで人間を続けられているわけですが。
ちなみに史実がうっすらとしか
残されていないような小さな歴史を
壮大に描く作品といえばのぼうの城とかいいですよ。

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