4連休を錬成したので、かましてきた。ソーシャルからディスタンスを取りまくって、日本語を忘れそうな旅に仕上がった。

4連休どこに行けばいいかTwitterに投げてみたらいろんなリプが来て嬉しくなったので、その中からできる限りのところに行ってみようと思った。
手始めに、福井。

申し訳ないが福井に対してはいつかメガネオーダーしてみたいなってことしか思ったことがなく、ほとんど印象になかった。

しかし、オススメされた大本山永平寺は最高にクールだった。

約4時間車を走らせてたどり着いた永平寺は、まさに聖域といった雰囲気。これはアンダーの民として撮影が捗りそうだと気合を入れて拝観。

その前に拝観にあたっての注意事項を入山6ヶ月の修行僧さんから受けた。

それによると修行僧にカメラを向けてはいけないとのこと。合点承知と逸る気持ちを抑えつつ乗り込んだ。

「おごそか…」と口に出して言いたくなるほど厳かだった。
この調子でどんどん行くぞ！と張り切って辺りを見渡すと、僧、僧、僧、僧。
至るところに修行僧が犇いている…！！

ポケモン金銀でやまおとこのタロウがマリルの大量発生を教えてくれた時くらい、頭を丸めた者たちでいっぱいだった。

どうやら総出でお掃除をするタイミングだったようだ。

石を投げればどころかカメラを向ければ坊主が写る状態。

おまけに悪天候のために持ってきた傘とビニール袋に入れて持ち歩くように言われたサンダルで、左手が埋まって撮りづらいことこの上ない。

いったん落ち着こう。そう思った。

撮影のハードルが高い。

しかもそんな時に限って連れてきたのがマニュアルでフォーカスを合わせなければならないマクロプラナーというからもう。

助けてXF90mm…！！と何度心の中で祈ったことか。

とはいえ流石の描写でワクワクしたのは確か。

次はもっと両手に余裕を持たせたうえで、しっかり構えて撮りたい。

大きい建物はそれだけでそそられる。

窓はついついシルエットで撮りたくなる(坊主を避けるために壁の方を向いていたわけでは、決してない)

アンダーの民なので暗めに撮る。後で撮った写真を見返して露出を上げてみてお坊さんが写っていて虚無顔に何度もなった。暗闇から坊主が浮かび上がるたびにまたか…と頭を抱えた。

ヤケになって蓮の葉を連写していた。

まさか坊主もスパイダーマンよろしく天井には張り付いておるまい、と「傘松閣」の天井画を。230枚もの絵は首が痛くなるほどだった。

悪戦苦闘しつつこの日のベストがまさかのスリッパ。

リベンジしなきゃな…と思った福井の初戦。

大雨もあって、この日は永平寺のみ。だららんぽという感じではない。

撮影は敗北したが、最高の居酒屋を見つけてしまったから全てチャラ。それどころかお釣りが来た。

こちらの「かっぱ」さんに来られただけで福井に180点差し上げるレベル。次は仲の良い友人たちと来てワイワイやりたい。

と、こんな感じで初日の夜は更けていった…。2日目もガンガン動き回るぞ！

あっ…