【感想:ネタバレ有】遊戯王

昔からフィクション作品がずっと好きだったけど、人にオススメは?って聞かれて上手くプレゼンできた試しがない。なので自分の整理の意味を込めて、好きな作品について徒然なるままに。

遊戯王から始めた理由は、初めて買ってもらった漫画だったから。昔はよく病院に連れてかれていて、今思うとめっちゃ病院嫌いだった俺を親がなんとか連れ出す口実だった気がする。あと、遊戯王は漫画が好きなのであって、のちのアニメとかは語れるほどではない。

閑話休題。話の流れは、ゲーム好きな主人公遊戯に古代エジプトの王が、もうひとりのボクとして取り憑きながらムカつく奴らを倒していくというものである。そして皆さんご存知、ジャンプ漫画の三大原則の中でも、本作は友情にフォーカスを当てている。主人公の遊戯とサブ主人公の城之内君のはじめの文字を取るとゆうじょうになることからもそれは明らかだ。

加えて、強さ=優しさっていうのも、メッセージな気がする。主人公の遊戯は、もうひとりのボクに比べて気が弱いものの、友達や相手を気づかう優しさを持っている。時には殴られながらも友を庇い、時には命を落とそうとしているライバルを泣きながらも止める。そしていつも強気なもうひとりのボクはそんな遊戯の優しさを強さとしてリスペクトしている。城之内君もそうだ。元々不良だった彼だが、そんな遊戯に惹かれて友達になっていく。そして、彼も時にはバカ野郎と遊戯を叱咤し、時には孤独なお姉さんを仲間として受け入れて、そしていつも大切な人の為に強大な敵に立ち向かう強さと優しさを兼ね備えている。

っていうか、ぶっちゃけると城之内君がまじで男前というかナイスガイでカッコ良すぎる。14巻の終わりとか無言のガッツポーズが何度見ても胸が熱くなるね。そして、遊戯とのさりげないやりとりも男の友情って感じでチョーカッチョいい。最終決戦前に、遊戯がボクが戦うよと言った時にニッと笑って送り出すあたりとかまじで。こんな男になりたいと思いはや20年。僕はなにをしているんでしょう笑

主人公2人とサブ主人公だけで、こんなに文字使ったけど、他の仲間とか対戦相手とかかっこいいモンスター達。そしてその中でも1番かっこいいブルーアイズホワイトドラゴンを使う海馬君とか他のキャラもみんないい。敵だったキャラと共闘したときにそのキャラが格を落とさない辺りも最高。

こんな最高な作品が俺の初めてでホントに良かったなあと。あと、もし読んでない人がいたらカードとか子供っぽいと言わずぜひ手にとってみて下さい。

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