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亀戸お遊び組第10話「酒蔵見学」の思い出(たろちん視点)

こんにちは、すいぞー君殺害事件の主犯です。
亀戸お遊び組第10話「酒蔵見学」が公開されましたね。

私も膵臓くんが生きていたころは数々の酒を飲んできましたが、歴代の酒盛りの中でも強烈な印象を残しているのがこの酒蔵見学という名の無限飲みです。あのころは楽しかったね……。


酒飲みの間で有名な清龍酒造の「飲み放題付き」蔵元見学

これ元々はねとらぼの連載「ルーツレポ」の取材として参加したものでした。一部で有名な埼玉にある清龍酒造の蔵元見学ツアー。ただ酒蔵を見るだけじゃなく「そこで作られた酒を宴会形式でおそろしい量飲める」というのが名物になっており、取材も何もない、「めちゃくちゃ酒が飲みたい」という一心で仲間を誘って参加しました。

細かいことは上記記事を読んでいただければと思いますが、主催している社長もリピーター多数の参加者も酒好きのオーラがビンビン出ていて、めちゃくちゃピースフルな空間だったのが印象的です。みんなすごいニコニコしてた。ウッドストックフェスとかあんな感じだったんじゃないか。

そういえばリピーターの人は見学が終わるまで外で待っててもいいっていう身もふたもないシステムもあった気がします。参加者の120%が酒蔵の見学ではなくその後の宴会目当てに来ている。酒蔵見学としても普通に面白かった記憶があるんですが、「このあとめちゃくちゃ飲める」という高揚感で感情にブーストがかかりまくっていた可能性も否定はできません。

この世の天国のような大宴会

宴会場にいくと既に席に大量のつまみと飲み比べ用のグラスが並べられていてテンションが上がります。当時の写真が残ってました。

酒飲みならこの写真だけでワクワク感が伝わるでしょう。宴が始まると怒涛の勢いで「次は○○のお酒です!」と新たな日本酒が席に運ばれてきます。勢いに押されてどうしたってペースが早くなる。酔いが回ってきたあたりで、エビの踊り食いみたいな出し物的なつまみも出てきて否が応でもひと盛り上がりしてしまう。

しかも会場では生バンドが全年代が楽しめる適度なポップスや歌謡曲などを演奏して場をポカポカにあたためており、陽気な酔っ払いを製造する環境が完全にできあがっています。隣の友人も、周りの知らん人もみんなが笑っている。いつの間にか僕も笑っている。何だかわからんが楽しい。

こうして気が付くと会場全員で肩を組んで、今初めて聞かされたばかりの清龍酒造オリジナルソングを熱唱しているわけです。世界平和は清龍酒造にあった。

ルーツのこの再現がマジで写真そのものって感じで笑いました。あの異様な一体感は人生でも他に例がないかもしれない。僕の葬式はぜひ清龍酒造形式でやってほしいです。

長谷川カオナシさんと初対面した日

酒造見学は昼からなので夕方前くらいには無事おしまいの酔っ払いが完成していました。そのとき、以前から亀戸組界隈に興味を示しているとうわさになっていた長谷川カオナシさんが今まさにしんすけさんらと飲んでいるとの情報が入りました。酔っ払いたちが「なめてんじゃねえぞおらぁ!」と言って急行したのは言うまでもありません。

元々ルーツはカオナシさんのラジオにゲスト出演したことがあり、普通にクリープハイプのファンだった僕はずっと「いいなー」と言っていました。飲みに合流する前、まおが「サインお願いできるかな」と言ってサイン色紙を買いに行ったので、「なんて図々しいやつなんだ。絶対俺も欲しい」と言って僕も便乗してサインもらいました。あの日、酒蔵見学してなくて泥酔した勢いとまおがいなければできなかった。運命に感謝。

今も飾ってます

なんかビアガーデンで飲んだ記憶はあるんですが、おしまいの酔っ払いだったのでほぼ何も覚えてません。テンションの力のみで動いていた悲しき泥酔マシーンは帰りの電車に乗り込んだ途端に活動を停止し、15分くらいで帰れるところを2時間くらい寝過ごし、約4年半後に膵臓を失いました。でも本当に楽しかったんだ、あの日。

次回の『亀戸お遊び組』は5月16日更新、第11話「しんすけ家撮影会」です。コミックス2巻も6月17日発売予定ですのでぜひどうぞ。

以下、1つだけマシュマロ返信です。実質メンバーシップ向け。

(マシュマロ)亀戸お遊び組の色紙が当選し、ルーツ先生直筆のたろちん国王のご尊顔(美少女の姿)をいつでも拝めるようになりました

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