ここでいう「キャー」とは、歓声の「キャー」である。悲鳴のキャーではない。ちなみにいうと悲鳴のキャーもわからない。どちらかというと「ウォア……」派である。

憧れの対象が出てくると、特に女性などが発する歓声としておなじみのこの「キャー」。そんなん出る？？？と思ってしまう今日この頃である。
ジャニーズなんかのテレビ出演を見ると必ずキャーの声は入っている。

私は憧れの対象が視界に入ってくると、声も出ない。出るなら「ヒッ」と喉の奥で鳴ってる音くらいである。キャーが言えるだけ余裕があるし、涙が出るだけ自分の感情にも気づいている。大変良いことである。私にはそれができない。人間行動を忘れて硬直してしまうのだ。そして絞り出す言葉が「こんにちは」ただひとつなのである……

思い出すのが、俳優の松岡茉優さんがモーニング娘。（当時'14）の鞘師里保さんに、ある番組でサプライズ登場されたときのリアクション。まさにあのまんまである。「！？！！？」となり、息ができなくなるので結果逃げてしまうのだ。あと泣いちゃう。

（絶対にあるはずがないのだが、もしもの話である）もしも斎藤宏介氏（UNISON SQUARE GARDEN／XIIX）が背後から登場してきて、こちらを認識し、声をかけてくるなどを考えたら本当に恐ろしい。生きて帰れるかどうかわからない。その場で私の生命活動が停止することもありうる。奇跡的に発声・発語することができたとしても、それはそれは支離滅裂であろう……キャーどころではない。

平静を保てるマンうらやまC〜〜